●ソフトウェアクロマキーと設定
クロマキーとは、青背景や緑背景を用いて合成することです。
ブルーバックやブルースクリーンといえば聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
クロマとは色のことを表していて、キー、すなわちひとつの色を基準にします。
例えば、緑色を基準とした場合、緑色の部分は透明になり、PCの映像と合成ができます。
青背景クロマキーを使った映像合成の例
クロマキーをするときは、出演者は洋服の色に気をつけなくてはなりません。
青や緑の服を着ていると透けてしまうからです。
また、薄いグレーなども透けてしまう傾向がありますが、Wirecastのブラッククリップやホワイトクリップという機能である程度は調整が可能です。
こうした微調整がクロマキー合成では大切になります。
これうまくいかないと、画像がチラチラしたり、思わぬところが透明になってしまったりしてしまうので気をつけましょう。
●動画素材の編集と基礎知識
Wirecastでは、動画を取り込み、さきほど紹介したレイヤーで利用したりできます。
しかし、Wirecastに動画を取り込みたい時にはコツがあります。
たとえば、初期設定では「終了時の処理」が「ループ」という設定になっています。
この設定では、1回再生されればそれでいいと思っている動画が、繰り返し再生されていたりします。
この場合、「ループ」を「停止」変更すれば解決します。
このように、Wirecastには様々な機能があり、比較的安価にもかかわらず、かゆいところに手が届く大変重宝するツールです。
使いこなせばきっと、一歩差のつく番組作りができることでしょう。
●今週のeラーニング動画:
『Wirecast講座』の一部「Wirecastとは」を無料公開します。
メルマガの文章だけよりも、だいぶ分かりやすいと思いますので、ぜひご覧ください。
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━━(編集後記)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
続々と増え続け、今や全国14か所になったパンダスタジオ http://pandastudio.tv/ 。それぞれのスタジオでWirecastは大活躍しています。配信と同時にPCへの収録も同時にできるなど、本当に大助かりです。
放送局クオリティのTricaster http://tricaster450.jp/ とまではいかないまでも、かなりパフォーマンスのよい製品だと思います。
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今後も役立つコンテンツを公開して参りますので、よろしくお願い申し上げます。