タグ別アーカイブ: eラーニング事例

(株)キバンインターナショナルの製品をご利用いただいているお客様、代理店の皆様に、お話を伺い、ユーザー事例を紹介しています。リアルな現場の声を、ご参考にしていただければ幸いです。

今回、株式会社ペンタゴンの富田さまの事例を追加しましたので、紹介いたします。
バナーをクリックして詳細をご覧ください。インタビューにご協力くださった皆様、ありがとうございました。

導入事例:NPO法人日本eラーニングコンソシアム様

導入事例:毛呂山町役場様

導入事例:株式会社 ユナイテッド・インテリジェンス様

導入事例:ソフトバンクBB株式会社様

導入事例:株式会社ペンタゴン様

お客様のご紹介:株式会社ペンタゴン 代表取締役 冨田さより氏
http://www.pentagon-jp.com/
チーフパタンナーからCAD・CAM・CG営業経験を経て起業。大手アパレルから、国内工場、中国生産工場まで、150社以上に営業・運用指導の実績をお持ちの、アパレル業界に特化したITコンサルタント・株式会社ペンタゴン 代表取締役 冨田氏にお話しを伺いました。

「教え、伝えること」が得意なアパレル・システムに強い会社

株式会社ペンタゴンについて教えていただけますか?

私たちの会社は、今までアパレル関連企業へSCM及び基幹システム導入に関わる仕事をおこなってきました。システム全体の仕様を決定するところから、各部署の担当者が実際に使いこなせるまでの指導を、一貫して行ってきたという経緯があります。
株式会社キバンインターナショナルとは、八子クラウドの勉強会で西村社長と知り合ったのが縁ですが、初めてお会いした時にはeラーニングと聞いても学校と言うイメージが強く、自分の仕事に関係するとは考えていませんでした。きばらじ(キバンインターナショナルのお昼のインターネット生放送)を見ていてオーサリングツールと呼ばれる教材ツールの機能の豊富さと安価さに驚き、大手企業や大学でしか利用できないと思っていた教育システムが、自分の会社で自分の製品をPRする時や、システム運用時のレクチャーに簡単に利用出来る!と、思ったのです。
弊社社員のMも、「きばらじ」(http://kiban.tv/)のファンで毎日楽しみに見ています。 彼女は私と同様「LectureMAKER」(http://lecturemaker.jp/ 動画とPPTを組み合わせることができる教材作成ツール)をすぐに使いこなしてしまったのですが、彼女は専門学校の教師、CADのインストラクターという経歴を持っており、ユーザーにシステムの使い方を教えるのが非常に上手で、お客様からの「質問に回答するだけでなく、もう一歩ステップアップ」させてあげるアドバイスが出来る、生まれながらの教師と言える性格ですね。
「きばらじ」は、ゆるいつながりでファンを作りながら、自社商品の使い方や特長をきちんと伝えている。私は自社社員に、オーサリングツールの詳細を説明する必要が無く助かっています。
システムを設計して稼働を始めると、どうしても人的ミスが発生します。人が作業するところは間違いが起こりやすい。店頭は若い女性が多く、スタッフの入れ替わりも早く、色々な連絡が口頭で行われているのが現状です。流通全体を考えてシステムを構築しても、どこかで入力ミスが起こると、正確な集計にならないのです。データの不一致、エラーメールが度々届くのを眺めつつ、勤務が不規則で、入れ替わりが早い職場にこそ、ビデオで説明を見て聞きながら作業が出来る、eラーニングのメリットがあるのではないかと考えています。システム関連だけでなく、社内の手続きや決まり事なども、eラーニングにした方が、紙で渡されるより、困った時にすぐ確認出来るので便利ではないかと思っています。
今後は、インターネット生中継のサービスやキバンインターナショナル製品の代理店として、eラーニングを通して、楽しく働けたり、お客様の業務改善につながる提案が出来ればと思っています。
株)ペンタゴン 代表取締役 冨田さより氏

