kindle(キンドル)

iPadのニュースや、電子ブックのニュースが多くなり、電子書籍の出版を考えている人も多いはず。iPadやGoogleが採用した電子ブックの作成方法、仕組みついて、何回かに分けて記載したい。

今回は、アップルがiPad(iBooK)で採用した電子ブックファイル形式のePubについて説明したい。

ePUBとは米国の電子書籍標準化団体の1つ電子書籍標準化推進団体「International Digital Publishing Forum」(IDPF)が普及促進するオープンな電子書籍ファイルフォーマット規格。

2007年9月に制定され「Open eBook Forum」時代に制定されたものを含めれば、すでに10年ほどの歴史を重ねた規格。

Amazonは、Amazon 独自の.azw 形式を採用し、このePub形式は採用していない。Apple、Google、Sonyなどが、このePub形式を採用しているので、Amazonでも将来、ePub形式の採用があるかもしれません。

Amazonの.azwは、Digital Text Platform(https://dtp.amazon.com/mn/signin)からPDF、WORDファイル、HTMLファイルをアップすることで簡単に変換され、Amazon独自形式の.azwファイルができるので、ファイルのフォーマットや作成方法について意識する必要はありません。(詳しくは、kindle(キンドル)向け電子書籍の出版方法と、著作料70%獲得の条件 http://blog.elearning.co.jp/?p=3703 を参照してください。)

ePUBはインターネット接続が切断された状態のPDAやノートパソコンなどでも読書が継続できるようにダウンロード配信を前提にパッケージ化された、XHTMLのサブセット的なファイルフォーマット規格のため、インターネット回線が切れた状態でも利用することができます。

従来からある電子書籍ファイルフォーマットは、ベンダー製のものが大半で専用のツールやライセンスを購入する必要があった。もしそのベンダーが倒産・撤退などした場合に、過去制作したデータはその労力・コストと共に無駄になってしまう危険性がきわめて高い。

そこで、EPUBでは無駄なベンダー依存を徹底的に排除し、誰でも簡単に自分の作品をEPUB形式で提供したり、関連アプリケーションを開発できるように規格化が進められている。

特徴

  • PDFと違いは、スクリーンの大きさによってレイアウトを変えることが可能。
  • ePubの中身は、「XHTML/XML+CSS」で、作成しファファイルをZIPで固めて拡張子を「.epub」にしたもの。
    すでにオープンで標準的な仕様で構成されている。
  • 無料のePub作成ツールも利用できる。

●iPhoneでのePub形式の電子書籍をを読む方法
iPhone/iPod touchではStanzahttp://www.lexcycle.com/)というアプリで読める。無料で利用できます。
アプリのリンク先:http://itunes.apple.com/jp/app/stanza/id284956128?mt=8

Stanza

次回は、電子ブックePubのファイル作成方法について書きたいと思います。

AmazonのKindle用の電子ブックをどうやって出版するかを調べてみましたが、驚くほど簡単です。Digital Text Platform(https://dtp.amazon.com/mn/signin)からAmazon.comのアカウントでログインして、4つのステップで、データを入力していけば、電子書籍を出版できるようです。ISBNが必要ですので、個人向けではなく、出版社(それも小規模な出版社向け)ではないかと思います。

  • Web上から手続きが完了する。
  • amazon.comのアカウントがあれば良い。
  • Web上から、売り上げの状況を確認できる。
  • 電子書籍のフォーマットには自動変換してもらえる。
  • 売り上げの35%~70%を、もらうことができる。

著作権料として70%を得るための条件

  • 売上高から配信コストを差し引いた額の70%である。(販売額の70%ではないので注意。)
  • 販売価格2.99ドル以上9.99ドル以下であること。
  • デジタル版の販売価格はあらゆる印刷版の価格の80%以下の価格でなければならない。
  • 著者、出版社が出版の権利を有するすべての国と地域で販売が必要。
  • テキスト読み上げ機能をサポートするなどKindleストアが要求する仕様を満たすこと。
  • Amazonでの販売価格が競合書店の中で最安値になるようにする(Amazonが価格設定の自動化ツールを提供する)
  • 著者が著作権を持っていること。権利が消失したパブリックドメインのコンテンツは不可。
    出典:http://www.techcrunch.com/2010/01/20/amazon-royalty-kindle-dtp/

