電子書籍のニュースがネット上で連日話題になっています。その中で、ePubという各社が採用したファイル形式をeラーニングシステムでも活用する方法を考えています。
このePub形式で、Googleが100万冊を超える書籍をネット上で公開しているし、アップル社もSONY社も、こePub形式を採用している。よく調べみると、ePub形式といっても、HTML+CSSをZIPで圧縮したものにすぎない。SCORM形式のeラーニングのコンテンツを、ZIP圧縮して配布するのと酷似しているのです。
電子書籍とeラーニングは、非常に相性がいいのではないかとおもって、色々調べてみたけれど、仕組みがわかってしまえば、eラーニングシステム SmartBrain(http://smartbrain.info/)に、ePub形式の電子書籍を取り込んで、教材として利用できるようにすることは技術的に、ハードルが低いようです。
ただし、日本語の書籍が流通していない中で、標準形式として定着しそうという理由だけで対応させても仕方がない。eラーニングシステム SmartBrainは、コンテンツを販売する機能を標準で持っています。電子書籍と、eラーニングコンテンツを組み合わせて販売するプラットフォームとしても利用できます。
出版社がもつ豊富なコンテンツを、そのままeBook化するのではなく、学習効果、ユーザビリティなどを総合的に考え、新しい学びの形について、研究開発していきたいと考えています。
ePub形式の電子書籍を、SCORMコンテンツと同様に取り扱うことができることで、eラーニングのシステム(LMS、LCMS)に何か新しい価値の創造ができないだろうか。学習経験、学習環境が、どのように変化するかを、すこしづつ実験を開始していきたい。
また、このような新しい試みについて、一緒に実験に参加してくださる大学や出版社、コンテンツホルダーのみなさんとご一緒させていただき、研究開発を加速させていきたいと思っています。