タグ別アーカイブ: SCORM

SCORM連載はじまるよー。

CATEGORIES eラーニング, SCORMby.a.takeuchi2 Comments2009.11.18

全社合宿が終わり、日常業務に戻りつつある洋一郎です。

今回の合宿で、情報発信の大切さを再確認しました。社内の私の役割を考えると、SCORM関連情報を発信していくのが一番だと思いますので、SCORMの連載記事を企画・投稿いたします。SCORMはeラーニングシステムとeラーニング教材を結びつけるための国際規格ですが、大きく分けて2つの役割があります。

SCORMの2大機能

1.  教材をLMSに登録
今週前半に、imsmanifest.xmlの書き方についての記事や、パッケージの作り方についての記事を公開しましたが、まさにこの部分のことです。
SCORM1.2のZIPファイル作成手順
imsmanifest.xmlの書き方

2. 教材からLMSに成績を送信
JavaScriptを使って、成績を送信する部分のことです。この部分の記事も、過去何度か書いていますが、概略的な内容になっていましたので、もう少し詳しく紹介する予定です。
SCORM対応教材の作り方: lesson_status
SCORM対応教材の作り方

それぞれについて週2記事程度公開できたらなーと思っております。

SCORMとは

CATEGORIES SCORMby.m.nishimura2 Comments2009.11.17

SCORMとは、eラーニングのプラットフォームと教材の標準規格です。
SCORMとは、Sharable Content Object Reference Modelの略で、LMS(eラーニングシステム)と、eラーニングコンテンツ(教材)間のデータのやり取りやインターフェースについて規定したeラーニングに関する国際標準規格のことです。

eラーニングでは通常のWebサイトのようにHTMLで書かれたページを表示するだけではなく、演習問題の表示、正誤判定、採点、学習時間の記録などを行う必要があります。

SCORMはこのような、eラーニングシステムとコンテンツ間のデータのやり取りやインターフェースについて規定した標準規格です。SCORM規格が普及すれば、利用者は多くのコンテンツベンダーの教材を自社でで利用しているLMSで使用することが出来ますので、多くの選択肢の中からよりよい教材を選ぶことが可能になります。

アメリカの標準化団体ADL(Advanced Distributed Learning Initiative)が策定し、その後何度か改訂されています。日本では日本イーラーニングコンソシアムがSCORMの認証制度を行っています。

キバンインターナショナルの製品は、このSCORMに準拠しているのが1つの特徴です。SCORM準拠製品は、下記の通り。

SCORM対応製品

PPT2Flash Professional—パワーポイント変換でSCORM教材作成

QuizCreator—SCORM準拠のテスト問題作成ツール

DemoCreator—SCORM準拠、画面動画キャプチャーツール

WebVideoAuthor—SCORM準拠、ビデオコンテンツ作成ツール

LectureMAKER—高機能eラーニング教材作成ツールの決定版。SCORM準拠。

昨日は、SCORM2004向けの教材登録について記事を書きましたが、マニフェスト(imsmanifest.xml)や、ZIPアーカイブの構造はSCORM1.2でもSCORM2004でも大きな違いはありません。SCORM2004では、SCROM1.2の仕様に加えて、シーケンシング(教材の受講前提条件の制御)や、ロールアップ(成績の集計方法)に関する記述があるのですが、まだまだ、これらの要素を生かしたLMSは出そろっていない現状です。そこで、今回は、SCORM1.2向けの教材アーカイブをサクッと作ってみます。

まず、imsmanifest.xmlファイルを記述します。

<?xml version=”1.0″ encoding = “UTF-8″?>
<manifest identifier=”elearning” version=”1.0″ xmlns=”http://www.imsproject.org/xsd/imscp_rootv1p1p2″ xmlns:adlcp=”http://www.adlnet.org/xsd/adlcp_rootv1p2″ xmlns:xsi=”http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance” xsi:schemaLocation=”http://www.imsproject.org/xsd/imscp_rootv1p1p2 imscp_rootv1p1p2.xsd http://www.imsglobal.org/xsd/imsmd_rootv1p2p1 imsmd_rootv1p2p1.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlcp_rootv1p2 adlcp_rootv1p2.xsd”>
<metadata>
<schema>ADL SCORM</schema>
<schemaversion>1.2</schemaversion>
</metadata>
<organizations default=”org1″>
<organization identifier=”org1″>
<title>title</title>
<item identifier=”sco1″ isvisible=”true” identifierref=”res1″>
<title>title</title>
</item>
</organization>
</organizations>
<resources>
<resource identifier=”res1″ type=”webcontent” href=”index.html” adlcp:scormtype=”sco”>
<file href=”index.html” />
</resource>
</resources>
</manifest>