Digital Text Platformで出版する手順

4つの手順で書籍を出版することが出来ます。

▲ログイン画面、Amazon.comのアカウントでログインできます。

Digital Text Platform(https://dtp.amazon.com/mn/signin)にアクセスします。

とくに利用規約が出てくるわけでもなく、そのまま、Amazon.comのアカウントでログインできます。面倒な紙による手続きが不要なだけではなく、こうしてアカウントが共通で利用できてしまうのも、ちょっとしたことですが、大きく参加のハードルを下げているように思います。

▲最初にアイテム(書籍)を追加します。

「BOOK」ではなく「Item」になっています。ここでアイテムを追加していきいます。1点づつ追加していく方法です。数万点出版しているような出版社が、このように、1点づつアitemを追加するとは思えないので、APIが公開されて、大規模向けには、違う方法が提供されると考えられます。

このDigital Text Platformは、小規模出版社、大学付属の出版社、個人事業、作家などが利用することを想定しているのではないかと思います。全部の作家が直接、書籍を作って販売することになるとは考えにくいものの、ここから、出版社を通さない、ベストセラー作家がデビューする可能性はありますね。

▲第1ステップ。書籍の基本情報を入力します

最低限必要な項目がうまく整理されています。書籍の表紙も、この基本情報のページから入力するようになっています。

▲第2ステップ。書籍の販売地域、販売活動の条件を設定します。

全世界から、このDigital Text Platformで電子書籍が発行されるようになった場合は、各地、各国、各言語で、違う設定が出来るようになるのではないかと考えられます。販売する地域(国)を指定は、上記の画面から簡単に可能。

▲第3ステップ。書籍のデータをアップします。

書籍のデータのアップ画面です。Kindleの弱点として、写真(モノクロでしか表示できない)、図表がうまく表示されない、図表が省略されている、などの短所があります。電子データからいかに精度の高い変換をできるようになるのか、今後の展開が楽しみ。

▲第4ステップ。書籍の販売価格を設定します。

Amazon DTP が多言語対応。ついに世界中から自費出版可能に!

1/15に英語のほか、フランス語ドイツ語による電子書籍の製作をサポートすることを表明。また、アメリカ国外の著者や出版社も Amazon DTP で作成した Kindle Store で販売することができるようになるようです。

これまでは社会保障番号(SSN)、連邦納税者識別番号(TIN)、米国法人番号(EIN) のいずれかが必要である上に、米国の銀行口座を持たなければなりませんでした。この大きな制約がとうとう撤廃されたのです。

さらに、その他の言語のサポートも数ヶ月以内に追加されるようです。追加される予定の言語に日本語は明記されていませんが、Kindle で読める日本語の本を誰もが出版・販売できるようになる世界がまた一歩近づいてきました。

  • 自費出版する作品に DRM を付与する/しないの設定が作品単位でできるようになった。
  • 著者が作品に設定できる価格が、電子書籍の希望小売価格の下限または、紙の本の希望小売価格の下限を下回ってはならない、という制約が追加された。
  • 電子書籍に設定できる価格の下限は、3MB-10MB のファイルサイズのものは $1.99、10MBを越えるものについては $2.99 に定められた。(これまでは一律で $0.99 でした。)

http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/20100116/1263583413 より。

価格の設定画面です。価格を入力する欄は、1つだけです。今後、マルチカレンシー(多くの通貨)で、それぞれに価格が設定できるようになるのか、ドルベースで指定しておけば、各通貨には、自動的にレート設定がされるようになるのか不明。地域限定で販売できるようにするのであれば、現地通貨での設定ができるようになることが今後は、求められると考えられます。

