パンダスタジオの工事・構築・改善

株式会社キバンインターナショナルの運営するパンダスタジオhttp://pandastudio.tv)では、良い音のスタジオを目指して、ミキサー、マイクなどの音響関連のパワーアップをして参ります。その一環として、Presonus社のデジタルミキサー StudioLive 16.4.2  http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studiolive16.4.2.php を導入しましたので、お知らせいたします。

導入の決め手となったのは、

  • 音に関して、インターネット上で非常に評価が高かったこと。
  • コンピュータ、iPadでのリモート操作、コントロールが自由にできること。
  • 同等の機能の製品の中では、非常に安価であったこと。
  • ミキサーの卓の作りが非常にしっかりしていて安心感があったこと。
  • 4つのグループを設定し、出力をコントロールできたこと。

などが、導入の決め手となりました。日本メーカーのものを、当初第一希望として選定を始めたのですが、予算の都合により、次のバージョンアップ時の目標ならびに、来春稼働予定のブラウンスタジオを「音」中心に設計するスタジオとして、その時に導入として、今回の選定となりました。

パンダスタジオの黒スタジオのミキサーが、デジタルミキサーになりました

パンダスタジオの黒スタジオのミキサーが、デジタルミキサーになりました

PreSonus StudioLive 16.4.2(スタジオライブ)の紹介

http://www.mi7.co.jp/products/presonus/studiolive16.4.2.phpより本製品の概要をまとめて紹介します。

アナログの操作性とデジタルのパワーを融合

  • StudioLiveは、XMAXクラスAプリアンプ。
  • 90種類を超えるシグナル・プロセッサー、DSPエフェクトの膨大なライブラリー。
  • 6系統のAUXバス、4系統のサブグループ。
  • 大型ディスプレイとLEDメーター。
  • トークバック・システム。
  • 32入力18出力FireWireオーディオ・インターフェース
  • 多彩な機能を備えながら、僅か10kgのコンパクト・デザインで運搬も容易。
  • ラック・マウント可能。

評価の高いXMAXクラスAプリアンプを贅沢にも16系統搭載。そして、クリーンな信号経路、32Bit浮動小数点演算による内部処理、ダイナミックレンジ118dBのAD/DAコンバーター、特許を取得したTC Applied Technologies社のJetPLLジッター低減テクノロジーを採用し、パワフルな機能性とスタジオ・グレードの品質を両立しています。

コンピューターでStudioLiveの制御を可能

  • Virtual StudioLive(VSL)ソフトウェアは、StudioLive専用にデザインされたソフトウェアがセットになっています。
  • コンピューターとStudioLiveファミリーとの双方向コントロールを実現。
  • Virtual StudioLiveがインストールされたコンピューターとStudioLiveをFireWireで接続するだけで設定は完了。
  • チャンネル、サブグループ、Auxセンド、メイン・レベル、Fat Channel、エフェクト、グラフィックEQなど、ミキサーの各パラメーターをコンピューターのディスプレイで視覚的に確認しながらコントロールすることが可能。
  • リストからVirtual StudioLiveへドラッグするだけで、新しいシーンをミキサー全体への適用が可能。
  • 無償提供されるSL Remote for iPadでほぼ全てのミキシング機能をiPadからリモート・コントロールが可能となります。
  • iPadをお持ちでない方も、市販のVNCソフトウェアで別のコンピューターやiPhone等からVirtual StudioLiveのコントロール、つまりはStudioLiveのコントロールが可能となるのです。

StudioLiveの入力からファイナル・ミックスまで

非常に良くできたビデオで、長めのビデオですが、StudioLiveで、どのようなことができるのか、どのような特徴をもった製品であるのかを理解することができます。

SL Remote for iPadビデオ

iPadで、StudioLiveをリモート操作できる様子を紹介したビデオになります。

Virtual StudioLive紹介ビデオ

PC側のソフトウェア、Virtual StudioLiveでどのような操作で、どのようなことができるのか概要を理解することができます。

TEDxSeedsというイベントのUSTREAM生中継ならびに、翌日には、英語字幕付でYoutubeにアップロードするプロジェクトに、技術面・機材面で全面的に、株式会社キバンインターナショナルhttp://kiban.jp)ならびに、パンダスタジオhttp://pandastudio.tv)、タイムシフト社でサポートしていますので、その機材、構成について公開します。

