▲中小企業診断士講座 金高誠司先生のワンポイントアドバイス 「一定成長配当割引モデル」
●通学コース以上の成果をだす秘訣
インターネットでは伝わる力が弱くなるのでは?
金高「それはありません。まず、通学コースであろうとなかろうと、もっとも大事なのはコンテンツの中身そのものです。講師をしながら、講師育成の責任者もやっていたので分かるのですが、中小企業診断士の講義では力量のばらつきは相当激しいものがあります。
一番多いパターンは、中小企業診断士に合格したての講師が、受験期間の講師の予備軍になるケースです。私は講師研修プログラムで「教え方」の指導をしていましたが、講師としての研修を受けたメンバーはいないという学校は、実は、少ないのです。また、生徒さんからアンケートで人気がシビアに分かってしまいます。
コンテンツがよいという前提があり、その上で、クロマキーなど合成映像システムを利用し、分かりやすくお伝えします。通常、通学コースの教室はホワイトボードです。進んだところでもプロジェクタどまり。このeラーニング講座であれば、誰もが教室の最前列に座ったような勉強をして頂くことができます。
●厳選100コマ講義
どんな講義なのですか?
金高「通常の通学コースでは、テキストとレジュメがそれぞれ7つあります。それぞれ、かなりの量で、量が多いと安心しがちなのですが、そうではないのです。
私が使用しているのは、eラーニングのバックで使用しているパワーポイントポイント、これだけです。
つまり、テキストとレジュメを一体化させたものを使用し、効率化を図っています。
リアルの学校はコマ数を稼ぐために資料を多くしているという側面もありますが、このeラーニング講義では100コマのみに厳選しています。
●アンケートで人気の理由
そうすると、足りないところもでてくるのでは?
金高「テキストを少なくできるのは、主に、理論に話を絞っているからです。しかし、理論だけでは市場で役に立ちません。具体例については、新聞の事例を都度、Youtubeなどにアップして紹介しています。
試験では実際のトレンドが反映されます。一番喜んでもらっているのは、この事象と理論をくっつけてあげること。
たとえば、M&Aによる 成長戦略。日本企業が海外企業をM&Aするケースが増えています。なぜ、ある国内飲料メーカーがブラジルの飲料メーカーを買収したのか。それは国内の成長が期待できないから。もちろん、円高という背景もあります。飲料メーカーが、日本の縮小する市場に対応して、成長するためにTOB(テイクオーバービッド・公開買付)を使用しているのですよ、と。
このように、理論で学んだことが、実際に起こっているのがこの事例ですとつなげてあげるのです。これは分かりやすいと好評で、こうしたことが理由でアンケートでも好評を頂いていました。
eラーニングはしっかり準備をして、収録します。サービスとして納得いかないものは取り直し。ベストのものを提供しています。
●Ustream講義配信の成果
問題の解説をUstream配信していますが、反応はいかがですか?
金高「まだ、こうした取り組みをやっているところがはあまり少ない。機材をもっているところがまだまだ少ない。数少ないやっている中でも映像がキレイだということもあり、ご注目頂いているようです。
Ustはインタラクティブなのがよいですね。質問にその場で答えることができます。Ustream講義の流れとしては、まず講義中は集中してきいてもらいます。そして、最後にまとめて質問を頂くという形です。
講義は1回につき1時間。だいたい常時30人、計90人ほどみてくださっています。1次試験対策はいつ販売開始するするのか?というお問い合わせを頂いたりもしているので大変ありがたいことです。
中小企業診断士 eラーニング総合サイト 4dan4.jp
http://4dan4.jp/
●eラーニング動画:
今回は、金高先生がUstream配信をどのように行っているか、実際の様子をご覧頂けます。話し方や資料の作り方など、eラーニング作成のヒントが詰まっていますので、ぜひご覧ください。
http://10000.bz/elw2010/
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━━(編集後記)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
金高先生は一人で撮影していらっしゃいます。たまにマイクを入れ忘れていたことに後で気づいて「録り直ししなくては!」とショックを受けたりするのだとか(笑)。とても人間味のある先生ですので、ぜひ映像でご覧になってみてください。
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今後も役立つコンテンツを公開して参りますので、よろしくお願い申し上げます。