月別アーカイブ: 2010年 1月

皆様ご無沙汰しております。キバンインターナショナル 中村おりおです。英文法ドットコッムを始めとして弊社では動画教材を扱うことも多いのですが、今日はそれについて考えてみたいとも思います。今回は、1回目なので、まずは、足回りについて。

すべての人にeラーニンングを!

動画の配信を行う場合、主に以下のような2つの配信方式が考えられます。
(動画データをどのような通信プロトコルで送るか、ということです。)

●HTTP配信
HTTPの文字からも分かる通り、こちらは普通にWebサイトを閲覧するためのプロトコルです。
動画ファイルは、単に大きなデータとして送られてきます。昔は、動画データを全部ダウンロードしないと再生しない形が多かったのですが、現在では動画を見る側のソフトウェアが賢くなったためか、ダウンロードしたそばから再生を行ってくれるものが多いです。
動画を受けっとったそばから同時に再生してくれる事をストリーミング配信といいますが、HTTPプロトコルの場合は厳密に言うとストリーミングではないので、擬似ストリーミングと呼ばれたりもします。(最近はあまり、聞かなくなったような)

・ネットワーク上のトラブルが少ない
・データがキャッシュされる(※1)
・ダウンロードされていないところは再生されない
・普通のWebサーバで良い

●RTMP配信
FLVファイルをストリーミング配信を行うためのプロトコル。wmvのmmsや、RealNetworksのRTSPも多分一緒。ストーリミング配信専用のプロトコルなので、動画配信に適している。

・見たいところをすぐ再生できる
・キャッシュされない
・動画配信専用のプロトコルなので、大規模配信に適している(※2)
・専用の配信サーバが必要

●まとめ的な雑感
配信プロトコルによるメリット・デメリットをまとめてみると、概ね上のように。
特にHTTPプロトコルについては、世界で一番利用されているプロトコルなので、この方式で配信する場合は、ファイアウォールやProxyなどが余計な事をする事が少ない。但し、普通はブラウザがデータをキャッシュするので、そのあたりの対策を講じる必要がある。

●次回予告
HTTP配信を行うサーバ、つまりWebサーバでブラウザに「このデータはキャッシュしないでね」というお願いをする事はできるので、それが果たしてどの程度動くものなのか、検証してみる予定。

※(1) RTMPデータがキャッシュされない
RTMPデータがキャッシュされない、については、動画データの流出防止の観点で見た場合は万全ではない。単純に、画面を録画するソフトや機材での録画したりする等、いろいろ考えられるので。

※(2) 大規模配信に適している
大昔の記憶モードだが、単なるWebサーバの場合は、同時接続数が5くらい。動画用のプロトコルを使用し、専用のサーバを立てれば同時接続は数百でも問題ない、と動画配信系のサーバ屋さんに営業された覚えがある。配信数が小規模なせいか、そういう実感はないけど。

eラーニングの市場について調査されている株式会社アイ・ティ・アールhttp://www.itr.co.jp/)さんの取材を本日受けました。eラーニングシステムに関する調査でした。

株式会社アイ・ティ・アール

調査結果は、購入すればみることができるのですが、各社、かなり厳しい状況だということを伺いました。私たちは順調に業績が推移して毎月利益が蓄積する状況になっています。利益がでているお話はしたのですが、どうしてeラーニングシステム SmartBrain(スマートブレイン)を、20名まで無償で配布されるのかを、質問を受けました。

eラーニングシステム SmartBrainを20名まで無料で配布する理由

  • eラーニングシステム SmartBrain(スマートブレイン)を洗練させていくためには、まず多くのユーザーに利用していただき、要望や質問に答えていくことで、システムを鍛えていきたい。洗練させていきたい。
  • eラーニングは大企業には導入率が高いが、もっとも導入率が低い、中小零細企業が、気軽に利用できるeラーニングを提供したい。eラーニングを全ての人に提供するためには、どの会社もトライしていないことをトライしたかった。
  • オーサリングツール(PPT2Flash ProfessionalQuizCreatorなど、1万円代から購入できるeラーニングの教材作成ソフトを提供しているので、オーサリングツールを購入した人が、便利に利用できるeラーニングシステムを提供したかった。
    (結果的に、オーサリングツールの拡販にもつながる。)

今後のビジネス展開についてもお話をさせていただきましたが、それは機会を改めてBlogでも紹介していきたいとおもいます。調査結果は、有料ですが、Web上からも閲覧できるサービスを提供しているようです。

リサーチライブラリーで「eラーニング」の検索結果

iPadをもっとも早く手に入れる方法?