昨日の記事「SCORM2004向けの教材登録」でも言いましたが、こんなの真面目に書く必要ありません。file要素のhref属性だけ書き換えればOKです。上記の例では、index.htmlが起動ファイルになります。(起動ファイル=LMSが開くファイル。一般的に、LMSとの通信スクリプトなどが記述されている)

このファイルとindex.htmlファイルを下図のような階層に配置したとします。

ディレクトリ構造

ディレクトリ構造

これをZIP圧縮してアーカイブを作成するわけですが、次の図のようにやってはいけません。

悪い例

悪い例

このようにしてしまうと、ZIPアーカイブ内に教材Aというフォルダができてしまい、ZIPアーカイブのトップレベルにimsmanifest.xmlを配置しなければならないというSCORMの大原則に反してしまいます。これは、SCORMアセッサでも犯してしまうことがある間違いなので、絶対に気を付けてください。では、どうすればいいかというと、、

良い例

良い例

imsmanifest.xmlの入っているディレクトリで、全ファイルを選択して圧縮してしまえばよいのです。

以上で本日の内容はおしまいです。

1からSCORMのアーカイブを作ることはなくてもQuizCreatorPPT2Flash Professionalで書き出したZIPアーカイブを開いて、HTMLを修正してからZIPアーカイブに戻したい、なんて場合は、再圧縮する際に、フォルダの中を全選択して圧縮する、という点にだけ気をつけていただければと思います。教材の内容を書き換えることは難しくても、Flashプレイヤーのサイズを変更したり、プレイヤーの下に注意書きを付けたりといった変更なら、簡単にしていただけると思います。

※ZIPファイルの改編は著作権を所有しているコンテンツに対してのみ行ってください。なお、弊社が販売しているオーサリングツールで書き出した教材の著作権は、教材を作成者のものです。
※改編したZIPファイルがLMSに登録できない・・・といった質問は、原則として受け付けておりません。この記事の間違いや、この記事に対する疑問点などは、コメント欄に残していただければと思います。スパムが増えておりますので、弊社で確認するまでコメントは非表示になっておりますのでご了承ください。

imsmanifest.xmlの書き方

CATEGORIES eラーニング, SCORMby.a.takeuchi7 Comments2009.11.15

SCORMのマニフェストファイルって、めちゃくちゃ難しそーな感じしますよね。実際、すべての要素を完璧に理解しようとすると、非常に大変なのですが、必要最低限の要素だけならとっても簡単です。

弊社(というかこのブログに)、こんなお問い合わせが来ていたので、早速回答してみたいと思います。他社製品とオープンソースなLMSの組み合わせですが、気にしちゃ負けです。

moodleにSCORM2004(またはSCORM1.2でも可)の教材をZIP形式で登録したいのですが、
マニフェストファイル(imsmanifest.xml)の記述のしかたがわかりません。

教材を作成するのに使っているのは、SATT社の『インタラクションメーカーPro』です。
(QuizCreaterならmoodle用のマニフェストファイルも自動で作成されるので楽なのですが…)。

インタラクションメーカーProからLMS登録用に出力されるのは次のファイルです。

まずファイルが3つあり、
impro.html、IMakerPro.swf、bg.jpeg という3つのファイルがあります。

この他にフォルダがあり、
(1)configフォルダがあり、その中身はcategory.xml、config.xml question.xml です。
(2)imageフォルダがあり、その中身は、q2.jpg、q7.jpgなど、いくつかの画像ファイルです。
(3)jsフォルダがあり、中身はcreateFlash.js、debug.js、scorm1.2.js、scorm2004.js です。

このファイル構成の場合、moodleへ教材を登録するためのマニフェストファイル(imsmanifest.xml)は
どのように記述すればいいのでしょうか?