現在、Amazonの電子書籍は、英語(アルファベット)しか対応していませんが、近い将来、日本語にも対応してくることでしょう。(現在発売をしている、60カ国の言葉すべてに対応してくることは、容易に想像ができます。)

書籍を出版する手続きが、下記のように4つの手順で完了するのであれば、多くの出版社、個人事業者が、本の電子出版を行うのではないかと思います。ベストセラーや一般書籍のように、紙で印刷されるもの以外の対象がごく限られた研究書、専門書、研修用テキスト、コミケで販売されるような自費出版本など少量多品種印刷されるようなものが、電子出版で発行される可能性もでてきます。

Amazonでの売り上げが、ロングテール化していることが話題になったことがありましたが、電子書籍では、より容易に商品の販売ができ、在庫コストが発生しないことから、電子書籍が盛んになることも考えられます。

eラーニングは、PCを使った学習方法ですが、画面でアニメーションが動いたり、音声が出ることがeラーニングではありません。いつでも、どこにいても最高の学びができるようにすることが、私たちの使命です。そのためには、従来のように、少量で流通が難しかったテキストが、電子ブックとして販売できるのであれば、このAmazonの流通網をうまく活用し、電子ブックもeラーニング用のアイテムの1つとして利活用すべきではないかと考えています。

私たちは、eラーニングシステム SmartBrainを発売して、iPhone以外のスマートフォン対応をすすめていますが、電子書籍との組み合わせについても、どんどん研究開発、活用方法の模索を続けたいと考えています。

Kindleで購入した書籍は、世界中どこにいても、携帯電話網を通して自動的にダウンロードされる。Kindleが成功した最大の理由の1つが、ネットワーク接続にあるのは間違いない。しかし、ネットワーク接続のコストの影響で、米国外で書籍を購入すると、値段が高くなってしまう。買い切りの本であれば、1冊あたり2ドル程度の負担だが、日刊の新聞を日本で購読すると、本国と比べて2倍以上の値段になってしまう。また米国外では、雑誌や新聞の画像が省略されてしまうのも魅力を半減させる原因になっている。

間隔 日本 米国 差額
The Times 日刊 $22.99 $9.99 $13.00
The New York Times 日刊 $27.99 $13.99 $14.00
Newsweek 週刊 $2.99 $1.49 $1.50
Forbes 隔週 $4.99 $2.49 $2.50
Learning PHP 1回 $16.39 $14.39 $2.00

Kindleの日本語対応が待ち望まれているが、それと同時に、日本の携帯電話キャリアと提携して通信費の負担の削減と、画像などの入った完全版の配信を始めてもらいたいものだ。

サムスンから、新しい電子ブックリーダーが発売されました。専用のペン(スタイラス)で電子ブックに書き込みができます。すごい勢いで、紙の書籍と同じことが、電子ブックでもできるようになって入っています。

Googleブックスと提携し、100万冊の書籍が楽しめます。値段は、6インチディスプレイ搭載の「E6」(399ドル)と、10インチの「同E101」(699ドル)と、高めです。省電力で、4時間の充電で最大2週間使えるとのことですが、おそらくWiFiやBluetooth 2.0をりようしない場合でしょう。

日本語の利用、日本メーカーの対応が待ち遠しいですね。

あまり漏れることのないAppleの新製品情報が、ここまで漏れる?ことも珍しいですね。Appleタブレット(iSlate)の動画を見ているとわくわくします。電子ブックリーダーのKindleの対抗と噂もされますが、私は、純粋に、ノートパソコン、iPhoneの進化系ではないかと思っています。真偽のほどは、全く不明ですが、下記のようなYoutubeのビデオを見ていると、ワクワクします。

eラーニングをいつでも、どこでもを、実現するためには、iPhone対応が必須と考えeラーニングシステム SmartBrainというシステムを開発しまたが、ここまで、使う側をワクワクさせるようなインターフェイスを提供してくれるのであれば、きちんと早期に、Appleタブレット(iSlate)対応のeラーニングシステムとして、最高の学習環境、最高の学習体験を提供できるようにしていきたいと思います。

