中小企業診断士を取得する! 第3回 中小企業診断士の活動フィールド その1です。
こんにちは。4dan4.jp 中小企業診断士資格支援コンソーシアムの金高です。
前回で中小企業診断士という資格についてお伝えしました。今回は、中小企業診断士の活動フィールドについて確認したいと思います。
中小企業診断士の活動フィールドを確認するためには、中小企業診断士を大きく2種類に分ける必要があります。中小企業診断士という資格を取得して独立している「独立診断士」と資格取得後も企業に勤めている「企業内診断士」です。
ある調査では、中小企業診断士の約60%が企業内診断士という結果が出ています。さらに、その調査によると、企業内診断士の中でコンサルティング会社に勤めている方の割合は7%となっています。
企業内診断士の割合が大きいのですが、中小企業診断士という資格を経営コンサルティングの資格と考えると、やはり「独立診断士」の活動フィールドに着目する必要があるでしょう。
ただし、企業内診断士が中小企業診断士として活躍していないということではありません。中小企業診断士の資格を取得して、勤めている企業内で頑張っている方も多くいらっしゃいますが、今回は、独立している中小企業診断士の活動フィールドに絞りたいと思います。
下の図をご覧下さい。
前項で述べたように、国が中小企業診断士に期待する役割から考えると、経営コンサルティングの公的業務(国・都道府県・市町村、商工会議所等の中小企業関係機関からの委託で中小企業を支援する形態)を活動フィールドとして主要なものと考えて良いでしょう。
しかし、ある調査では、公的業務は民間業務(公的機関からの依頼ではなく、直接企業からコンサルティングを受託する形態)に比べ、コンサルティングの1日当り受託金額に大きな差があります。その調査によると、公的業務の1日当り平均受託金額は約4万円、民間業務の1日当り平均受託金額は約10万円となっています。
そのため、公的業務より民間業務にウェイトを置く中小企業診断士が多くなり、ここでも国の思いとのギャップが生まれてしまっています。
次回の「中小企業診断士の活動フィールド その2」で、公的業務や民間業務の具体的な中身やその他の仕事についてお伝えしたいと思います。
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