1からマニフェストを書くのは骨が折れるので、QuizCreatorで出力したマニフェストを書き替えて、所望のマニフェストを作成してみます。まず、QuizCreatorで適当な問題をパブリッシュします。中身は問いません。1問だけ正誤問題でも作って、お望みのSCORM規格で出力してください。この場合だと、SCORM2004+Moodleがお勧めです。すると以下のようなマニフェストファイルが出力されます。
<?xml version=”1.0″ encoding=”utf-8″ ?>

<manifest identifier=”Quiz version=”1.3 xmlns=”http://www.imsglobal.org/xsd/imscp_v1p1 xmlns:adlcp=”http://www.adlnet.org/xsd/adlcp_v1p3 xmlns:adlseq=”http://www.adlnet.org/xsd/adlseq_v1p3 xmlns:adlnav=”http://www.adlnet.org/xsd/adlnav_v1p3 xmlns:xsi=”http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance xmlns:imsss=”http://www.imsglobal.org/xsd/imsss xsi:schemaLocation=”http://www.imsglobal.org/xsd/imscp_v1p1 imscp_v1p1.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlcp_v1p3 adlcp_v1p3.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlseq_v1p3 adlseq_v1p3.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlnav_v1p3 adlnav_v1p3.xsd http://www.imsglobal.org/xsd/imsss imsss_v1p0.xsd>
<metadata>
<schema>ADL SCORM</schema>
<schemaversion>CAM 1.3</schemaversion>
</metadata>
<organizations default=”WS_QUIZ_ORG>
<organization identifier=”WS_QUIZ_ORG>
<title>新規プロジェクト</title>
<item identifier=”WS_QUIZ_SCO identifierref=”WS_QUIZ_RES>
<title>新規プロジェクト</title>
<imsss:sequencing>
<imsss:objectives>
<imsss:primaryObjective>
<imsss:minNormalizedMeasure>0.80</imsss:minNormalizedMeasure>
</imsss:primaryObjective>
</imsss:objectives>
<imsss:deliveryControls completionSetByContent=”true objectiveSetByContent=”true />
</imsss:sequencing>
</item>
</organization>
</organizations>
<resources>
<resource identifier=”WS_QUIZ_RES type=”webcontent href=”Quiz.html adlcp:scormType=”sco>
<file href=”Quiz.html />
<file href=”Quiz.swf />
<file href=”Quiz.xml />
<file href=”swf.js />
<file href=”scorm.js />
</resource>
</resources>
</manifest>
このマニフェストファイルは、QuizCreatorの教材向けのマニフェストなので、このままでは使えません。では、早速、目的の教材に合わせて書き換えてみましょう。

1. resource の href値を書き替える。

⇒この値が、起動ファイルを示しています。Quiz.htmlとなっているので、impro.htmlに書き換えるとよいでしょう。

以上で、最低限の書き換えは終わりです。LMSによっては、Asset(resourceタグの中のfileタグ)を確認している可能性があるので、file内も書き換える方がよいと思いますが、必須ではありません。

以上の内容を反映すると、マニフェストファイルは次のようになります。

<?xml version=”1.0″ encoding=”utf-8″ ?>
<manifest identifier=”Quiz version=”1.3 xmlns=”http://www.imsglobal.org/xsd/imscp_v1p1 xmlns:adlcp=”http://www.adlnet.org/xsd/adlcp_v1p3 xmlns:adlseq=”http://www.adlnet.org/xsd/adlseq_v1p3 xmlns:adlnav=”http://www.adlnet.org/xsd/adlnav_v1p3 xmlns:xsi=”http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance xmlns:imsss=”http://www.imsglobal.org/xsd/imsss xsi:schemaLocation=”http://www.imsglobal.org/xsd/imscp_v1p1 imscp_v1p1.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlcp_v1p3 adlcp_v1p3.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlseq_v1p3 adlseq_v1p3.xsd http://www.adlnet.org/xsd/adlnav_v1p3 adlnav_v1p3.xsd http://www.imsglobal.org/xsd/imsss imsss_v1p0.xsd>
<metadata>
<schema>ADL SCORM</schema>
<schemaversion>CAM 1.3</schemaversion>
</metadata>
<organizations default=”WS_QUIZ_ORG>
<organization identifier=”WS_QUIZ_ORG>
<title>新規プロジェクト</title>
<item identifier=”WS_QUIZ_SCO identifierref=”WS_QUIZ_RES>
<title>新規プロジェクト</title>
<imsss:sequencing>
<imsss:objectives>
<imsss:primaryObjective>
<imsss:minNormalizedMeasure>0.80</imsss:minNormalizedMeasure>
</imsss:primaryObjective>
</imsss:objectives>
<imsss:deliveryControls completionSetByContent=”true objectiveSetByContent=”true />
</imsss:sequencing>
</item>
</organization>
</organizations>
<resources>
<resource identifier=”WS_QUIZ_RES type=”webcontent href=”impro.html adlcp:scormType=”sco>
<file href=”impro.html />
</resource>
</resources>
</manifest>
新規プロジェクトっていうのがカッコ悪い気もしますが、LMS上でコース名やSCO名を編集できるのであれば、これでもよいでしょう。そうでない場合は、適宜書き換えてしまってください。

