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こんにちは。キバンインターナショナルの小林です。
気象予報士の勉強で重要な用語について載せています。
解説は、気象予報士講座から、ピックアップ。勉強にお役立てください。
「逆転層」とは?
普通大気は、上空に行くに従って気温って下がっていくんですけども、その大気の中に逆に上空に行くほど温度が上がってしまう、そういう層が出来ることがあります。そういう層のことを、「逆転層」と言います。
「3種類の逆転層とは?」
1 接地逆転層
地面に接した空気が放射冷却の効果で冷やされて出来る逆転層、それを「接地逆転層」という風に言います。
放射冷却は、移動性高気圧にすっぽり覆われる、つまりよく晴れてて風が弱い時に、地表面から赤外放射でどんどんどんどん熱が宇宙空間に逃げていってしまう状況。
そんな時、地表面付近の温度はどんどんぎゅーっと下がっていくんですね。そうするとこう相対的に、上層よりもこう下層の方が温度がぎゅーっと下がってくるような「逆転層」っていうのが出来るのです。
2 沈降性逆転層
沈降性逆転層とはどういうものかと言うと、下降気流ですね、下降気流によって、空気が断熱圧縮することによって、昇温、温かくなります。そうすることによってですね、空中にこういう逆転層ってのが出来るんですけれども、下降流、断熱変化ですから、断熱圧縮による昇温は、10℃/kmですね。に対して、標準大気の気温減率っていうのは、6.5℃/kmですから、こんな風にですね、地面から、さっきの接地逆転層とは違って、地表面から離れた空中にですね、地面から離れた高度に、こういう逆転層というのが出来ます。これが「沈降性逆転層」というものです。
3 移流逆転層
名前は前線性逆転層という風にも言いますけれども、名前の通りですね、前線の付近、前線面に出来るものなんですけれども、温かい空気と冷たい空気、温かい気団と冷たい気団の境目で、暖気がこう上昇してくる、前線面を上昇することによって、その前線面のところに部分的にこのような逆転層が出来ます。こういうのを前線性逆転層、または「移流逆転層」という風に言います。
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eラーニング「気象予報士講座」/講師:佐々木恭子
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