eラーニングコンテンツ

AmazonのKindle用の電子ブックをどうやって出版するかを調べてみましたが、驚くほど簡単です。Digital Text Platform(https://dtp.amazon.com/mn/signin)からAmazon.comのアカウントでログインして、4つのステップで、データを入力していけば、電子書籍を出版できるようです。ISBNが必要ですので、個人向けではなく、出版社(それも小規模な出版社向け)ではないかと思います。

  • Web上から手続きが完了する。
  • amazon.comのアカウントがあれば良い。
  • Web上から、売り上げの状況を確認できる。
  • 電子書籍のフォーマットには自動変換してもらえる。
  • 売り上げの35%~70%を、もらうことができる。

著作権料として70%を得るための条件

  • 売上高から配信コストを差し引いた額の70%である。(販売額の70%ではないので注意。)
  • 販売価格2.99ドル以上9.99ドル以下であること。
  • デジタル版の販売価格はあらゆる印刷版の価格の80%以下の価格でなければならない。
  • 著者、出版社が出版の権利を有するすべての国と地域で販売が必要。
  • テキスト読み上げ機能をサポートするなどKindleストアが要求する仕様を満たすこと。
  • Amazonでの販売価格が競合書店の中で最安値になるようにする(Amazonが価格設定の自動化ツールを提供する)
  • 著者が著作権を持っていること。権利が消失したパブリックドメインのコンテンツは不可。
    出典:http://www.techcrunch.com/2010/01/20/amazon-royalty-kindle-dtp/

Digital Text Platformで出版する手順

4つの手順で書籍を出版することが出来ます。

▲ログイン画面、Amazon.comのアカウントでログインできます。

Digital Text Platform(https://dtp.amazon.com/mn/signin)にアクセスします。

とくに利用規約が出てくるわけでもなく、そのまま、Amazon.comのアカウントでログインできます。面倒な紙による手続きが不要なだけではなく、こうしてアカウントが共通で利用できてしまうのも、ちょっとしたことですが、大きく参加のハードルを下げているように思います。

▲最初にアイテム(書籍)を追加します。

「BOOK」ではなく「Item」になっています。ここでアイテムを追加していきいます。1点づつ追加していく方法です。数万点出版しているような出版社が、このように、1点づつアitemを追加するとは思えないので、APIが公開されて、大規模向けには、違う方法が提供されると考えられます。

このDigital Text Platformは、小規模出版社、大学付属の出版社、個人事業、作家などが利用することを想定しているのではないかと思います。全部の作家が直接、書籍を作って販売することになるとは考えにくいものの、ここから、出版社を通さない、ベストセラー作家がデビューする可能性はありますね。

▲第1ステップ。書籍の基本情報を入力します

最低限必要な項目がうまく整理されています。書籍の表紙も、この基本情報のページから入力するようになっています。

▲第2ステップ。書籍の販売地域、販売活動の条件を設定します。

全世界から、このDigital Text Platformで電子書籍が発行されるようになった場合は、各地、各国、各言語で、違う設定が出来るようになるのではないかと考えられます。販売する地域(国)を指定は、上記の画面から簡単に可能。

▲第3ステップ。書籍のデータをアップします。

書籍のデータのアップ画面です。Kindleの弱点として、写真(モノクロでしか表示できない)、図表がうまく表示されない、図表が省略されている、などの短所があります。電子データからいかに精度の高い変換をできるようになるのか、今後の展開が楽しみ。

▲第4ステップ。書籍の販売価格を設定します。

Amazon DTP が多言語対応。ついに世界中から自費出版可能に!

