簿記やFP等、計算問題が出題される試験では電卓の使用が必須です。
電卓には、数字以外のキーもありますが、使いこなせていますか?
意外と使い方がわからないものも多いのではないでしょうか。
そんな電卓の使い方を解説していきます。
ご自身の電卓と照らし合わせてご覧ください。
使ったら手放せない「M」
Mとはメモリーの略です。
Mキーは以下のボタンがあります。
赤い枠で囲っている「M+」「M-」「MR」「MC」がメモリーキーと呼ばれるキーです。
お手持ちの電卓によっては、MRとMCが一体になっているものもあります。
その場合、「MRC」もしくは「MR」のみキーがあると思います。
これらのキーは、電卓内のメモリーに数値を記録する機能があります。
各キーの機能は以下です。
M+でメモリー内に+
M-でメモリー内に-
MRでメモリーの数値を呼び出し
MCでメモリーを削除
MRCもしくはMRのみの電卓は、そちらのキーを二度押しもしくは長押しでメモリーを削除します。
電卓によって二度押しか長押しか異なります。
メモリーに記憶された数値は、電卓の電源を消してもう一度つけても残っています。
このMキーは、こんな計算に便利です。
(789×345)+(135×976)
Mキーを使わない場合、()内をまず計算してメモして、それぞれを足して…
ですが、Mキーを使えばメモする必要はありません。
789 × 345 M+ 135 × 976 M+ MR
このようにキーを使えば答えが出せます。
最初のM+で(789×345)の答えをメモリーに+し、
次のM+で(135×976)の答えを+、
MRで2つの答えを足したものを表示させます。
答え403,965になりましたでしょうか。
計算が終わったらMCでメモリーをクリアにします。
では、このような場合はどうでしょうか。
(789×345)-(135×976)
まず、
789 × 345 M+
ここまでは上記と同じで、(789×345)の答えをメモリーに記憶させます。
続いて、
135 × 976 M- MR
M-を使うことで、(789×345)の答えから(135×976)の答えを引くことができます。
答えは140,445になります。
このメモリーキーを応用していくと、ほとんどの計算が電卓内で完結できます。
ぜひ使いこなしていただきたい機能です!
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