本日は、気象予報士講座 第15章ガイダンス・天気予報より、MOS方式・PPM方式をピックアップしました。ご確認ください。
MOS方式
MOS 方式は統計的関係式を作成する際に、過去数年分の数値予報の予測値を予測因子、対応時刻の観測値を被予測因子として、これらの間で統計的関係式を作成します。
そこに日々の数値予報の予測値を入れて、ガイダンスを得る方式です。
MOS 方式では、数値予報が持つ系統的誤差(バイアス)を修正できます。バイアスは、クセみたいなものです。簡単に言えば、「ある地点では、地形の関係上、つねに数値予報の計算結果より実際の気温の方が2℃ぐらい低い」というモデルのクセを修正することができるということです。
しかし、予測因子に使用する数値予報結果を数年間に渡り蓄積しなければなりません。そのため、数値モデルの変更に柔軟に対応できないというデメリットがあります。
PPM 方式
PPM 方式では、統計的関係式を作る際に予測因子として数値予報の予測値は使わず、観測値や数値予報の初期値を使用します。
そして、対応時刻の観測値との間に関係式を作っているのです。
PPM 方式は予測因子に数値予報結果を使いませんから、数値モデルに依存しないためモデルの変更にも柔軟に対応できます。しかし数値モデルが持つクセ(系統的誤差)は、修正できませんから MOS 方式よりも精度が劣ってしまうのです。
現在は、MOS 方式を基本とし、その欠点をカバーするように開発された手法を使っています。
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