2級ボイラー技士 講座 http://www.elearning.co.jp/user/resp-ui/scoList/2/0/446/150/
問25 油だきボイラーにおける重油の加熱について、誤っているものは次のうちどれか。
(1)粘度の高い重油は、噴霧に適した粘度にするため加熱する。
(2)加熱温度が低すぎると、すすが発生する。
(3)加熱温度が高すぎると、いきづき燃焼となる。
(4)加熱温度が高すぎると、炭化物生成の原因となる。
(5)C重油の加熱温度は、一般に50~60℃である。
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問24 次の文中の「 」内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。 「燃料を空気中で加熱し、他から点火しないで自然に燃え始める最低の温度を 「 A 」という。「 A 」は、燃料が加熱されて「 B 」反応によって発生する熱量 と、外気に放散される熱量との平衡によって決まる。
(1)着火温度 中和 (2)引火点 酸化 (3)着火温度 還元 (4)引火点 還元 (5)着火温度 酸化
問23 ボイラーの熱損失のうち、一般に最も大きなものは次のうちどれか。
(1)燃えがら中の未燃分による損失
(2)不完全燃焼ガスによる損失
(3)排ガス熱による損失
(4)ボイラー周壁からの放熱による損失
(5) ドレンによる損失
問22 重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。
(1)残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
(2)水分が多いと、バーナ管内でベーパロックを起こす。
(3)スラッジは、ポンプ、流麓計、バーナチップなどを摩耗させる。
(4)灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し伝熱を阻害する。
(5)硫黄分は、ボイラーの低温伝熱面に低温腐食を起こす。
問21 ボイラーの燃焼における一次空気及び二次空気について、誤っているものは次のうちどれか。
(1)油・ガスだき燃焼における一次空気は、噴射された燃料の周辺に供給され、初期燃焼を安定させる。
(2)油・ガスだき燃焼における二次空気は、旋回又は交差流によって燃料と空気の混合を良好にして、燃焼を完結させる。
(3)微粉炭バーナ燃焼では、一般に、一次空気と微粉炭は予混合されてバーナに供給され、二次空気はバーナの周囲から噴出される。
(4)火格子燃焼における一次空気は、一般の上向き通風では火格子から燃料層を通して送入される。
(5)火格子燃焼における一次空気と二次空気の割合は、二次空気が大部分を占める。
問20 ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。
(1)軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
(2)軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
(3)脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
(4)脱酸素剤には、タンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなどがある。
(5)低圧ボイラーでは酸消費量付与剤として、塩化ナトリウムが用いられる。
問19 ボイラーにキャリオーバが発生する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
(1)蒸気負荷が過大である。
(2)主蒸気弁を急に開く。
(3)低水位である。
(4)ボイラー水が過度に濃縮されている。
(5)ボイラー水に油脂分が多く含まれている。
問18 ボイラーのばね安全弁に蒸気漏れが生じた場合の措置として、誤っているものは次のうちどれか。
(1)試験用レバーを動かして弁の当たりを変えてみる。
(2)調整ボルトによりばねを強く締め付ける。
(3)弁体と弁座の間に、ごみなどの異物が付着していないか調べる。
(4)弁体と弁座の中心がずれていないか調べる。
(5)ばねが腐食していないか調べる。
問17 ボイラーの使用中に突然、異常事態が発生して、ボイラーを緊急停止しなければならないときの操作順序として、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、AからDはそれぞれ次の操作をいうものとする。
A 主蒸気弁を閉じる。 B 給水を行う必要のあるときは給水を行い、必要な水位を維持する。 C 炉内及び煙道の換気を行う。 D 燃料の供給を停止する。
(1)A → B → D → C (2)A → D → C → B (3)B → D → A → C (4)D → B → C → A (5)D → C → A → B
問16 ボイラーの内面腐食について、誤っているものは次のうちどれか。
(1)給水中に含まれる溶存気体のO2やCO2は、鋼材の腐食の原因となる。
(2)腐食は、一般に電気化学的作用により生じる。
(3)アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化カルシウムと鋼材が反応して生じる。
(4)局部腐食には、ピッチング、グルーピングなどがある。
(5)ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制する。