eラーニングを通じ、お客様の業務改善につながる提案を

小規模セミナーでうまくいかなかったことが、eラーニングならできる

冨田さんが、eラーニングに興味を持ったきっかけを教えていただけますか?
私は洋服の製図をひく、パタンナーという仕事をしていたのですが、洋服関連は、生産のほとんどが中国などの海外に行ってしまい、現在日本に残っている生産技術を年配の技術者から、若い人に継承する仕組みが無い。大手企業は社内教育制度が充実しているが、中小アパレルでは、教育まで手が回らないのが現状。そのような中、ファッション業界の若い人たちに勉強をする機会を提案したいと思い、「ファッションギルド」(http://www.fashion-guild.net)というLLP(有限責任事業組合)を3社で設立し、洋服の生産技術に関するセミナーを開催していました。
しかし、自社内で開催していたため、会場のキャパがなく満員でお断りしたり、会場まで遠くて来られないなど、セミナーに参加してもらえる人が限定されていました。会員制で中継ができる「ナマチューケー」(http://ustreamer.jp/)が当時あれば、会場の大きさや、会場の場所に左右されることがなかったのにと、残念に思っています。ファッションギルドは採算が合わなくて休止してしまいましたが、講師の方々が自己PRに利用出来るように講習履歴のWebサイトは残しています。セミナー資料やビデオも残っていますし、既に数人の講師の方には、賛同をいただきましたので、資料を利用して、将来eラーニング化を実現したいと思っています。

eラーニング化することで、これまで伝えられなかった相手に配信ができるようになるということですね。ところで、富田さんはこれまでに、eラーニングを受講した経験はありますか?
初級アドミニストレーターの資格を取るときに、eラーニングを利用しました。当初、参考書と問題集を使って勉強していたのですが、実務関連の問題は回答できるのに、計算問題など理系の学生なら点を稼げるような部分が苦手で、あと数点で落ちてしまったのです。受験を経験していない私は、試験用の勉強が下手だったのだと思います。
eラーニングを利用して再度受験し合格できたので、自分でeラーニングのすばらしさを体験していました。また、仕事がすごく忙しい時でしたが、海外生産関連のシステム仕様作成にあたり、貿易の基礎知識や、関税の仕組みを覚える必要があり、日本貿易振興機構(JETRO)のeラーニングを受講して修了証書をいただきました。場所や時間に制限されず、好きな時間に学ぶことができるeラーニングの便利さを実感しました。
株)ペンタゴン 代表取締役 冨田さより氏

「e-LearningWORLD2010」のセミナーにもご協力いただきました

これまでずっとモバイラー
冨田さんは、iPad、iPhone4をいち早く利用していますが、これはどうしてですか?
新しい物が好きと言うのもありますが、iPadを購入以前はPCを持ち歩いていました。営業としてお客様からのメール連絡、プログラマーさんからの仕様確認、ユーザーからの問い合わせなど、携帯でPCメールが受けられない頃、ノートPCは必須でした。まだ勤めていた10年以上前、ザウルスの1号機PI-3000を購入したのも、社内で一番最初でした。携帯電話が普及していなかった当時、電話番号だけでなく顧客情報を登録出来る、電子手帳は営業にとって、とても重宝でした。モデム機能の付いたPI-9000 が発売され、パソコン通信が出来るようになり、出張時には、グレーの公衆電話から会社のFAXに報告書を送っていました。
その後、自分で会社を設立、一番最初に購入したのが、リプリケータ部分と分離できるタイプのノートPC。その頃は現在のような軽量タイプのノートPCが無かったのですが、分離できるので女性でも持ち運べる重さだったのです。国内も北海道から九州までデモやパッケージソフトの運用指導に回っていました。海外はベトナムや中国にも営業訪問していましたし、中国15ヶ所以上に顧客があり、運用指導に回っていました。
モデムで電話線を利用し、海外ローミングでNetにつなげていました。Skypeも初期のころから利用し、開発ベンダーとチャットで打合せを行ったり、メッセンジャーの機能を利用しWebカメラで上海の協力会社とTV会議をしていました。PHSも’Hの頃から、通信カードを利用していて、ずっとモバイラーの歴史を歩んできたのです。iPadを持つようになって、PCを持つ必要がなくなり、3Gで通信カードも要らなくなりました。
株)ペンタゴン 代表取締役 冨田さより氏

これまで数々のモバイル端末をフル活用。愛用のiPadと。

iPadの前は何でeラーニングしていましたか?