1/15に英語のほか、フランス語ドイツ語による電子書籍の製作をサポートすることを表明。また、アメリカ国外の著者や出版社も Amazon DTP で作成した Kindle Store で販売することができるようになるようです。

これまでは社会保障番号(SSN)、連邦納税者識別番号(TIN)、米国法人番号(EIN) のいずれかが必要である上に、米国の銀行口座を持たなければなりませんでした。この大きな制約がとうとう撤廃されたのです。

さらに、その他の言語のサポートも数ヶ月以内に追加されるようです。追加される予定の言語に日本語は明記されていませんが、Kindle で読める日本語の本を誰もが出版・販売できるようになる世界がまた一歩近づいてきました。

  • 自費出版する作品に DRM を付与する/しないの設定が作品単位でできるようになった。
  • 著者が作品に設定できる価格が、電子書籍の希望小売価格の下限または、紙の本の希望小売価格の下限を下回ってはならない、という制約が追加された。
  • 電子書籍に設定できる価格の下限は、3MB-10MB のファイルサイズのものは $1.99、10MBを越えるものについては $2.99 に定められた。(これまでは一律で $0.99 でした。)

http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/20100116/1263583413 より。

価格の設定画面です。価格を入力する欄は、1つだけです。今後、マルチカレンシー(多くの通貨)で、それぞれに価格が設定できるようになるのか、ドルベースで指定しておけば、各通貨には、自動的にレート設定がされるようになるのか不明。地域限定で販売できるようにするのであれば、現地通貨での設定ができるようになることが今後は、求められると考えられます。

現在、Amazonの電子書籍は、英語(アルファベット)しか対応していませんが、近い将来、日本語にも対応してくることでしょう。(現在発売をしている、60カ国の言葉すべてに対応してくることは、容易に想像ができます。)

書籍を出版する手続きが、下記のように4つの手順で完了するのであれば、多くの出版社、個人事業者が、本の電子出版を行うのではないかと思います。ベストセラーや一般書籍のように、紙で印刷されるもの以外の対象がごく限られた研究書、専門書、研修用テキスト、コミケで販売されるような自費出版本など少量多品種印刷されるようなものが、電子出版で発行される可能性もでてきます。

Amazonでの売り上げが、ロングテール化していることが話題になったことがありましたが、電子書籍では、より容易に商品の販売ができ、在庫コストが発生しないことから、電子書籍が盛んになることも考えられます。

eラーニングは、PCを使った学習方法ですが、画面でアニメーションが動いたり、音声が出ることがeラーニングではありません。いつでも、どこにいても最高の学びができるようにすることが、私たちの使命です。そのためには、従来のように、少量で流通が難しかったテキストが、電子ブックとして販売できるのであれば、このAmazonの流通網をうまく活用し、電子ブックもeラーニング用のアイテムの1つとして利活用すべきではないかと考えています。

私たちは、eラーニングシステム SmartBrainを発売して、iPhone以外のスマートフォン対応をすすめていますが、電子書籍との組み合わせについても、どんどん研究開発、活用方法の模索を続けたいと考えています。

Webサイトでの情報提供の重要性を考え、Webに積極的に情報を開示してまいりましたが、印刷時に、サイト右側のバナーが表示されたり、うまく印刷されないので、印刷専用ページを用意して欲しいとのご要望をいただきました。

そこで、株式会社キバンインターナショナルで運営している全サイトに、印刷専用のボタンを設けましたので、お知らせいたします。印刷は、文末のプリンターボタンを押すことで、印刷専用の画面が表示されます。印刷専用画面より、印刷をしてご利用いただければ幸いです。

▲Webサイトの全ページに印刷専用ボタンが追加されました。

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株式会社キバンインターナショナルで運営している全サイト一覧
eラーニング専門企業キバンインターナショナルS_SmartBrain PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。a_PPT2Flash Professional パワーポイントファイルをFlashに変換。簡単SCORM対応の教材作成ツールb_QuizCreator 簡単操作でSCORM対応のeラーニングテスト問題作成ツール。 プログラミング不要で9種類のテスト作成可能c_DemoCreator SCORM対応動画キャプチャツール。PCの操作手順を簡単記録し、eラーニング教材に!d_WebVideo Author SCORM対応Flashビデオ(FLV)作成ツール。ビデオ教材簡単作成ソフトe_PPT2Mobile モバイル・ゲーム機・デジタルサイネージ用動画作成ツール。パワーポイントファイルをビデオファイルに変換f_LectureMAKER プロフェッショナルユースの高機能・SCORM対応eラーニング教材作成ソフトv_VeritasAcademy_bunpou 社会人のためのやり直し英語講座です。英文法を完全復習して英語力アップを。0_OnlineSeminer eラーニングのことをeラーニングで学ぼう!eラーニングシステム、教材作成ソフト(オーサリングツール)、教材をオンラインセミナーで伝授。eラーニングblog eラーニング専門企業の株式会社キバンインターナショナルのスタッフがお送りするeラーニング最新事情、eラーニングに関する情報をBlogで皆様に紹介します。月50本程度の情報発信を行っています。