CATEGORIES iPadby.m.nishimura0 Comments2010.01.29

iPadを、可能な限り早く入手することができないのかと思い調べてみました。日本語のAppleのサイトもトップページから、iPadに変更され、力の入れようがわかりますが、ページをたどっていくと、注文受付開始になるとメールを送ってくれるページ(http://www.apple.com/jp/ipad/notify-me/)がありました。

発売日に店頭に並ぶ方法もあるのですが、間違いなく入手するのであれば、オンラインでの注文も良いかもしれません。

私たちは、eラーニングシステム SmartBrainスマートブレイン)というiPhoneでもPCでも学習できるeラーニングシステムを発売していますが、iPadは、iPhoneと同じOSを利用しており、小さな変更で、iPadに最適化できると考えています。

iPadは、iPhoneと同様、eラーニングのあり方を変えるだけの力をもつ端末であると考えていますので、社員全員に支給して、まずは自分たちでも徹底的に使い込んでいきたいと思います。

▲http://www.apple.com/jp/ipad/notify-me/ より

WindowsでiPadのスクリーンショット画像を作る方法

CATEGORIES iPadby.m.nishimura3 Comments2010.01.29

iPad向けにアプリを開発したり、Webアプリを作ったりするには、iPhone SDK 3.2 betaが必要となりますが、iPhone SDK 3.2 betaは有料の開発者登録が必要で、Macも必要です。スクリーンショット画像を作るために、別途、Macを購入したり、デベロッパー契約は面倒という方に朗報です。

▲http://developer.apple.com/jp/iphone/program/

WindwsでiPadのスクリーンショットをつくる方法を説明します。三階ラボ | iPad Illustrationさんが、イラストレータデータで、iPadの画面データを提供されています。iPadのスクリーンショットを作りたいが、Macも持っていないし、有料のデベロッパー契約もしていない人が、スクリーンショット、画面説明を作る上で、最適な方法ではないでしょうか。この方法なら、Windwsしかない環境でも、お絵かきソフトがあれば、スクリーンショットを作ることができます。

lustrator CS4のアピアランス機能を使いまくっているので、拡大/縮小するときは気をつけてください。同梱してある screen-image.png を編集するか、Illustrator上の「Screen image」レイヤーに W768 x H1024(132ppi)の画像を配置するればスクリーンにぴったりハマるように作ってあります。

とのことです。lustrator CS4では開けない人も多いと思いますので、PNGに変換したものを下記に貼り付けておきます。資料を作成したり、画面の構成図を作るときに大変便利ではないでしょうか。

iPadのニュースや、電子ブックのニュースが多くなり、電子書籍の出版を考えている人も多いはず。iPadやGoogleが採用した電子ブックの作成方法、仕組みついて、何回かに分けて記載したい。

今回は、アップルがiPad(iBooK)で採用した電子ブックファイル形式のePubについて説明したい。

ePUBとは米国の電子書籍標準化団体の1つ電子書籍標準化推進団体「International Digital Publishing Forum」(IDPF)が普及促進するオープンな電子書籍ファイルフォーマット規格。

2007年9月に制定され「Open eBook Forum」時代に制定されたものを含めれば、すでに10年ほどの歴史を重ねた規格。

Amazonは、Amazon 独自の.azw 形式を採用し、このePub形式は採用していない。Apple、Google、Sonyなどが、このePub形式を採用しているので、Amazonでも将来、ePub形式の採用があるかもしれません。

Amazonの.azwは、Digital Text Platform(https://dtp.amazon.com/mn/signin)からPDF、WORDファイル、HTMLファイルをアップすることで簡単に変換され、Amazon独自形式の.azwファイルができるので、ファイルのフォーマットや作成方法について意識する必要はありません。(詳しくは、kindle(キンドル)向け電子書籍の出版方法と、著作料70%獲得の条件 http://blog.elearning.co.jp/?p=3703 を参照してください。)

ePUBはインターネット接続が切断された状態のPDAやノートパソコンなどでも読書が継続できるようにダウンロード配信を前提にパッケージ化された、XHTMLのサブセット的なファイルフォーマット規格のため、インターネット回線が切れた状態でも利用することができます。

従来からある電子書籍ファイルフォーマットは、ベンダー製のものが大半で専用のツールやライセンスを購入する必要があった。もしそのベンダーが倒産・撤退などした場合に、過去制作したデータはその労力・コストと共に無駄になってしまう危険性がきわめて高い。

そこで、EPUBでは無駄なベンダー依存を徹底的に排除し、誰でも簡単に自分の作品をEPUB形式で提供したり、関連アプリケーションを開発できるように規格化が進められている。

