前回に引き続き、FP3級.comの人気講師、梶谷美果先生にインタビューでお話を伺いました。今回は、受講生へのメッセージを語ってくださいました。ご覧ください。
どんな受検生が多いですか
まず、金融機関の方の団体受験が多いです。仕事でFP3級の資格取得が必須・推奨ということで受検しています。お客様向けに商品を販売する上で、FP知識は欠かせないものになっているんですね。一般の受検生は、年齢はさまざまで、教養、自己啓発の意味で受検する主婦、社会人が多いのが特徴です。合格はおまけで、知識を実生活に役立てよう!そういった方も年々増えています。就職活動に有利にということと社会を知ろうということで受検する学生さんも多いですね。
受講生への学習法のアドバイスをお願いします。
1級に合格した複数の受講生の例ですが、学習法を聞いてみると、机に向かって学習する時間がとても少ないのです。カフェでちょっと、ハンバーガーショップでちょっと、というように、「この5分で1問」「家に帰る前に30分」というのを毎日大切にしていました。この地道な積み重ねが合格への近道なんですね。机に向かう時間だけが重要なのではなく、隙間時間をいかに活かすか、なのです。そういった意味で、このeラーニング講座はFPの学習法としてとてもマッチしているといえます。
受講生とのエピソード
ある印象に残る社会人の受講生がいました。市販のテキストを利用してFP3級に受かったにも関わらず、「内容が何も分かっていない。合格しても意味がない。ちゃんと学びたい」と、私のFP3級講座をわざわざ受けにきたのです。FP3級試験は、2択、3択問題で6割とれば合格する試験で、合格率は5割~6割くらいと比較的高いといえます。しかし、それだけに、学習内容がほとんど身に付かずに受かってしまったという人も多いのではと思います。これは、本来の学習の意図から外れてしまう残念なことです。私は、試験対策講師として、きちんとした基本的知識を得た上で合格してほしいと思っています。そうでないと、せっかく試験に合格しても役に立たずもったいないです。それに、2級、1級とステップアップする上でも、土台となる知識はすべて3級で学習する知識なんですよね。
受講生へのメッセージ
FP知識は人生に必須といっていいでしょう。私は、すべての人にFP知識を得てほしい。豊かな人生のために、そして、知らないで損しないために。実は、私自身、OL時代には、給料明細の見方もわからなかったし、社会保険料の意味も分かりませんでした。毎年受け取る「給与所得の源泉徴収票」の読み方も知らなかった。そこでFP講座で勉強し始めたのですが、毎回、目からうろこで、全てが新鮮で、楽しくてしかたありませんでした。マネー雑誌や新聞の内容もわかるようになり、「○○の裏ワザ」などという特集も、FP講座で得る知識からみれば裏ワザでも何でもないじゃない!と思うようにもなりました 笑。知識が身についている証拠ですよね。私の講座では「合格」はもちろんのこと、きちんとわかって「役に立つ」ことに重きを置いています。ぜひ、ひとりでも多くの方に、楽しくFPを学んで欲しいと思っています。
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記事の投稿者
a.takeuchi a