Apple製品は、Webブラウザは、Safariベースとなるはずですから、PC版Safari、iPhone版Safariに対応したSmartBrainであれば、かなり短時間で動作検証、対応ができるのではないかと思います。

タブレット端末の性能を活かしたコンテンツ

下記の動画は、Appleタブレットとは関係ありませんが、コンテンツがこのような進化をするのではないと考えさせられる映像でしたので、併せて紹介いたします。

ポートサイドステーション大晦日特番「誰が電子書籍を読むのか」という対談が、Ustreamを利用して中継されており、18時ごろから閲覧した。興味ある分野なので、メモを取った内容を、無編集ですが、記録として残します。内容は完全に私個人のメモですので、発言者の主旨を完全に反映出来ていない可能性があることを十分ご理解いただきますよう、お願いいたします。大晦日にもかかわらず、このようなすばらしいイベントを企画、出演してくださったスタッフの皆さんに感謝・感謝です。

http://portside-yokohama.jp/ より

下が中継中の様子。左から和田昌樹さん、 高木利弘さん、浜崎克司,さん、木村さん(らしい)。非常にためになる番組であったが、30名程度の閲覧者であることが、何よりも残念。前半を見損ねたのも残念。


▲放送された様子が、オンデマンド(あとでも見ることができるようになっていました)ので埋め込んでおきます。(2010/01/03追記)

