いままで、プロに頼んでいたビデオコンテンツが、どんどん内製化するようになっています。フルハイビジョンのカメラが安くなったこと、コンピュータの性能やソフトが良くなったので、自分たちで撮影し、PCに取り込み、編集し、公開したり、DVDにしたりすることが、非常に容易になってきました。
プロが撮影、編集するのとは明らかにレベルが違っていても、自社製品を説明したり、セミナーで行っていた内容を、Web上に公開するなら、十分過ぎるぐらいのクオリティのものが作れるようになってきました。
スタッフにビデオ、映像作成の基本的なことを押さえておきたいと相談され(私もプロではないのですが、、、)参考になりそうな書籍2冊を紹介しましたので、Blogでも紹介しておきます。
Web上で公開するためのエンコード、動画ファイルの形式についても質問を受けることが増えましたので、エンコード、動画ファイルについては、また機会を改めて投稿します。
追伸:もし、よい入門書があれば、コメント欄などでお知らせいただけると幸いです。
映像制作ハンドブック―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書 (玄光社MOOK)
■主な内容■
プリプロダクション
映像制作の流れ、企画、オリエンテーション、
シナリオの表現、コンテ
撮影
レンズの特性、画面サイズ、カメラの高さとアングル、
カメラワーク、撮影機材、撮影の実際
照明
照明の役割、色彩表現、ライトポジション、
照明機材、人物照明
素材制作
コンピュータ・グラフィックス、画像合成、音素材
録音
録音の基礎、音声の物理、録音機材、
スタジオ録音の実際、ロケでの録音実技
編集
編集の役割、編集の実際、技法、
音によるカッティング
ポストプロダクション
モニタリング、カラーコレクション、MA、納品
関連知識
ビデオフォーマット、データ圧縮、著作権、ロケハン
第1章 収録機材の選び方
ビデオカメラの選び方…基本編・応用編
交換レンズの種類と扱い方/三脚の役割としくみ
音声機材の種類と選び方/照明機材の使いこなし術
第2章 現場の実例で見る収録の実際
野外ロケの実際/マルチカメラ収録の実際
第3章 編集業務の基礎知識
編集スタジオを理解する/パッチ盤のしくみを知る
VTRのしくみと使い方
第4章 編集業務の実際
リニア編集システムとVTR精度/カラーバーとTBC調整
モニターの特徴と調整法/音声の編集機材とワークフロー
ビデオ機材を駆使した収録の実際
第5章 ノンリニア編集の実際
業務用ノンリニアと家庭用ノンリニア
RAIDのしくみとプロのOS設定
アビッド流の編集操作を取り入れる
カラーコレクションの原理と実際の調整法
実用的なエフェクト技法を学ぶ
24pとシネライクガンマ
フォトショップによるタイトル作成
ノンリニア編集における音声処理
第6章 DVDビデオの作成
DVD配布までの基本的な流れ
完パケ、メニュー、チャプターの作り方
ハイビジョン映像のフォーマット
[これだけは知っておきたい基礎知識]
アナログ信号用端子/デジタル信号用端子
マスターモニターと波形モニター
ハイビジョン編集システム/完パケ作成法①②
[付録CD-ROM]
テスト信号や完パケに添付するキューシートなど
制作に役立つオリジナルデータを収録
プロの現場の実例で学ぶ 映像制作実践講座【CD-ROM付き】 (玄光社MOOK)