MoodleがSCORM認証取得

CATEGORIES eラーニング, eラーニングシステム, SCORMby.a.takeuchi4 Comments2009.10.28

今回はフリーのLMSであるMoodle(1.9.5)がSCORM認証取得したことを紹介します。MoodleとはオープンソースのLMSで、誰でも自由に利用することが出来ます。多言語対応されており、日本語を含む77カ国語に対応しています。多言語対応化されていることもあり、世界中で利用されています。特に大学機関などでの利用実績が多いです。

さて、この度Moodle(Version 1.9.5)がADL(米国)でSCORM1.2 のLMS-RTE-3の認証取得。公式ホームページでもアナウンスがされています。Moodle自体では既に数年前よりSCORM1.2,SCORM2004には対応していましたが、認証はまだ受けていませんでした。今回晴れて認証に合格したという訳です。

PPT2FlashQuizCreatorなどは、SCORM1.2へ教材を出力させることが出来ますので、作成した教材をMoodleへアップロードさせることが可能です。

QuizCreatorでは、「LMS」→”スタンダード:SCORM1.2″・”LMS:Moodle”・”文字コード:UTF-8″と指定してパブリッシュします。

実際にMoodle(Version 1.9.5)で動作させてみました。特に問題なく動作します。

Quiz Creator on Moodle 1.9.5

Quiz Creator on Moodle 1.9.5

今回MoodleがSCORM認証に合格したことで、よりMoodle上でSCORM教材を利用しやすくなったのではないかと思います。この機会に是非、PPT2FlashQuizCreatorなどをご利用をご検討いただければ幸いです。

(本記事は、公立はこだて未来大学 不破 崇行さんの投稿です。)

株式会社キバンインターナショナル(東京都千代田区 代表取締役社長 西村正宏)は、これまでオフラインの集合研修として実施してきたeLearning Manager4Uの管理者講習のオンラインセミナーの提供を開始致しました。

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●株式会社キバンインターナショナルとは
株式会社キバンインターナショナル(http://elearning.co.jp/)では、「eラーニングをすべての人に!」という目標に向けて活動をしており、その目標を達成するために、自社で製品・サービスを開発するだけではなく、日本・海外から優れた製品を探して皆様にお届け致します。

●連絡先
株式会社キバンインターナショナル
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-7-3 セイコービル4F
電話:03-5846-5800
FAX:03-5846-5801
URL:http://elearning.co.jp/担当:中村(なかむら)、長谷川(はせがわ)
お問合せ先:下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。
http://e-seminar.info/?page_id=12

こんばんわ。おなかが減ってきた長谷川です。

今回は、オーサリングツールの登録時に必要なメールアドレスについてです。

オーサリングツールの認証にはメールアドレスが必要です

オーサリングツールの認証にはメールアドレスが必要です

私たちのオーサリングツール(PPT2Flash, QuizCreator, WebVideo Author, DemoCreator, PPT2Mobile)は、CDまたはダウンロードされたソフトに、株式会社キバンインターナショナルからお送りする「登録情報証書」に記載されたメールアドレスと認証コード(レジストレーションコード)を入力すると製品版としてご利用いただけるようになっています。

「担当者が変わったのでメールアドレスを変えたい」「個人のメールアドレスではないアドレスにしたい」

といったご要望がみられます。

このような場合、オーサリングツールで利用するメールアドレスを

user@*******.jp のような、ドメイン名は自社のもので「user」「user01」など、名前の部分を変更していただくことで対応が可能です。
また、1つのメールアドレスに対して複数の認証コードを登録することはできませんので、複数同じ製品をご注文いただいた際には、
20091001@******.jpのようなアドレスで発行させていただいております。

登録される際、注意していただければ幸いです。

LectureMAKERもついに発売となり、多くのお客様から体験版のダウンロードをいただいております。LectureMAKERはプロダクトキーのみの認証なので、こちらはメールアドレスにかかわらず発行されます。ご注文をお待ちしています!