今までは、eラーニングはPCでしていました。主に家での利用でしたが、本で学習するより便利でした。最近ではiPadやiPhoneには、学習アプリが色々揃っていて、ゲーム感覚で学べて楽しいですよね。 中国語の勉強に良いアプリなどを、ブログで紹介したこともあるのですが、中国語の雑誌や英語ニュースなど、最新の情報を得られるところが、ゲーム機のアプリと違うところでしょうね。
自分でも、「お魚クイズ」のようなクイズをサンプルとして「QuizCreator」(http://quizcreator.jp/)や「LectureMAKER」(http://lecturemaker.jp/)で作ってみました。居酒屋でお魚クイズを答えてもらい遊んでいます。オンでもオフでも使えるiPadを十分活用していますね。宴会用のクイズネタをQuizCreatorで仕込まなくては…。
QuizCreatorで作成された「お魚クイズ」

QuizCreatorで作成された「お魚クイズ」 ※クリックで別ウィンドウが開きます

「お魚クイズ」を作成された、簡単操作でSCORM対応の
eラーニングテスト問題を作成できる【QuizCreator】

プロフェッショナルユースの高機能・SCORM対応
eラーニング教材作成ソフト【LectureMAKER】

eラーニングとオンライン生中継は、お互いにフォローしあう関係

eラーニングと、Ustreamのようなインターネット生中継はどう使い分けし、どう違うと考えていますか
自習をするものと、みんなで勉強するものの違いだと感じています。
eラーニングという枠にとらわれず、業務で生かすことも考えたいと思っています。例えば、新シーズンの商品展示会で、店頭の販売担当の女性が、デザイナーから商品コンセプトや特長の説明を受けます。その内容を携帯端末で復習することにより、商品の理解度が深まり、お客様に適切にアドバイスが出来るようになる。そのような使い方を推奨したいですね。
説明を聞いただけでは忘れてしまうし、説明文を読んだだけでは覚えきれない内容も、両方で補うことにより記憶が確実なものになり、応用が出来るようになる。日本中に店舗がある企業でも、地方から出張で本社に来られる人は店長などに限られています。店長から聞いたのと、Ustream中継により、生で説明を聞けるのは、ビデオとは違った臨場感があり、見ているスタッフから直接質問も出来るので、興味を持って見ることが出来ると思います。生中継の後、携帯端末での復習は相乗効果が生まれると思います。 業種に関係なく、メーカーから代理店さんへの商品説明など、グループ内での利用に会員限定配信のメリットがあると思います。
eラーニングだけだと、どうしても「人から」とか、「人じゃないと」と、と言われますが、Ustreamを利用することで、eラーニングだけのデメリットを補うことができるのではないでしょうか。
株)ペンタゴン 代表取締役 冨田さより氏

「eラーニング」と「Ustream」で、個別学習と集合研修がオンラインで可能に

なるほど、今の技術でできることを組み合わせても、学ぶやり方は同じだとお考えなのですね。本日は、ありがとうございました。これからもよろしくおねがいいたします


お客様プロフィール:株式会社ペンタゴン
〒179-0085 東京都練馬区早宮4-24-12-107
TEL:03-5999-7130 FAX:03-5999-7028
http://www.pentagon-jp.com


eラーニング、トレーニングのご相談は、弊社製品の販売代理店「株式会社ペンタゴン」様にも、直接コンタクトをおとりいただけます。以下のメールフォームをご利用ください。


難しいものをわかりやすく説明するのは、非常に重要な能力です。

最近スタッフ全員に自社の財務諸表の意味するところを、ただしく読み取れるように、社内で研修しようと、簿記、財務諸表、経営分析関係の書籍を読みあさっていますが、どうして、こんなに難しく感じてしまうような説明になっているのだろうと困惑したり、拍手喝采したくなるような見事な説明があったりします。

eラーニングの教材を作成する上で、アニメーション、動画、音声などを自由に使えるのですが、結局は、人間が理解しやすいメタファー(比喩表現)や、抽象化して説明する能力こそが、eラーニングの教材作成上、きわめて重要だと思います。良いお手本を見つけましたので、紹介します。

ネットサーフィン中に、自民党と民主党の経済政策の違いを、たった3つのタンクと1つのプールで、すごくわかりやすく紹介したビデオを見つけたので、紹介します。ビデオを見ながら、大学の授業ではストック(このビデオでは、タンク)、フロー(このビデオでは蛇口)で習ったことを思い出しました。当時は、自分で、ダムと放流のイメージでとらえていたのですが、ダムでは、お金の循環について説明しづらいので、このビデオは本当に良くできているな、、、、と感心しました。

