タグ別アーカイブ: Wirecast4

インターネット生中継に、クロマキーやテロップなど様々な効果が使えるWirecast4で、Watershedや、Ustreamに録画する方法を紹介します。
Adobe社のFlashMediaLiveEncorderを使って、サーバー側に録画する方法としても使えます。

Ustreamの場合は以下のような操作で、Ustreamサーバー上に録画をすることができます。

1.Wirecastで配信を行う(放送ボタンを押す)
2.ブラウザからUstreamHPにログインする
3.ライブ配信をクリックして、Watershedで配信しているはずの番組のブロードキャスターを開く

ブロードキャスターを開くと、
 配信をキャッチしている場合: ライブ配信する が オンになった状態になり画面にWirecastから配信している画像が表示される
 →横の録画する ボタンを押します。

Wirecastの配信を受けて、開始時から配信済みになっています。


 配信をキャッチしていない場合: 既存のカメラを使いますか?という表示がでてきます。
 拒否をクリックし、しばらく待つと、FMEストリームに切り替えますか?という表示がでるので、はい、FMEストリームに切り替えます
 を選びます。Wirecastから配信されている画像が表示され、ライブ配信がオンになります。

 →横の録画する ボタンを押します。

ここは断固として拒否!ここでOKすると、PCに付属のウェブカムやマイクで配信してしまい、Wirecastからは配信されません


Watershedの場合は、ログイン後、 Brand>Channels>Launch Broadcast (ブラウザ由来のブロードキャスターが立ち上がる)
という部分が異なります。

ユーストリーム(Ustream)などの生中継をしている中で、PowerPoint画面を配信したいということが頻繁にあります。
PowerPointをプロジェクタに照らし出したものをカメラで撮影すると、画面全体が暗く、スライドに明るさを合わせると人の顔が真っ暗になってしまったり、 人の顔に明るさを合わせると、スライドが明るすぎて読めないといったことがよく発生します。

一番綺麗に配信できるのは、PowerPointの映像出力をそのまま配信することです。
方法としては、プロジェクタに配信する際に、一度映像の分配器を挟んで、片方を プロジェクタへ、片方を生中継用の(Roland V-8, LVS800, v1600HDなど)スイッチャーに入力することです。

スイッチャーに入力する場合は、ビデオなどと同じように映像として扱われますので、PowerPoint画面を背景にPinP(小画面で会場
、大画面背景にPPTなど)するといったことができます。

その一方で、スイッチャーを持っていないけれどもPowerPointを配信したいという場合には、Ustreamの場合には、UstreamProducer、UstreamProducerProを使い、同時にインストールされるDescktop Presenterを使うことで配信することができます。
Ustreamの公式有料サービスで、 Watershed(ウォーターシェッド)を使う場合は、UstreamProducerでは配信ができず、Wirecast
(ワイヤキャスト:449ドル)を使うことで配信することができます。

Wirecastの配信画面

Wirecastで利用する場合は、以下のステップで、PC画面を配信することができます。

1.Wirecastを起動する
2.PC画面を配信したいPCに、DesktopPresenterをインストール
(もしくは、WirecastをインストールしたPCでそのまま配信する場合には、不要です)
3. DesktopPresenterを起動します。(配信するPCと同じLAN環境である必要があり、無線よりは有線が速度が早い)
4. Wirecast側で自動的にDesktopPresenterを認識
5.DesktopPresenter画面を選択し、ゴーボタンを押す。
6.Wirecastの放送メニューから、放送セッティングを選び、
WirecastでWatershedに配信する方法」でWatershedに配信設定を行う。
7.WirecastをインストールしたPCででそのまま配信する場合は、Wirecastを最小化し、PPTを起動

WirecastでDesktopPresenterを起動して、選択したところ

DesktopPresenterについては、こちらから紹介しています。

Ustreamに配信するソフトウェアで、

  • 「配信した画像をUstreamだけでなく配信前の画像をローカルPCに保存したいなぁ」
  • 「2社でやっているので同じ画像をUstreamの別のチャンネルにも配信したい」
  • 「Ustreamだけでなく、ニコ生、Livestream、Watershedにも配信したい」
  • 「デジタルクロマキー合成したい」
  • 「テロップを入れたい」
  • 「SDIなどプロ用のカメラのきれいな画像を入力したい」

といったことが気になりませんか?

特に、UstreamProducerProは、2カメラ以上を駆使するUstream配信に力を発揮しますが、Ustream配信前の画像を保存できないところが心配なところです。
Ustreamへの接続が切れてしまうと、配信したはずの画像がネットに残っていなかったりするからです。

私たちは、これまで、Ustreamの配信時にローカルPCに記録が残るようにAdobeのFlashMediaLiveEncorderを使っていましたが、上記のような問題点から、Wirecast4を選択しました。

Wirecast4は、HD画質のカメラをつけることで高画質配信ができるのですが、、残念なことにWirecast4でも、画面が出ないなどのトラブルが起きます。

私たちが使っている配線図はこちら

つまり

AX-2000(HDカメラ)→(HDMIケーブル)→V-1600HD(デジタルスイッチャー)→(SDIケーブル)→Decklinkstudio(キャプチャカード)→PC(Windows)

という流れです。

Blackmagic社のDecklinkStudio。これでデスクトップPCに高画質カメラの画像を取り込めます。

トラブル1 DecklinkStudioを経由した映像が見えない
DecklinkStudioは、Wirecast4では認識されるのですが、真っ暗で見えません。
Wirecast3.5では利用できますので、ちょっと特殊ですが、Wirecast4ではなく、3.5をインストールして、Decklinkstudioを認識させます(特別な操作なく、つながっていれば認識され、映像が出ます)。この設定ファイルを保存し、Wirecast4をインストールして、設定ファイルを読み込ませれば、Decklinkを経由した高画質映像を配信に使うことができます。

トラブル2 DecklinkStudioと、Intensity Shuttleを両方使えない
同じ会社の製品だからなのか、Wirecastを使う使わないにかかわらず、またUSB3.0のキャプチャを導入しようとしまいと、両方同時に使うことはできません。
(USB3.0でよければ、複数のHDMIを入力できるようになるのですが)

トラブル3 Wirecast内でDecklink認識していても真っ暗なまま
V-1600HDは全て問題ないのにもかかわらず画面が暗いまま、DecklinkStudioは認識している、というケース。
1でもなかった場合、HDMIケーブルをDecklinkにつなぎ、SDIでもDecklinkにつないでしまった場合に起こるのですが、
PC側のデバイス管理で「HDMI認識からSDI認識」に変更すると見えるようになります。

なんだかんだいっても、Wirecast4はいいソフトで、多くのことができるようになります。
今後もキバンインターナショナルのパンダスタジオで、安定した配信をしていきたいと思います。

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