LectureMAKER ver.2.0を発売開始

株式会社キバンインターナショナル(東京都千代田区 代表取締役社長 西村正宏)は、これまで簡単・便利・安価にeラーニング教材をつくることができるオーサリングツールを提供してきましたが、プロフェッショナルユースにも耐えうる高機能版のeラーニングツールを希望されるお客様が多数寄せられましたので、これまでにない高機能なeラーニングオーサリングツールを提供します。韓国のDaulSoft社のLectureMAKERhttp://lecturemaker.jp 99,750円(サポート無)、152,250円(サポート付)を、株式会社キバンインターナショナルで日本語化して販売いたします。

すでにある電子データ資料(PowerPoint、Flash、HTML文書等)を活用するだけでなく、特殊編集メ ニューから直接コンテンツを作成することができ、動画講義とPowerPointとクイズの3つを組み合わせたeラーニングコンテンツ作成(ンライン教育(WBT)用学習コンテンツ)することができます。eラーニングの国際標準規格であるSCORM1.2、SCORM2004にも対応しています。

LectureMAKERは多様なマルチメディア要素と、PowerPoint、Flash、HTML文書が利用できるだけではなく、LectureMAKERの編集機能を利用して、多様な形態の講義 資料作成や、動画コンテンツの編集が可能ですウェプカメラやマイクを接続して、マルチメディア講義資料を作ることもできます。

例えば、講義の進行に合わせてスライドを動かしたり、スライドに書き込みをするといったことが可能です。また、講義の進捗にあわせて確認問題を作成することが可能です。また、プログラムスキルがある方は、ボタンにスクリプトを組み込むことで、複雑な教材を作ることができます。

LectureMAKERでは、製品版とまったく同一の機能を30日間のお試利用できるようになっています。この機会にダウンロード、インストールしてご利用くださいますよう、お願いいたします。

●ダウンロード方法
最新バージョンをインストールするには、下記のURLからダウンロードしてください。
1. 下記のURLにアクセスしてください。
http://lecturemaker.jp/?page_id=11
2. お名前、会社名、メールアドレスを入力してください。
3. ダウンロードURLをお知らせいたします。

LectureMAKER
URL:http://lecturemaker.jp
価格:99,750円(サポート無)
年間サポート付:152,250円(ライセンス料金99,750円+年間サポート代金52,500円)

●販売方法
発売開始時は、LectureMAKER専用サイト(http://lecturemaker.jp )で直販から開始します。
購入、お問い合わせ、見積依頼は、Webからお願いいたします。
近日中に代理店からの購入ができるように準備いたします。

株式会社キバンインターナショナルとは
株式会社キバンインターナショナルhttp://elearning.co.jp)では、「eラーニングをすべての人に!」という目標に向けて活動をしており、その目標を達成するために、自社で製品・サービスを開発するだけではなく、日本・海外から優れた製品を探して皆様にお届けいたします。

●連絡先
株式会社キバンインターナショナル
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-7-3 セイコービル4F
電話:03-5846-5800
FAX:03-5846-5801
URL:http://elearning.co.jp
担当:梁花(りょうか)、長谷川(はせがわ)、蔡(チェ)
メール:sup_tool@kiban.jp

前回、SCORM対応教材の作り方で、何も成績を送信しない、最も単純なSCORMのAPIを実装してみました。これだけでは、仕様を満たしているとはいえますが、使い物にはなりません。そこで、今回はlesson_status(学習結果)を送信できるようにしてみましょう。

SCORM1.2では、lesson_statusには、

  • incomplete: 未修了
  • completed: 修了
  • passed: 合格
  • failed: 不合格
  • browsed: 閲覧済
  • not attempted: 未受講

