多言語対応
SmartBrainは、日・英・中・韓の4ヶ国語に対応した学習し管理システムです。このような多言語対応のソフトウェアはシステム内の文言(以後、”ターム”と表記します)を外部ファイルなどに定義するのが一般的なのですが、SmartBrainにもそのような”しくみ”が組み込まれています。
5つのしくみ
SmartBrainのタームには以下の5つの機能で動作しています。
- 全ての言語で共通して使う表現
- 言語ごとに定義された表現
- ターム内変数
- タームの変換
- 環境ごとに定義された表現
1. 全ての言語で共通して使う表現
”SmartBrain”や”SCORM1.2″などといった表現は、どの言語でも同じ表記を使います。このような表現は、全言語共通タームとして管理しています。
2. 言語ごとに定義された表現
“コース”という用語は、英語であれば”Course”、韓国語であれば”코스”になります。
3. ターム内変数
「次の20件」は、”次の%d件”と定義されています。英語版なら”Next %d”になります。
4. タームの変換
エラーメッセージって、似たようなものが多いですよね。「~~が入力されていません。」といった感じです。こういう表現をいちいち登録していてはきりがありません。登録が面倒なだけでなく、管理の手間もふえるし、表現のゆらぎも発生してしまいます。DRY原則を守るために、タームを変換する仕組みがあります。
例えば、inputという変換ルールは
日本語では “%sを入力してください”
英語では “Input: %s”
と定義されています。
5. 環境ごとに定義された表現
「ログイン」ではなく「ログオン」と表記してほしい。日本語版でも「ログイン」だけは、「Login」と表記してほしいなどといった要望。結構あるんです。このような要望に答えるために、環境ごとに独立した定義ファイルがあります。このファイルは、システムのバージョンアップ時に無視されるように設定していますので、バージョンアップの障害にはなりません。
今後の改善予定
今のところ、「5.環境ごとに定義された表現」を設定するためには、弊社に連絡しなければなりません。近い将来、管理画面で自由に設定変更できるようにしたいと思っています。