シャープ、学習機能が大幅にアップしたカラー電子辞書「Brain」新モデル

新モデルは、動画コンテンツと学習アプリケーションの充実によって、「引く」ための電子辞書というだけでなく、「学ぶ」ための電子辞書という面が強化された製品。収録されている動画コンテンツは、約100本となっており、さらに、ブレーン専用サイト「ブレーンライブラリー」からも追加購入することが可能だ。同サイトでは、「代々木ゼミナール」や「ベリタス・アカデミー」などの講師による授業といったコンテンツも用意される予定。

シャープが、動画コンテンツを再生することのできる電子辞書「PW-AC910」「PW-GC610」を発表した。この辞書のコンテンツとして、ベリタスアカデミーの授業が提供されるそうだ。ベリタスアカデミーは、ネット予備校として塾向けに動画授業を配信していたが、昨年末から社会人を対象とした英語講座「英文法.com」のサービスも始まっている。より多くの端末に対応することで、場所や時間の制約を受けずに学習を進められるようになってうれしく思う。

ポートサイドステーション大晦日特番「誰が電子書籍を読むのか」という対談が、Ustreamを利用して中継されており、18時ごろから閲覧した。興味ある分野なので、メモを取った内容を、無編集ですが、記録として残します。内容は完全に私個人のメモですので、発言者の主旨を完全に反映出来ていない可能性があることを十分ご理解いただきますよう、お願いいたします。大晦日にもかかわらず、このようなすばらしいイベントを企画、出演してくださったスタッフの皆さんに感謝・感謝です。

http://portside-yokohama.jp/ より

下が中継中の様子。左から和田昌樹さん、 高木利弘さん、浜崎克司,さん、木村さん(らしい)。非常にためになる番組であったが、30名程度の閲覧者であることが、何よりも残念。前半を見損ねたのも残念。


▲放送された様子が、オンデマンド(あとでも見ることができるようになっていました)ので埋め込んでおきます。(2010/01/03追記)

