タグ別アーカイブ: 町田萌

CFP相続・事業承継設計 精選問題講座講師、FPサテライトの町田です。

講座のポイントや補足、CFP試験について解説します。

今回は、CFP相続・事業承継設計 精選問題講座問題2についてです。

問題2は、上記のサンプル動画を公開しています。

 

——————

次の設例に基づき、相続の概要に関する以下の設問について、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。

<設例>
北村和弘さん(以下「北村さん」 という)は、将来の相続対策について検討している。
平成28年6月末の北村さんの親族関係図等は以下のとおりである。

なお、北村さんおよびその親族は、全員日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、北村さんの所有財産はすべて日本国内にある。また、各設問間に関連はないものとする。

(親族関係図)

(問題2)
平成28年6月末に北村さんに相続が開始した場合、北村さんの相続に係る
相続税の総額等を計算するうえでの養子A(孫A)の法定相続分(代襲相続分を含む)として、正しいものはどれか。 なお、長女は相続の放棄をするものとする。

  1. 1/4
  2. 1/5
  3. 1/6
  4. 1/8

——————

この問題の論点は次の通りです。

  1. 長女は相続の放棄をしている
    →相続税法上の法定相続分は、放棄をした人も相続人に含まれる
  2. Aは、孫Aとしての相続分、養子Aとしての相続分を合わせて取得する(問題1と同じ)

各相続人の相続分は以下になります。

妻 1/2
子 1/2×1/5=1/10
孫A(長男の代襲相続)、二女三女養子A

養子A(孫A)の民法上の法定相続分
1/10+1/10=1/5

 

相続税法上の法定相続分 ポイント

放棄をした人は、民法上の法定相続人には含まれませんが、相続税法上の法定相続人には含まれます。
基本の論点ですので必ず押さえておきましょう。

また、相続税法上の法定相続分を求める際には、養子の数に注意しましょう。

  • 法定相続人に含める普通養子の数は、実子がいる場合は1人
  • 被相続人の直系卑属である普通養子は実子とみなされる
  • 特別養子は実子とみなされる

今回の問題の養子A長男の代襲相続人ですので、養子の数の制限はありません。

普通養子が数人いる問題も度々出題されますので、相続人に含めることができるかチェックを忘れないようにしましょう。

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CFP相続・事業承継設計 精選問題講座講師、FPサテライトの町田です。

講座のポイントや補足、CFP試験について解説いたします。

今回は、CFP相続・事業承継設計 精選問題講座問題1についてです。

問題1は、上記のサンプル動画を公開しています。

 

——————

次の設例に基づき、相続の概要に関する以下の設問について、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。

<設例>
北村和弘さん(以下「北村さん」 という)は、将来の相続対策について検討している。
平成28年6月末の北村さんの親族関係図等は以下のとおりである。

なお、北村さんおよびその親族は、全員日本国籍を有し、その住所は日本国内にあり、北村さんの所有財産はすべて日本国内にある。また、各設問間に関連はないものとする。

(親族関係図)

(問題1)
平成28年6月末に北村さんに相続が開始した場合、北村さんの相続に係る養子A(孫A)の民法上の法定相続分(代襲相続分を含む) として、正しいものはどれか。
なお、長女は相続の放棄をするものとする。

  1. 1/4
  2. 1/5
  3. 1/6
  4. 1/8

——————

この問題の論点は次の通りです。

  1. 長女は相続の放棄をしている
    孫は代襲相続できない
  2. Aは、孫Aとしての相続分、養子Aとしての相続分を合わせて取得する

 

各相続人の相続分は以下になります。

妻 1/2
子 1/2×1/4=1/8
孫A(長男の代襲相続)、二女三女養子A

養子A(孫A)の民法上の法定相続分
1/8+1/8=1/4

 

民法上の法定相続分 ポイント

代襲相続がなく、次の問題である相続税法上の法定相続分にも繋がる「放棄」は定番の論点です。

民法上の法定相続分を間違えてしまうと、後の計算問題(寄与分遺留分特別受益等)の計算にも影響してしまうので、確実に正答できるようにしたいところです。

近年は難易度が高い問題も出題されることがあります。
平成29年度第1回の問題1は難易度の高い問題でした。

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CFP相続・事業承継設計 精選問題講座の講師を務めております、FPサテライトの町田です。

こちらのブログにて、講座のポイントや補足、CFP試験についての解説をさせていただきます。

今回は、大問の解説です。

 

【問1】相続の概要

CFP相続・事業承継設計試験の最初の大問は『相続の概要』です。
8~10問ほど出題されます。

CFP相続・事業承継設計 精選問題講座で解説している論点は以下の通り。

  • 民法上の法定相続分(問題1・問題10)
  • 相続税法上の法定相続分(問題2・問題11)
  • 寄与分(問題3・問題12)
  • 遺留分(問題4・問題13)
  • 特別受益(問題5・問題14)
  • 相続の承認(問題6・問題15)
  • 相続の放棄(問題6・問題15)
  • 相続人の欠格(問題7・問題17)
  • 推定相続人の廃除(問題7・問題17)
  • 遺贈(問題8・問題16)
  • 養子(問題9・問題19)
  • 失踪宣告(問題18)

法定相続分を求める問題2問

寄与分、遺留分、特別受益等の計算問題1~3問

その他論点の文章問題4~6問

が基本の傾向です。

 

講座に収録していない問題

講座で解説していないですが出題される論点が、

寄与分、遺留分、特別受益の文章問題です。

寄与分、遺留分、特別受益の計算問題は講座で解説していますが、文章問題でも出題されています。
直近では平成28年度第1回問題4・問題7平成29年度第1回問題5に出題されています。

文章問題でも解けるように抑えておきましょう。

出題頻度の低い文章問題も収録していませんが、下記も出題実績があります。
余裕のある方は解いてみても良いでしょう。

  • 認知
  • 相続の原因等

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