TEDxSeedsのUSTREAM用機材・収録機材構成図・配線図

TEDxSeedsのUSTREAM用機材・収録機材構成図・配線図

TEDxSeedsの要件

下記の要件を満たす必要がありました。

  1. フルハイビジョンカメラ5台、フルハイビジョン画質で、PC3台、合計8台をスイッチングしながらの配信とすること。
  2. 配信したものは、USTREAMに、ダイナミックストリームでPC用高画質と、iPhone用の低画質で配信すること。
  3. 配信は、第一幕~第四幕の4つのアーカイブとすること。
  4. 収録は、ProRes形式で行い、一幕終了ごとに、Finacutでオープニング、エンディングをつけ、Youtubeにアップすること。
  5. 16m×5mの巨大ディスプレイに、高精度プロジェクター+スパイダーで、センターディスプレイをコントロールすること。
上記5点を満たす必要がありました。

カメラ

SONYのNX5J系のカメラ4台、CANONのLX-H1を1台でカメラ5台、SONY TYPE F(ノートパソコン)で、フルHD画質をHDMIで出力できるPCを3台用意しました。PCは、オープニングやプレゼンテーション、TEDのロゴをセンターディスプレイに表示するために利用します。これら8系統のフルHD画像を、Blackmagic Design社のATEM 1 M/E Production Switcherに入力し、ATEM 1 M/E Broadcast Panelで操作します。

ビデオスイッチャー

RolandのV-1600HDという優れたスイッチャーを常時パンダスタジオで利用しているので、こちらを利用したかったのですが、センターディスプレイ用にノートPC3台(AUX01~03を利用します)や、プログラムアウトが2系統必要なため、Blackmagic Design社のATEM 1 M/E Production Switcherを利用しました。

ミキサー

デジタルサウンドミキサーとしてMOTU 896mk3 Hybridを利用しました。今回は、19インチラック(12U)内にすべて装置を納めたいため、ラックマウントのMOTUの896を導入しました。

スパイダー

舞台上に16m×5mの巨大スクリーンを設置し、このスパイダーでコントロールをします。SDI、DVI-D、D-SUBがそれぞれ5系統入力できます。このスパイダーの仕掛けについては、別のBlog記事にて紹介します。

ビデオハブ

会場で複雑な配線や、昨年度に本番直前により、急な変更がたくさんあり、つなぎ替え、分岐が大変であったことから、すべてBlackmagic Design社のSmarVideoHUBに映像機器を接続し、このVideoHubから映像を分岐したり、接続をコントロールするようにしました。

配信用マシンと配信用ソフト

高ビットレートと低ビットレートを1つのマシンで配信するため、AdobeのFlashMediaEncoderを選択しました。また、念のためバックアップをこのマシンでも行います。MacProを2台、タンデムで準備します。

録画・バックアップ

ATOMOSのNINJAとSAMURAIを利用してバックアップをします。NINJAは、BlackmagicのATEM 1M/EのHDMI出力(プログラムアウト)をカードリッジ交換なしで行い、SAMURAIは、SmarVideoHubからのSDI出力をRecします。一幕約2時間30分ごとにカードリッジを交換し、バックヤードで待機するFinalCutチームにデータを渡します。

配線図(高画質)

 

 

パンダスタジオhttp://pandastudio.tv/)で音楽の収録・配信が増えましたので、ボーカル用のマイクとして、SHURE(シュアー) マイク SM-58LCEを導入していますが、楽器の収録用として、SHURE(シュアー) マイク SM-57LCEを追加しました。