  • 電子書籍市場。7年間で46倍の市場。500億弱。書籍は、1兆円市場。電子書籍は、全体の5%になっている。
  • 電子書籍は、携帯電話での利用がすごく伸びている。パケ放題、携帯の高機能化、通信速度の高速化、液晶の大型化などが影響していると考えられる。
  • 電子書籍=電子コミックの状態。書籍、写真集は、のびていない。
  • 実用書は、電子書籍では厳しい。パソコンの場合は、課金の問題もあるので普及が進まない。
  • 電子書籍は、日本の再販制度、書籍の流通制度を、変える可能性がある。日本独自の制度が変化するきっかけになるかもしれない。
  • AmazonのKindle用の書籍が、クリスマスシーズンで、紙の書籍より、電子書籍の売り上げが超えている。
  • Sony Readerの前にSonyがLIBRIeで失敗したのは、パソコンが必須でメモリースティックで移動させる面倒さ。電子書籍リーダーそのものに、通信機能が必要。
    参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/01/news004.html
    参考:http://www.sony.jp/products/Consumer/LIBRIE/
  • ソニーに対して、アップルは、どのような方法で、電子ブックを出してくるのか予想。議論が盛り上がる。本好きは、バッテリーの持続性も大切だけれども、電子ブックリーダーの質感、ディスプレイの性能が大事。快適性が大事。
  • パブリッシャー=出版社?ソフトウェア・パブリッシャー、・ゲーム・パブリッシャー。最適な方法で、ユーザーに届ける業務は、すべてパブリッシャーではないか。出版社=パブリッシャーと狭く考えない方が良い。
  • すでに書籍の多様化が起こっている。きちんと現状を認識してから議論を広げる方法に感心。非常に参考になる。
  • iPhone、Appleタブレットなど、アップルが書籍に与える影響は大きい。ただしプログラマーが介在しなければならないのが一般化の上で問題。
  • Amazonの電子書籍の出版方法が中抜きになる。出版社なしで、作家がそのまま出版社を通さず、電子書籍を作成、35%を得るという衝撃の状況が生まれる。参考:kindle向け電子書籍を出版する方法http://blog.elearning.co.jp/?p=3703
  • アメリカと日本では、作家とパブリッシャ-の契約の仕方が異なる。
  • 出版社は、電子書籍をするためにも、DTPのデータをきちんと管理できていない。今後の課題。DTPデータの管理+権利関係の管理が必要。
  • 出版の世界では、POSデータの管理や、ダイレクトセールの仕組みが遅れており、課題。
  • チャネル(流通)を押さえた人が、大きな取り分を取るのは歴史的な事実。
  • 重要な情報は、紙に蓄積されていたものが、紙と電子データになってきている。電子化は、Googleの影響。紙の流通にはAmazonが大きな影響を与えた。Amazonは、紙と電子データの両方に影響を与え始めている。
  • Google bookは、江戸時代の黒船と同じ。アメリカでは裁判の結果がでており、裁判の結果に同意するかどうかの段階に来ている。Google bookの電子化は、期日までに、意義を申し立てなければ同意したと見なされる。意義を申し立てをすれば、電子データは削除される。日本、フランスでは、大きな反対が起こった。
  • 電子書籍は、誰をターゲットとするのかを中心に議論が進む。
  • 電子化=データの蓄積には有効。読むという行為に対しては、卓越したものを提供するかどうかは、分けて議論すべき。
  • 実用書、教科書、学習参考書、辞書などが電子化されると、地方の書店が大きなダメージを受け、壊滅状態となるだろう。生き残れる書店は、限られる。
  • Kindle(電子書籍)にリプレイスされないのは、文芸書。電子書籍は、リファレンス(辞書類)で強い。
  • 出版社は、棚を押さえることが重要な役目であったが、出版点数が多く、現在は、新刊書籍しか並べられない。いま、出版社で、この悪い状況に、きちんと手を打てているところは、皆無。
  • グーテンベルク以来500年以上の書籍の歴史が変わるには、時間がかかる。ビジネスモデルだけでは解決しない。
  • 職業作家という職業が壊滅状態。電子化によって、その問題は解決されない。新潮文庫を電子化したときの印税は、21円。
    だれが「本」を殺すのか〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
  • 電子コミックの売れ筋=ボーイズラブ(美男子同士の恋愛?)レジで並ぶのに抵抗があるもの。家に置いておきづらい書籍が人気がある。腐女子と言われる人たちに人気。電子コミックの売れ筋のもう1つの売れ筋は、ティーンズラブ=H系。レジで買いづらいものが人気。
  • 人気の電子書籍(ケータイ小説)を紙で出版すれば、 書籍としても成功することが事例として紹介された。
  • 期待されるのは、kindleではなく、Appleタブレット?アップルのような新しいエクスペリエンス(経験)を提供する会社が変化を起こすのではないか。
  • 日本の高い技術、ゲームコンテンツ技術などが、電子ブックにも活かされることを期待。マンガ、アニメ、ゲームのノウハウを活かせば、日本も、電子ブックの分野でリーダーシップを発揮できるだろう。
  • 電子書籍により、日本以外の人にもリーチできるのは、確かに電子書籍のメリット。電子書籍は、新しいフロンティア
  • 出版社がダイレクトマーケティング、ダイレクトセールができるようになるかどうかが、今後の盛衰を分ける。

追記:参加された方の紹介が追加されたようです。(2010/01/04 17:20追記)
http://portside-yokohama.jp/headlines/stream09123.html

▼千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
スタジオの詳細・活動記録はfacebookファンページに公開していますので、ぜひご覧下さい。
http://facebook.com/pandastudio.tv

eラーニング試験問題作成ツールQuizCreatorhttp://quizcreator.jp)の使い方を説明したオンラインセミナー(ウェビナー)を公開します。QuizCreatorのオンラインマニュアルも公開していますが、オンラインセミナーで短時間で、QuizCreatorの概要を理解することが出来ます。

eラーニング試験問題作成ツールQuizCreatorで作成したオンラインテストは、eラーニングシステム SmartBrainを利用して、成績・進捗を管理することができます。オンラインで登録して即利用できますし、20ユーザー(学習者20名まで)無料で利用することができます。