こうして、くどくどと書くと、せっかくわかりやすい、良いお手本を見る気をそいでしまってもいけません。是非ご覧いただければと思います。株式会社キバンインターナショナルで教材を作っていくのであれば、こうした、なるほど、分かったと膝をたたいていただけるようなものを提供していきたいと思います。

eラーニングをはじめてみたんだけど、効果がイマイチなんだよね・・・。そんな悩みに解決策を! おおよそ10回程度、eラーニングの導入事例を紹介していこうと思いますので、お役に立てて頂ければと思います。

▲商品パンフレットを教科書に活用

▲商品パンフレットを教科書に活用

■ポイント

まずは、理解度テストやレポート提出機能を使って知識の共有を促進
(教材そのものは、既存の資料や書籍など、非eラーニング媒体を活用)

■場面設定

今回の事例は、以下のような場面での事例です。
ある製造メーカーで、営業担当者向けに製品理解の徹底(知識の共有)を行いたいと考えています。

製品はかなり専門的なものなので、顧客にはパンフレットをただ渡すだけ、という販売ではなく、顧客が行いたいことをしっかり把握して、それにあった製品を提案して販売しなければならない、そうです。

その為には自社製品のカタログをしっかり読み込んでおく、ということが必要との事でした。(「隅から隅までパンフレットを10回繰り返し読む事」とおっしゃってました。これ、カタログ1冊が電話帳くらいありますので、1回隅から隅まで読みのもかなり大変です。僕も見せてもらいましたが、すぐ挫折しました。それなりに基礎知識がないと内容把握も大変です)

■事例

eラーニングという言葉はかなり大きな意味をもっておりまして、例えば、ファイルサーバー上に資料(教材)を共有しただけでも、ある意味eラーニング、と言えなくもありません。

但し、この場合、誰がいつ見た、というのを簡単に知ることはできませんので、たいていの場合、資料は投げっぱなしになり、なかなか知識の共有とまではいきません。
実際、上記の企業でも同様の悩みを抱えていたようです。

そこで、eラーニングの仕組みを導入して、知識の共有を促進したい、ということになりました。(実際、誰が、いつ、何を見たのかを把握したいのでeラーニングを導入したい、LMS(学習管理の仕組み)を導入したい、というお客様は少なくありません)

ところで、今回の目標は、営業担当者が自社の製品カタログをきちんと読み込む事にありますので、教材はeラーニング化せずにそのままカタログを使用することにしました。その代わり、eラーニングでのレポートの提出とテストの受講を行いました。

このようにする事で、受講状況が把握でき、製品理解度も把握できるようになったそうです。(「出されたレポートを読めば、カタログをどれくらい読み込んできるかはスグに分かる」そうです。)

▲eラーニングシステムのテスト機能だけを利用するお客様も多い

▲eラーニングシステムのテスト機能だけを利用するお客様も多い

eラーニングシステムの便利なところは、受講状況や成績がすぐに分かることですので、このような製品情報の共有にも役立てる事ができます。

■今後の活用

いまのところテストだけなのですが、今後は、先輩担当者によるポイント講座や、導入事例紹介のような教材を増やしたり、読解に必要な基礎知識の講座を増やしていくことで、より効果的にシステムを使っていきたい、との事です。

確かに、完全に独習で行うよりも、分かっている人からポイントを聞く事を活用すると、より効果的に学習が行えるでしょうし、そうすればシステムの活用度もあがると思われます。

このように、ちょっとした使い方で、eラーニングシステムは知識共有の為のツールともなりますので、是非、活用していただきたいと思います。
(中村)

  • 製品・サービス
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。20名まで無料でASPサービスを利用できます
    PC、iPhone対応のeラーニング学習管理システム(LMS)【SmartBrain】
    http://smartbrain.info/
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。


    eラーニングポータルサイト【elearning.co.jp】
    http://elearning.co.jp/
    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルの製品を紹介しています。


    コンテンツビジネス支援パック
    http://contentsbank.jp/

    Ustream配信、動画コンテンツ制作、セミナーにご利用いただけるレンタルスタジオ
    Ustreamレンタルスタジオ「パンダスタジオ」
    http://pandastudio.tv/

    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルのスタッフが、eラーニングに関する情報・最新事情をBlogでご紹介。月50本程度の情報発信を行っています。
    ブログ「blog.eラーニング.co.jp」
    http://blog.elearning.co.jp/

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