Ustream用のスタジオ、eラーニング撮影用のスタジオとして、2010年10月10日に、パンダスタジオをオープンしたところ、多くの方から、スタジオの構築費用や質問をいただくことがあったので、2011年6月にカエルスタジオとして、皆様が購入できるよう機材を厳選し、安価で操作も用意な機材で、eラーニングのビデオ撮影や会社紹介のビデオを自社で作成できるようにスタジオセットの販売をしました。

8月1日から7日までの1週間、名古屋、大阪、姫路、福岡の順に、スタジオの納品、設置作業、(一部、不動産の下見)のため、長期の出張に出かけます。本日8月1日は、機材を積み込み、1泊目の予定地の名古屋に移動します。スタジオ構築の様子は順次ブログでも紹介していきたいと思います。

名古屋スタジオ、姫路スタジオの荷物の2セットを積み込み完了

名古屋スタジオ、姫路スタジオの荷物の2セットを積み込み完了

さて、本日中(日が変わる前)に名古屋に到着できるかどうか

さて、本日中(日が変わる前)に名古屋に到着できるかどうか

カーナビでは4時間と出ていますが、首都高速に上がった瞬間から、超渋滞。ちっとも進みません。さて、都内を抜け出すのに、どれぐらい時間がかかることやら、、、、

会議室をスタジオに変えよう!カエルスタジオ!

会議室をスタジオに変えよう!カエルスタジオ!

パンダスタジオhttp://pandastudio.tv/)のスタジオ内の防音工事が終わると、音が外に漏れないため、お風呂やトンネルの中で声を出した時のように余計なエコーが残るようになりましたので、音を確認しながら、少しづつ吸音材を追加しています。

パンダスタジオの黒スタジオでクロマキー撮影することが増えました。PIPを撮影する場合、複数名が登場することも増えましたし、人物の比率を小さくしたいとの声もいただきました。それらの声をいただき、クロマキー用の背景を、435cm×230cmから、435cm×300cmまで拡大しましたので、お知らせいたします。これで身長300cmの方でも、なんとかクロマキー合成で撮影ができそうです。

DSC07428.JPG

皆さんは夏ばて大丈夫ですか?40度以上の熱を出してお休みをいただきましたが、私は、今日から本格復帰です。

土日にパンダスタジオの工事をしました。白スタには、パンダ収納用の棚が設置されました。棚にパンダが入っていく様子をご紹介いたします。防音工事が完璧で、そのままでは、外に音が抜けないので、お風呂で歌を歌っているような状態でしたが、良い具合に、パンダ棚のパンダたちが吸音をしてくれるために、余計なエコーもなくなりました。

パンダスタジオhttp://pandastudio.tv)の黒スタジオに吸音材が貼られてかなりかっこよくなったのですが、その後、やってしまいました、、、、。週末のネタ投稿です。お許しください。

パンダスタジオを音が良いスタジオとしても、皆さんに愛されるよう、音に関する改善をしていあます。防音工事が終わり、遮音性は高くなったのですが、その分、余計なエコーがスタジオ内に残るようになったので、ストラーダ社製の吸音材をスタジオ内部にはつける作業になります。

天井が4メートルと高く、1つの壁を貼る貼る作業だけでも大変です。今日は、最初に購入した128枚を、16枚づつシナベニアに貼り付けましたので、その裏面に、DAIKENのJ-700という遮音シートを貼るつける加工をしました。遮音シートを裏面に貼った後、黒スタジオのPAブース側の上部から順番に貼り付け作業をしました。128枚(22.5cm×22.5cm×60mm)を貼り付けたのですが、まだ、PAブース側の壁面、約半分程度しか貼り付けることができていません。

吸音材が届き次第、音を確認しながら、順次吸音材を設置して、音の良いスタジオにしていきたいと思います。

パンダスタジオの防音工事が終わって、いよいよ吸音工事に入りました。
防音が、外部からの音をシャットダウンする工事ならば、吸音は内部の音が無駄に反響しないように設置するものです。

吸音材を敷き詰めたものを貼り付けていきます。

パンダスタジオのトラスの付近に設置してきます。

これで、スタジオがいっそう使いやすくなります。

パンダスタジオの予約・見学のお問い合わせ はこちらからどうぞ

 

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