ここ数日で、Ustreamの初心者向け使い方をご紹介いたました。インターネットを活用した生放送配信サービスは、Ustream以外にもまだまだあります。今回は使用方法までは触れませんが、その他いくつかのサービスの特徴などを取り上げてみたいと思います。

Qik

iPhoneで生放送できるアプリで、Ustreamの他にも、Qikというものがあります。

Qik

QikのiPhoneアプリ起動画面

Qikは、パブリックベータサービスが2008年7月21日に始まったサービスで、Ustreamの後発サービスにあたります。ただ、調べてみたのですがこのサービスで出していたiPhoneアプリは、当初アップルの審査に通らず、Jailbreakアプリ(iPhoneを非公式な方法でロックを解除してアプリをインストールすることです。やらないことを強くおすすめします)として公開してサービスを続けていたそうですが、現在では、アップルの審査が通り、JailBreakする事無くApp Storeでダウンロードする事が出来ます。iPhoneアプリの他にも、Windows Mobileアプリ版も公開しているようです。(参考:利用可能デバイスリスト)

実際に使用してみましたが、タイムラグは3秒程度で、Ustreamとほぼ変わりはありません。ただ、こちらはQikは携帯電話からの配信に特化しているようで、携帯端末搭載のGPSデータをQikサービスのサーバに送信して、場所を保存することができます。後で地図で確認できるようです。

また、インターフェースも、配信を”Private”にボタン1つで出来たりとQikの方が一枚上かもしれません。ただし、Ustreamのように”Poll”機能は搭載されていません。

SoftBankのX01HTも対応しているようですので、携帯電話からの配信では、UstreamよりもQikの方が向いているのかもしれません。

参考記事:
http://jp.techcrunch.com/archives/20080813qik-enables-live-video-streaming-from-3g-iphone/
http://jp.techcrunch.com/archives/20091223qik-iphone-app-2/

ニコニコ生放送

ニコニコ動画はみなさんもご存知ではないかと思います。日本の株式会社ニワンゴが運営する動画共有サイトで、もはや日本における動画共有サイトの代名詞かもしれません。ニコニコ生放送とは、このニコニコ動画の派生サービスで始まったものです。

ニコニコ動画は、投稿動画にコメントを付けることができるのですが、ニコニコ生放送では生放送にリアルタイムでコメントを付けることが出来ます。

ニコニコ生放送トップ画面

ニコニコ生放送の特筆すべき点としては、視聴者アンケート機能が比較的充実している点です。

ニコニコ生放送で生放送するには、プレミアム会員(月額525円)に登録しないと出来ません。私はプレミアム会員制度開始時から既にプレミアム会員でしたので、今回実際にテストで生放送してみました。

ニコニコ生放送では、例えばこのような感じで生放送時にアンケートを採ることが出来ます。Ustreamよりも高機能です。

英語を勉強するために何をしていますか?という簡単なアンケートを採ってみました

英語を勉強するために何をしていますか?という簡単なアンケートを採ってみました

テスト放送にかかわらず、結構見ている人が多かったので、視聴者の皆さん向けに、「英語を勉強するために何をしていますか?」という簡単なアンケートを採ってみました。

結果は、

アンケート結果。このようにすぐに出すことが出来ます。

となりました。iPodで音声を聞く人と参考書を読んだり解いたりする人が大体いるようで、その一方「何もしていない」人が46.2%もいました・・・。(今回は母集団が分からないので、どうにも言えないのですが・・・)

ニコニコ生放送は、「運営生放送」と「ユーザー生放送」で分かれており、「運営生放送」はニコニコ生放送運営側で企画・運営している生放送番組です。そして「ユーザー生放送」が、私たちが使える生放送です。

ユーザー生放送は、最大1500番組と枠数が決まっており、この枠を超えると生放送は出来ません時間帯によっては混雑し、生放送できなくなるときがあります。また、一回の放送は30分と決まっていて、30分を超えると自動で放送終了となります。ここがUstreamとの大きな違いです。ですが、あらかじめ放送枠を予約する事も出来ます。1枠(30分)につき500円をあらかじめ払っておけば、放送枠を予約する事が可能です。また、先ほど30分で放送が切れると説明しましたが、30分100円で延長することが可能です。

(参考:ニコニコ生放送ヘルプ:http://help.nicovideo.jp/live/2009/03/post-16.html)

Stickam Japan!