  • 電子書籍市場。7年間で46倍の市場。500億弱。書籍は、1兆円市場。電子書籍は、全体の5%になっている。
  • 電子書籍は、携帯電話での利用がすごく伸びている。パケ放題、携帯の高機能化、通信速度の高速化、液晶の大型化などが影響していると考えられる。
  • 電子書籍=電子コミックの状態。書籍、写真集は、のびていない。
  • 実用書は、電子書籍では厳しい。パソコンの場合は、課金の問題もあるので普及が進まない。
  • 電子書籍は、日本の再販制度、書籍の流通制度を、変える可能性がある。日本独自の制度が変化するきっかけになるかもしれない。
  • AmazonのKindle用の書籍が、クリスマスシーズンで、紙の書籍より、電子書籍の売り上げが超えている。
  • Sony Readerの前にSonyがLIBRIeで失敗したのは、パソコンが必須でメモリースティックで移動させる面倒さ。電子書籍リーダーそのものに、通信機能が必要。
    参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/01/news004.html
    参考:http://www.sony.jp/products/Consumer/LIBRIE/
  • ソニーに対して、アップルは、どのような方法で、電子ブックを出してくるのか予想。議論が盛り上がる。本好きは、バッテリーの持続性も大切だけれども、電子ブックリーダーの質感、ディスプレイの性能が大事。快適性が大事。
  • パブリッシャー=出版社?ソフトウェア・パブリッシャー、・ゲーム・パブリッシャー。最適な方法で、ユーザーに届ける業務は、すべてパブリッシャーではないか。出版社=パブリッシャーと狭く考えない方が良い。
  • すでに書籍の多様化が起こっている。きちんと現状を認識してから議論を広げる方法に感心。非常に参考になる。
  • iPhone、Appleタブレットなど、アップルが書籍に与える影響は大きい。ただしプログラマーが介在しなければならないのが一般化の上で問題。
  • Amazonの電子書籍の出版方法が中抜きになる。出版社なしで、作家がそのまま出版社を通さず、電子書籍を作成、35%を得るという衝撃の状況が生まれる。参考:kindle向け電子書籍を出版する方法http://blog.elearning.co.jp/?p=3703
  • アメリカと日本では、作家とパブリッシャ-の契約の仕方が異なる。
  • 出版社は、電子書籍をするためにも、DTPのデータをきちんと管理できていない。今後の課題。DTPデータの管理+権利関係の管理が必要。
  • 出版の世界では、POSデータの管理や、ダイレクトセールの仕組みが遅れており、課題。
  • チャネル(流通)を押さえた人が、大きな取り分を取るのは歴史的な事実。
  • 重要な情報は、紙に蓄積されていたものが、紙と電子データになってきている。電子化は、Googleの影響。紙の流通にはAmazonが大きな影響を与えた。Amazonは、紙と電子データの両方に影響を与え始めている。
  • Google bookは、江戸時代の黒船と同じ。アメリカでは裁判の結果がでており、裁判の結果に同意するかどうかの段階に来ている。Google bookの電子化は、期日までに、意義を申し立てなければ同意したと見なされる。意義を申し立てをすれば、電子データは削除される。日本、フランスでは、大きな反対が起こった。
  • 電子書籍は、誰をターゲットとするのかを中心に議論が進む。
  • 電子化=データの蓄積には有効。読むという行為に対しては、卓越したものを提供するかどうかは、分けて議論すべき。
  • 実用書、教科書、学習参考書、辞書などが電子化されると、地方の書店が大きなダメージを受け、壊滅状態となるだろう。生き残れる書店は、限られる。
  • Kindle(電子書籍)にリプレイスされないのは、文芸書。電子書籍は、リファレンス(辞書類)で強い。
  • 出版社は、棚を押さえることが重要な役目であったが、出版点数が多く、現在は、新刊書籍しか並べられない。いま、出版社で、この悪い状況に、きちんと手を打てているところは、皆無。
  • グーテンベルク以来500年以上の書籍の歴史が変わるには、時間がかかる。ビジネスモデルだけでは解決しない。
  • 職業作家という職業が壊滅状態。電子化によって、その問題は解決されない。新潮文庫を電子化したときの印税は、21円。
    だれが「本」を殺すのか〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
  • 電子コミックの売れ筋=ボーイズラブ(美男子同士の恋愛?)レジで並ぶのに抵抗があるもの。家に置いておきづらい書籍が人気がある。腐女子と言われる人たちに人気。電子コミックの売れ筋のもう1つの売れ筋は、ティーンズラブ=H系。レジで買いづらいものが人気。
  • 人気の電子書籍(ケータイ小説)を紙で出版すれば、 書籍としても成功することが事例として紹介された。
  • 期待されるのは、kindleではなく、Appleタブレット?アップルのような新しいエクスペリエンス(経験)を提供する会社が変化を起こすのではないか。
  • 日本の高い技術、ゲームコンテンツ技術などが、電子ブックにも活かされることを期待。マンガ、アニメ、ゲームのノウハウを活かせば、日本も、電子ブックの分野でリーダーシップを発揮できるだろう。
  • 電子書籍により、日本以外の人にもリーチできるのは、確かに電子書籍のメリット。電子書籍は、新しいフロンティア
  • 出版社がダイレクトマーケティング、ダイレクトセールができるようになるかどうかが、今後の盛衰を分ける。

追記:参加された方の紹介が追加されたようです。(2010/01/04 17:20追記)
http://portside-yokohama.jp/headlines/stream09123.html

▼千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
スタジオの詳細・活動記録はfacebookファンページに公開していますので、ぜひご覧下さい。
http://facebook.com/pandastudio.tv

社長のKindle2をいじり倒しているうちに、とうとう自分までKindle2を買ってしまいました。ふわです。

さて、Kindle2は先日のファームウェアアップデートにより、PDF形式の文書表示が可能となりました。

これで日本語文書も読めるようになったのですが、PDF1ページ丸ごと使って画像を貼り付ければ、電子書籍ならぬ、電子コミックを作ることも出来、それをKindle2上で表示させることが出来ます。