特徴

  • PDFと違いは、スクリーンの大きさによってレイアウトを変えることが可能。
  • ePubの中身は、「XHTML/XML+CSS」で、作成しファファイルをZIPで固めて拡張子を「.epub」にしたもの。
    すでにオープンで標準的な仕様で構成されている。
  • 無料のePub作成ツールも利用できる。

●iPhoneでのePub形式の電子書籍をを読む方法
iPhone/iPod touchではStanzahttp://www.lexcycle.com/)というアプリで読める。無料で利用できます。
アプリのリンク先:http://itunes.apple.com/jp/app/stanza/id284956128?mt=8

Stanza

次回は、電子ブックePubのファイル作成方法について書きたいと思います。

株式会社キバンインターナショナル(代表:西村正宏) オンラインセミナーのサイトにおいて、eLearning Manager4U 並びに Smart Brain の操作ガイドを公開してまいりましたが、この度、これらシステムの運用マニュアルのサンプル版を公開致しましたのでお知らせ致します。

eラーニングのシステムを運用していく場合、システムの操作方法だけでなく、運用方法についても様々な取り決めが必要となります。運用ルールは、基本的には運用主体の組織のルールに則り定められますので、一律にどう、と言え無い部分もあるのですが、ご参考までに公開致します。

この運用マニュアルは、弊社製品を利用して教育(自社内での教育や教育サービスの外販)を行う場合に必要となるドキュメントを想定して書かれております。本書は、自社用に 自己学習支援のためのオンライン学習サイト「すまぶれ」 を運用した場合のマニュアルを 想定して記載しておりますので、適宜、読み替えてご利用頂ければ幸いです。

▼資料ダウンロードコーナー 
『運用マニュアル サンプル(PDF版)』 がダウンロード可能です。
http://e-seminar.info/?page_id=753

27日にAppleからiPadが発表され、同時にiBooksという形で電子ブック市場への参入も発表されました。iPadではePubという電子ブック規格が採用されていますが、ここで改めて、Amazon Kindleで採用されている電子ブック規格AZW形式についてまとめてみたいと思います。

ePub(iPadなど)

詳細は、こちらの記事にありますので、ここでは簡単に書きたいと思います。

ePub形式はiPadでも採用され、こちらは米国の電子書籍標準化団体の1つであるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が普及促進するオープンな電子書籍ファイルフォーマット規格です。ベンダー依存が無いため、様々なハードウェア・アプリケーションに採用されています。

また、2009年8月にGoogleブックにおいても、ePubブックス形式でダウンロード出来るようになりました。

(参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0908/28/news008.html)

ePub形式の特徴としては、すでに一般化している技術を組み合わせたシンプルな構造にあります。規格は全体の構造を決める「Open Publication Structure」と、XHTML 1.1およびCSS 2.0のサブセットとしてレイアウトに関する取り決めを行う「Open Packaging Format」、ファイルの圧縮形式を定義した「OEBPS Container Format」の3段階に分かれ、それが1つとなってePubを構成しています。

仕様書情報は下記で日本語訳も非公式ながら公開されています。

http://lost_and_found.lv9.org/ops/ops_2.0_final_spec_ja.html

http://lost_and_found.lv9.org/opf/opf_2.0_final_spec_ja.html

日本語も、UTF-8として扱うため十分対応しています。

テキストや画像の書籍コンテンツをXML/XHTMLで作成、それをzip形式で圧縮し、拡張しを”.epub”に変更するとePubコンテンツは出来るようです。

AZW(Kindle独自規格)

AZW形式はKindleの独自規格です。こちらは完全にKindleの独自規格で、現在のKindle Storeに出回っている電子ブックはAZW形式です。

こちらのAZW形式ですが、AmazonからHTML, XHTML, XML (OPF/IDPF format),そしてePub形式のコンテンツを変換するソフトウェア,KindleGenが公開されています。WindowsとLinuxに対応しているようです。ちなみに、KindleGenは昨年12月に出ています。

KindleGen

今まではKindleが電子ブック市場をかなり独占していた状態でしたが、ePubに切り替えるサービスも徐々に増え、今後の動向に注目したいところです。

また、ePub形式のコンテンツをAZW形式に変換するKindleGenをAmazonが出しており、電子ブック市場は白熱していると言えるといえます。

株式会社キバンインターナショナル(東京都千代田区 代表取締役 西村正宏 http://elearning.co.jp)は、iPhoneにもPCの両方でシームレスに学習することができるeラーニングシステムSmartBrainhttp://smartbrain.info)を、米アップル社から発表されたタブレット型端末「iPad」(アイパッド)に対応させる計画であることを発表します。