日本のサービスとしては、Stickam Japan!があります。こちらは全て無料で利用できます。2006年2月にベータサービスが始まり、9月に正式サービスが始まりました。

こちらは、主にSNS機能などが充実しているようで、自分のプロフィールページを作成したりユーザー間でメッセージを送受信したりする機能に特化しています。

今まで取り上げてきたサービスでは、一番コミュニティ機能が強い感じがしました。

どのサービスを使えば良いのか?

インターネット回線が増強され、一般家庭でも光回線が使えるようになり、以前は無かった動画配信サービス・生放送配信サービスが増え、利用されるようになりました。たくさんあって、どれを使えば良いのか悩んでしまいます。

このブログを書くために色々なサービスを使ってみたのですが、eラーニングで使えそうなサービスは、Ustreamかニコニコ生放送ではないかな、と思っています。とりわけニコニコ生放送では「ユーザーからのコメントを随時受け付けることが出来る」(Ustreamでも同じ事は言えるのですが、ニコニコ生放送の場合は画面にも出てきます)、「アンケート機能が他の生放送サービスより充実している」という点があります。

携帯電話からの配信であれば、私はQikをお勧めします。配信までの設定が簡単で、すぐに配信できてしまいます。Ustream上のShows(チャンネル)に動画を置きたい場合などであれば、iPhone版Ustreamもお勧めします。

具体的には、飲み会の様子を簡単に中継するのであればQikを、勉強会・セミナーを中継するのであればiPhone版Ustream+三脚+エネループバッテリーをお勧めします。

「色々あって困っちゃう!」といった感じな年末ですが、こういった使い分けをしてみてはどうでしょうか?

[追記 簡単に比較表を作成してみました。]

Ustream Qik ニコニコ生放送 Stickam Japan!
携帯電話・iPhone対応しているか? ×(ただし、視聴側は一部対応)
料金は? 無料。ただし広告が視聴画面下に出る。 無料 プレミアム会員になることが前提なので、実質525円 無料
Twitter連動機能 × ×
Youtubeアップロード機能 × ×
放送した動画を保存できるか? × ×
コミュニケーション機能:投票機能 × ×
コミュニケーション機能:チャット
コミュニケーション機能:放送者へメッセージを送る △(コメントを付けることが出来る) × △(ユーザーがコミュニティに入っていることなどが必要)
結論 勉強会・セミナー配信向け。あらかじめShowsの設定をしてURLを告知しておけば、確実に配信できます。 外出中、面白いことがあったらとっさに使えるアプリです。

ただし、使う場所が、撮影できる場所かどうかを確認して使うようにしましょう。

こちらも使い方次第では勉強会でも使えるかもしれません SNS的機能が充実しています。チャットルームで生徒間でわいわい交流するのに使えそうです

もし比較表に間違いなどがありましたら、kyoto at kiban.jp(at は@に変換してください)までご連絡ください。

iPhoneに対応したeラーニングシステム SmartBrainを提供したり、iPhoneを社員全員に支給したりしてから、このBlogで、iPhoneのアプリを紹介することが増えました。

クリックしたら、iTuneが立ち上がってアプリケーションがインストールする画面が立ち上がるページがあり、どうしたらいいのか調べてみました。

iTuneで、iTune Storeを開き、App Storeで紹介したいアプリを開き、そのアプリの上で、右クリックすれば、リンク先をコピーできます。簡単ですね。(紹介文、紹介文も、Amazonのようにできればいいのですが、その方法は今のところ、不明です。)

▲iTuneを使ってiPhoneアプリを紹介する方法。アイコンの上で右クリックだけ!

eラーニングシステム SmartBrainを利用してトフル講座を開講されている株式会社イーテストプレップ さまが新しいコースを開講されましたので、下記に引用して紹介します。