しかし、別の方法で、わざわざPDFに変換しないでかつ簡単にできる方法がありましたので、今回はこちらをご紹介したいと思います。

今回は、瀬尾浩史&サークル架空線さんの作品でWeb上で公開されている「うぶんちゅ!」の第一話を使います。こちらはPNG画像でクリエイティブ・コモンズの“表示-非営利”で公開されており、今回のような用途には最適です。

“pictures”というフォルダを作る

まず、Kindle2をUSBケーブルでパソコンと接続します。するとKindle2がリムーバブルメディアとして認識され、このようなフォルダ構造で表示されます。

Kindle2の中身

Kindle2の中身

ここに、picturesというフォルダを作ります。

"pictures"というフォルダを作ります

"pictures"というフォルダを作ります

ここで作った”pictures”フォルダの中に、画像ファイルを入れます。”pictures”フォルダの中に更にフォルダを作り、”Ubunchu-1″という感じにフォルダを作り中に画像を入れると、Kindle2上では”Ubunchu-1″として認識されます。

このように、更にフォルダを作って画像を入れます。

このように、更にフォルダを作って画像を入れます。

上の画像中の、拡張子が”.manga”のファイルはKindle2が生成したファイルですので、気にしないでください。(.mangaって気になるなぁ・・・)

これでKindle2上にファイルはアップロード完了です。USBケーブルをパソコンと切断します。

次に、メイン画面でALTキーとZボタンを同時押しします。これでリフレッシュを行います。

これで完了です!今の場合、picturesフォルダ内にUbunchu-1というフォルダを作り、その中に画像ファイルを入れたので、”Ubunchu-1″とメイン画面に出てくるはずです。

そしてこれを選択すると・・・

うぶんちゅ!出てきました!

うぶんちゅ!出てきました!

画面もくっきり!

内容もしっかり読めます。

内容もしっかり読めます。

上の画像はKindle2のスクリーンキャプチャー機能で撮影したものなのでくっきりみえるのですが、現物でもくっきり見えます。

ちなみに、ページめくりは、ファイル順でめくられます。

今回はWebコミックでご紹介しましたが、スキャンした文書画像なども同様の方法でKindle2で持ち運ぶことが可能です。今回ご紹介した方法では、PDFへの変換も不要です。(ただし、パスワードロック機能がKindle2には無いため、機密文書などは入れないで下さい。)

学校での活用法

ちなみに、Kindle2の画面に採用されているE-Inkは16階調表現することが可能です。学校での活用を考えれば、理科や社会科の画像も、Kindle2にそのまま入れる等の活用法が考えられます。特に最近では、インターネットリテラシーを漫画で学ぶといった機会もあるようです。(著作権についてや、ネチケットについて、などなど)

eラーニングマテリアルとして、Amazon Kindle2はますます注目する必要がありますね。

Amazon Kindleはほしいけど、海外の通販サイトは不慣れで、購入はちょっとという方のために猿でもわかる様に購入方法を解説します。

(1)の記事をご覧の上、お読みください。

では、購入手続きに進んでいきましょう!
まずは、Amazon.comアカウントの入力画面が表示されます。
注意無ければいけないのは、日本のAmazon.co.jpのアカウントは利用できません。
つまり、初めて英語のAmazonで買い物する人は、もれなく新しいアカウントを作成してください。

アカウント入力

アカウント入力

さぁ、ここでは新しいアカウントの作成画面について解説します。
もう、アカウント持ってるよって人は飛ばしてください。
入力は簡単。名前とメールアドレス、パスワードを入れるだけ!

新しいアカウントを作る

新しいアカウントを作る

その次は商品の送付先を入力します。
ここも注意!!
日本の住所の書き方と違うんですよね。スクリーンショットを参考に記入してください。
(インターネット調べると、参考になるサイトがいろいろありますよ。:住所の英語表記英語での住所の書き方

送付先住所入力

送付先住所入力

続いて、購入に使うクレジットカードを入力します。
Kindleを買った後、特に設定を変更しなければ、このカードから電子ブックの購入費用が引き落としになるので慎重に!