SmartBrainは、企業向けにeラーニング教材やWord、Excel、PowerPoint、PDFなど多くのファイルを配信・閲覧することができるASP型eラーニングシステムです。SmartBrainを利用するとPCでもスマートフォンでも教材の学習やファイルを閲覧でき、学習履歴は一元管理されます。

キバンインターナショナルは、iPadの5~6万円(日本円)という価格、10時間のバッテリー稼働時間、1024×768ピクセルの大型のスクリーンを採用していることが、eラーニングの学習端末として非常にすぐれていると考え、対応を決定しました。iPadの大型スクリーンを使うことで、登録した教材コンテンツやファイルをより読みやすく、またWi-fi, 3G回線を利用したiPadの特長を最大限に活かします。

今後SmartBrainの開発はiPadの開発用環境(iPhone SDK 3.2 beta)を利用して進めていく予定です。

SmartBrainの特長

• iPhoneでもPCでも利用可能、履歴は一元的に管理。通勤・営業などの隙間時間を有効活用。
• これまで社内で利用していたeラーニングコンテンツ(SCORM1.2)を登録可能。社内資料を無駄にしません。
• Word、PowerPoint、Excel、PDF、HTML文書を登録すると、閲覧履歴を残せます。社内の情報共有をスピーディに。
• ユーザはグループごとに管理することができ、ユーザグループの階層化を行えるため、システム内での社内組織の再現が可能です。
• ログイン画面を既存Webページ内に設置可能、既存のページから簡単にログインができます。
• ASP方式で、利用した期間によって課金(1ID 200円/月)。20ユーザまで無料プランでの利用が可能。iPadを利用しても
• キバンインタナショナルの提供する教材作成ツールを使うことで、作成したコンテンツをPC、iPhoneそしてiPad用に登録可能。

▲iPadでの学習画面のイメージ

▲iPadでの学習画面のイメージ

本リリース関するお問い合わせ先

SmartBrainの無料プランへの登録
http://smartbrain.info

「eラーニングをすべての人に!」
株式会社キバンインターナショナル KiBAN INTERNATIONAL CO.,LTD.
Web : http://elearning.co.jp
E-mail : international@kiban.jp
担当:長谷川

■山口真弘の電子辞書最前線■
シャープ「PW-AC910」
~100本の動画を搭載した生活総合モデル

ベリタス・アカデミーによる英語講義のサンプル動画を搭載。サンプル扱いではあるものの1本が十数分近い動画もある。ダウンロード購入するか否かを判断するには十分な内容だ

電子辞書で、ベリタス・アカデミーの英語授業を見れる。本体を購入してすぐにサンプル動画を確認できるようだ。1本十数分の動画が5本。1時間ほどの動画を、電子辞書のサンプルコンテンツとして搭載できるなんて、すごい時代になったものだ。

後20分で、Appleの新製品の発表があります。まだ発表されぬ製品について、ネット上では話題騒然ですが、そんな中で、1985年、いまから15年も前に、タブレット型、携帯型のコンピュータについて、アップル(当時はアップルコンピュータ)が、イメージビデオを作ったものが残っています。

15年間の時を経て、ソフトウェア、ハードウェア、通信インフラ、インターネットの整備により、アップルが夢見た製品が、やっと世の中にでる時が来たようです。

これまでで最も重要な製品だと、スティーブジョブスが語ったと噂される今回の新製品、彼の病気の状態、激やせしている姿をみると、この製品が彼にとっての集大成、記念碑的な製品となってしまうのではないかという心配もあります。

後20分、15年前にアップルが夢見た製品コンセプトのビデオを見るために、6分ほどの時間を使ってから、発表会に臨むのはいかがでしょうか。

  • 製品・サービス
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。20名まで無料でASPサービスを利用できます
    PC、iPhone対応のeラーニング学習管理システム(LMS)【SmartBrain】
    http://smartbrain.info/
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。


    eラーニングポータルサイト【elearning.co.jp】
    http://elearning.co.jp/
    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルの製品を紹介しています。


    コンテンツビジネス支援パック
    http://contentsbank.jp/

    Ustream配信、動画コンテンツ制作、セミナーにご利用いただけるレンタルスタジオ
    Ustreamレンタルスタジオ「パンダスタジオ」
    http://pandastudio.tv/

    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルのスタッフが、eラーニングに関する情報・最新事情をBlogでご紹介。月50本程度の情報発信を行っています。
    ブログ「blog.eラーニング.co.jp」
    http://blog.elearning.co.jp/

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