の6種類値を設定することができますが、実際によく送信される値は以下の4つでです。

  • passed
  • completed
  • failed
  • incomplete

たとえば、開いた瞬間に、completed(修了)を送信する教材であればこういう風にかけばOKです。

<script type=”text/javascript”>
var API;
for(win = window;win.API==null && win.parent!=null && win.parent!=win; win = win.parent);
API = win.API;
API.LMSInitialize(“”);
API.LMSSetValue(“cmi.core.lesson_status”, “completed”)
API.LMSFinish(“”);
</script>

クイズ問題などであれば合否判定が発生しますが、開くだけでよい教材なら、これだけのプログラムで成績を記録することができます。実際には、session_time(学習時間)を送信したほうがよいので、bodyタグのonloadでinitializeを行い、bodyタグのonunloadやonbeforeunloadでFinishを送信する教材が多いようです。

弊社が販売しているオーサリングツールの中でも、とりわけ、QuizCreatorのAPI通信についての問い合わせが多いので、それぞれ紹介します。
以下の通信ログは、QuizCreatorで4問の問題を作成し、SCORM1.2向け書き出ししたものの通信例です。
QuizCreator
通信ログの例(SCORM1.2)

# LMSInitialize —–(1)
# LMSGetValue(cmi.interactions._count) : 0
# LMSGetValue(cmi.student_data.mastery_score) : 60
# LMSGetValue(cmi.core.student_id) : 123456
# LMSGetValue(cmi.core.student_name) : キバンインターナショナル
# LMSCommit
# LMSGetValue(cmi.core.lesson_mode) : normal
# LMSGetValue(cmi.core.lesson_status) : incomplete —–(2)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.id,Q01)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.type,true-false)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.weighting,1)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.correct_responses.0.pattern,t)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.student_response,t)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.time,20:23:51)
# LMSSetValue(cmi.interactions.0.result,correct)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.id,Q02)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.type,choice)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.weighting,1)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.correct_responses.0.pattern,東京)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.student_response,京都)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.time,20:23:53)
# LMSSetValue(cmi.interactions.1.result,wrong)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.id,Q03)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.type,choice)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.weighting,1)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.correct_responses.0.pattern,3,5)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.student_response,3,5)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.time,20:23:55)
# LMSSetValue(cmi.interactions.2.result,correct)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.id,Q04)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.type,fill-in)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.weighting,1)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.correct_responses.0.pattern,pen,pencil)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.student_response,pen)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.time,20:23:58)
# LMSSetValue(cmi.interactions.3.result,correct)
# LMSCommit —–(3)
# LMSSetValue(cmi.core.score.raw,75)
# LMSSetValue(cmi.core.score.min,0)
# LMSSetValue(cmi.core.score.max,100)
# LMSSetValue(cmi.core.lesson_status,passed)
# LMSSetValue(cmi.core.exit,)
# LMSSetValue(cmi.core.session_time,0000:00:16.73) —–(4)
# LMSFinish —–(5)

QuizCreatorで作成した教材は、たった4問に回答しただけで、これだけの内容をLMSに送信しています。量は多いですが、それほど複雑なことはしていません。最初の部分から順に解説していきます。

(1) LMSInitializeを送信し、LMSとのやり取りを開始します。

(1)~(2) 受講者のIDや名前など、プレイヤー上で表示するための情報を取得します。ここまでの通信はクイズをロードすると自動的にすすみます。

(2)~(3) 問題に解答し終わり、結果表示画面に移動するタイミングで(2)~(3)の通信は行われます。この部分の通信で、設問ごとの問題情報と回答情報を送信します。この部分はとても重要なので、各要素の意味を紹介しておきます。

  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.id,Q04)
    設問の識別IDです。出題順序をランダム化した場合も、問題を一意に識別できるIDが送信されます。問題ごとの正答率などを集計するために使うことになります。
  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.type,fill-in)
    問題種別を表しています。fill-inであれば、記入問題だということがわかります。この情報を使うと、問題種別に合わせて回答表示をカスタマイズすることができます。
  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.weighting,1)
    問題の配点(重み付け)です。
  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.correct_responses.0.pattern,pen,pencil)
    回答例です。penもしくはpencilが回答なのですが、実はこのメッセージは正しくありません。このメッセージを素直に解釈すると、pen と pencilの両方を回答した場合だけが正解になります。本来であれば以下のようなメッセージを送信すべきですが、現状は上記のようなメッセージを送信する仕様になっています。