決済

決済

カード追加

カード追加

カード画面

カード画面

ここまでくると、後は簡単。
購入ボタンを押すだけ!

オーダー画面

オーダー画面

そうすると、「注文ありがとう!」の画面が出て終了!!

注文終了

注文終了

到着まで1週間ほどかかるので、のんびり待ちましょう~

正月休みの自分自身への課題図書、eラーニング関連を紹介します。IT関連、Web関連、マーケティング、経営学関連など、積読(つんどく)状態が50冊以上は、読みたいママになっている。正月休みはじっくり学びの時間にしたいと思う。

読みたいときに本が自宅だったり、会社だったりする。早くKindleで日本語の書籍が販売されるようになって欲しい。

まずは、eラーニングに関連しそうな書籍15冊を下記に紹介。

Kindle for iPhone』が、日本のApp Storeで公開が始まりました。もちろん無料です。

せっかくの電子書籍を、iPhoneでも早く味わいたい、日本でも早く公開してくれないかと思っていたら、『Kindle for iPhoneicon』が本日公開されました。

ゆりかもめで移動中にインストールして、使ってみました。ファーストインプレッションでは、確かに画面は小さいけれど、Kindleの快適さを、iPhoneでも十分に味わえるということです。Kindle for PCKindle for iPhoneiconがリリースされたことで、購入した電子書籍は、ますます便利に、どこでも利用できるようになります。指で、次のページに簡単に送りながら、次々と文章を読め、とても快適です。

私のKindleは購入してから、人に見せるたびに貸し出してしまって、ほとんどに手元になく、Kindle for PCKindle for iPhoneiconで、Kindle気分を味わる奇妙な状態を、もう少し楽しんでみようと思います。(私のKindleは、後10日ほどで、旅から帰ってくる予定です。)

インストールから利用画面まで、スクリーンショットを撮りましたので、紹介いたします。

▲「kindle」で検索すると見つかります。無料です。

▲「kindle」で検索すると見つかります。無料です。

起動するとなじみのKindle for iPhoneの画面が表示されます。

起動するとなじみのKindle for iPhoneの画面が表示されます。

▲kindle for iPhone Login画面(Amazon.comのアカウントが必要)

▲kindle for iPhone Login画面(Amazon.comのアカウントが必要)

kindle for iPhoneのArchived itemsの画面(購入した書籍が5冊)

kindle for iPhoneのArchived itemsの画面(購入した書籍が5冊)

▲購入した書籍の一覧(貸し出した人が色んな本を好き買っている。)

▲購入した書籍の一覧(貸し出した人が色んな本を好き買っている。)

▲クリックするとダウロードが始まる。体感では、30秒~40秒程度。

▲クリックするとダウロードが始まる。体感では、30秒~40秒程度。

▲ダウンロードが完了するとHomeの方に表示がされる

▲ダウンロードが完了するとHomeの方に表示がされる

▲文字サイズや背景色、文字色を変更することが出来る

▲文字サイズや背景色、文字色を変更することが出来る

  • 製品・サービス
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。20名まで無料でASPサービスを利用できます
    PC、iPhone対応のeラーニング学習管理システム(LMS)【SmartBrain】
    http://smartbrain.info/
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。


    eラーニングポータルサイト【elearning.co.jp】
    http://elearning.co.jp/
    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルの製品を紹介しています。


    コンテンツビジネス支援パック
    http://contentsbank.jp/

    Ustream配信、動画コンテンツ制作、セミナーにご利用いただけるレンタルスタジオ
    Ustreamレンタルスタジオ「パンダスタジオ」
    http://pandastudio.tv/

    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルのスタッフが、eラーニングに関する情報・最新事情をBlogでご紹介。月50本程度の情報発信を行っています。
    ブログ「blog.eラーニング.co.jp」
    http://blog.elearning.co.jp/

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