12月29日(火)14:00にウェブトフルIntegrated Writing添削コース(Independentのみ)を開講しました。

コースに関して詳しくはこちら

これでWriting添削コースはIndependent、Integrated両方そろいました。

特にIntegrated セクションの添削は、TOEFL Writing添削サービスを行っているところでもIntegratedの添削は無かったり、あっても傾向が異なるテキストを使用している場合がほとんどであるため、非常に貴重です。

このIntegrated Writing添削コースは本試験と同様、PC上でパッセージを読み、レクチャーを聞き、書いていただきます。

(よってテキストが到着する前に開始できます)

年末年始に

本試験と同じ傾向の問題を通してIntegrated Writingへの対応力を高めたい

という方は是非、ご受講ください。

この年末年始は、添削者Rodの好意により、1月2日(土)3日(金)のみOFFとし、添削を行います。

「なぜ4が取れないのか分からない」

「5を取るためには何が足りないのか知りたい」

という方、添削者Rodによるスコアを1点上げるためのアドバイスを参考にしてください。

コース概要や添削のサンプルは無料体験授業への登録によって見ることができます。

無料体験はこちらから



▲ウェブトフルIntegrated Writing添削コース(Independentのみ)のコース案内

講座紹介

Ustreamで生中継をしてみて、チェックしておくことを30のポイントにまとめました。授業の様子を高校生対象に行う特殊性はありますが、皆様の役に立つこともあると思い、メモを公開しておきます。

●事前準備

1.バックに投影する場合は、プラズマより液晶テレビの方が良い。
(プロジェクターは部屋全体が暗くなるので不適切。液晶テレビが最適。プラズマは、カメラで写すとチラツキが発生することがある。)

2.蛍光灯は、グロー灯よりインバーター灯の方がチラツキが少なくて良い。
(グロー灯の場合はちらつきが発生するのでカメラのシャッター速度を落とすこと。)

3.事前に登録方法、投票方法の説明ページを作る。
(チャットは、別に用意した方が良い。ユーザー登録はハードルが高い)
(Ustremになれていない人が多いので、POLLの使い方ページを用意する方が良い)

4.ユーザー(高校生)には不適切な広告が表示されたり、URLを案内が大変なので、みんながよく利用するWebの中に、生中継ページを埋め込むこと。

5.動作確認用の動画を用意する。
(事前にFlashが入っていたり、音がでるかを確認してもらう。

6.投票(POLL)を活用する。
(見えているかどうか、聞こえているかどうかをアンケートを採る。)
(事前に問題を入力しておくこと。)
(満足度のアンケートを用意しておくこと。)

7.最後に満足度のアンケートを採ること。
(不満点、改善点、要望などを自由に書き込めるページを用意しておくこと。)

8.skypeなどで双方向コミュニケーションなどの組み合わせを考えるより盛り上がる。

9.問題(投票内容を記録しておく)用紙があっても良い。

10.twitterで事前に告知活動をすること。
(twitterでつぶやくときは、開始だけではなく、終わったことも告げる。)

●中継中

1.twitterは、Ustreamからログインすると、生中継用のURLが自動的に入るので活用すること。

2.音声が聞き取りづらい人のために、要点をチャットで残すようにすると親切。

3.出演者の確認用モニターを用意する。

4.時間通りに始められるよう15分ぐらい前から、予告を流す。(宣伝ビデオでも良いかも)

5.時間通りに終わるようにする。(質疑応答も含めた時間管理が重要)

6.中継確認用の端末は、別回線にした方が良い。
(再生の確認はeモバイルやiPhoneで行う。)

7.別アングルのカメラがあればなお良い。2つ中継するのも1つの手。
(Ustreamではカメラ切り替え機能はない。)

8.問題を解かせる場合、問題回答時間の残り時間を表示したい。
(問題回答中が、静止画面なので、生中継が失敗したように見える。)

9.用意するスライドの文字は、24point以上で作成する。

10.白地に黒文字が良い。映りも良く、蛍光灯の映り込みも少ない。

●電源・回線関連

1.電源タップは引っかけても抜けない「捻り」があるものとする。

2.配線類は、ガムテープ、養生テープで固定する。

3.マイク(ワイヤレスマイク)を利用する場合は電池は入れ替える。

4.ノートPCの方が、ブレーカーが落ちたときの対策として良い。
(ブレーカーが落ちたときは、生中継が止まる可能性も高い。)