    • LMSSetValue(cmi.interactions.3.correct_responses.0.pattern,pen,pencil)
    • LMSSetValue(cmi.interactions.3.correct_responses.0.pattern,pen,pencil)
  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.student_response,pen)
    生徒の回答内容です。このデータを集計することで、各選択肢がどの割合で選択されたかわかるので、問題や解説の質の向上につなげることができます。
  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.time,20:23:58)
    回答が行われた時刻です
  • LMSSetValue(cmi.interactions.3.result,correct)
    正誤情報: 設問に正解したのかどうかがわかります。

(3)~(4) 全体の得点、合否情報、受講時間を送信します。

(5)最後にLMSFinishを送信します。

LMSFinishなどを、教材を閉じるタイミングで送信する教材も多いのですが、QuizCreatorの場合は、(2)~(5)を結果画面を表示するタイミングで送信していますのでご注意ください。

今回作成したAPI: sample2

次回は、SCORM教材のAPI通信の解析手法について紹介する予定です。

Business planning - Flowchart with actions and graphics
WARKの長瀬社長からご案内をいただき、下記の研究会に、弊社も参加することになりました。

eラーニングコンテンツを、外部に委託して開発する場合、コストが大きくなったり、時間がかかったりします。定番コンテンツは、SCORMコンテンツを購入し、自社オリジナルのコンテンツは、自社内で内製することが十分可能になってきていると思います。

オーサリングツールの活用だけではなく、各種テンプレートが発売されていたり、システム側で簡易的なコンテンツを作成する機能を持っているものも、多く登場しています。

eラーニングコンテンツを内製化をしたいと考えている皆様の参加をお待ちしています。

私たちは、eラーニング教材作成ツールを発売するメーカーとして、皆様に内製化の提案をしたいとおもいますす、実際の利用者の皆様からは、どのようなニーズをお持ちであるのか、直にふれて、声を聞いてみたい、意見を真摯に聞いてみたいと思っています。是非、ご参加いただければと思い、blogにて紹介させていただきます。

—–

eLCの「グループ」は、eラーニングに関連する様々なトピックを研究・議論する組織でeLC会員に限らず一般の方にもご参加いただく事ができるものです。
この度、新しいグループが発足することになりましたので、参加募集をいたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
————————————————————
■グループ名称
「eラーニング・コンテンツ内製化研究グループ」
■グループ責任者
有限会社WARK 代表取締役 長瀬昭彦(http://www.wark.jp
■活動概要
eラーニング・コンテンツの内製化について、様々なモデルや手法を研究します。
eラーニングコンソシアム会員企業による便利TOOLの紹介や事例の発表もやろうと
思っています。コンテンツの内製化を検討中の企業様の参加もお待ちしております。
■活動期間/頻度
2009年10月23日(金)~2010年3月31日(火)/月1回
■主な活動場所
eLC事務局(東京都中央区日本橋小伝馬町)、他
※参加人数によって調整します
■募集対象/定員
関心のある方であればどなたでも/20名以内
■参加申し込み
下記のフォームよりお申し込みください。
◆申込フォーム
http://www.elc.or.jp/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=c036_3
以上
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特定非営利活動法人
日本イーラーニングコンソシアム(eLC)
URL: http://www.elc.or.jp
〒103-0001
東京都中央区日本橋小伝馬町16-5 新日本橋長岡ビル 2F
電話:03-5640-1017 FAX:03-5640-1018
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  • 製品・サービス
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。20名まで無料でASPサービスを利用できます
    PC、iPhone対応のeラーニング学習管理システム(LMS)【SmartBrain】
    http://smartbrain.info/
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。


    eラーニングポータルサイト【elearning.co.jp】
    http://elearning.co.jp/
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    コンテンツビジネス支援パック
    http://contentsbank.jp/

    Ustream配信、動画コンテンツ制作、セミナーにご利用いただけるレンタルスタジオ
    Ustreamレンタルスタジオ「パンダスタジオ」
    http://pandastudio.tv/

    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルのスタッフが、eラーニングに関する情報・最新事情をBlogでご紹介。月50本程度の情報発信を行っています。
    ブログ「blog.eラーニング.co.jp」
    http://blog.elearning.co.jp/

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