5.予備PC、予備カメラ、予備マイクなど2セットを用意する。

●中継後

1.可能であれば、オンデマンドで配信する。(後で見られるようにすること。)

2.反省点をまとめて、次回に活かすようにする。

3.機材リストと確認し、きれい、丁寧に機材を片付けること。

4.中継で利用した会場を、利用する前以上にきれいに掃除をすること。

5.閲覧、スタッフ、出演者、そしてUstreamに感謝の気持ちを持つこと。

▼千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
スタジオの詳細・活動記録はfacebookファンページに公開していますので、ぜひご覧下さい。
http://facebook.com/pandastudio.tv

予想以上に、きれいな画質で、プラズマディスプレイに映し出した文字もきれいに判読することができた。機材としては、最新のUSBカメラで、ハイビジョンのもの、約6,000円を購入した程度。(http://blog.elearning.co.jp/?p=3517

Ustream自体は、まだ、ハイビジョンの中継には対応していないので、普通のUSBカメラでも十分だったと思う。画質としては、下記のスクリーンショット程度には表示できた。音もクリアで、全く問題ない。

▲ごくごく一部の人に告知したので、約40名が参加。

Twitterのアカウントか、Ustreamのアカウントで生中継が可能。さすがに高校生は、twitterのアカウントは持っていないのか、スタッフが解説や、聞き取りづらい部分を、テキストで中継。

▲不具合で自分の書き込みしか出ていないですが、twitterアカウントで、生中継についてツブヤキが可能。

質問は1つ。「英語は好きになるには、どうしたらよいか?」漠然とした質問で、坂木先生は、タジタジに。その後も次々と質問がでました。生中継でありながら、講師の先生に生中継で質問をできるのは、まったく新しい。チャットで、短く、鋭い質問が飛び出しました。

もっとも感動的なのは、リアルタイムに投票(回答)した内容が集計される。POLL機能。超、便利。

先生も、おそらく生徒の皆さんも、もっとも楽しめたのは、画面上で出されたセンター試験の過去問題を、リアルタイムに集計して、どの選択肢を選んだ人が何パーセントか集計されること。途中9割を超える正解率の問題や、なんと正解率が0。全員が引っかかって、先生もびっくりの問題も。回答を選択するまでに時間が掛かるものと、すぐに答えが出せるものも、POLL機能を利用して画面上ではリアルタイムに表示されるので、オンデマンドの授業では味わえない、インタラクティブな生中継ができました。

今回は限定的に利用している塾の一部への告知での生中継でしたが、Ustreamでは、遅延もほとんどなく(実際は、3-5秒程度)、快適そのものでした。eラーニングは、オンデマンドで作成したものの中から、好きなものを選択して見だけでしたが、こうして生で、インタラクティブな授業があると、質疑応答もできますので、非常におもしろい結果が得られました。

60分予定の授業が、ほぼ倍の120分にまで延びたのも、非常に、「生」ならではでした。準備をしてくれたスタッフ、熱意ある坂木先生、そして、2時間の生中継に参加してくれた受験生の皆さんに感謝!感謝です。

▼千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
スタジオの詳細・活動記録はfacebookファンページに公開していますので、ぜひご覧下さい。
http://facebook.com/pandastudio.tv

  • 製品・サービス
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。20名まで無料でASPサービスを利用できます
    PC、iPhone対応のeラーニング学習管理システム(LMS)【SmartBrain】
    http://smartbrain.info/
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。


    eラーニングポータルサイト【elearning.co.jp】
    http://elearning.co.jp/
    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルの製品を紹介しています。


    コンテンツビジネス支援パック
    http://contentsbank.jp/

    Ustream配信、動画コンテンツ制作、セミナーにご利用いただけるレンタルスタジオ
    Ustreamレンタルスタジオ「パンダスタジオ」
    http://pandastudio.tv/

    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルのスタッフが、eラーニングに関する情報・最新事情をBlogでご紹介。月50本程度の情報発信を行っています。
    ブログ「blog.eラーニング.co.jp」
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