こんばんわ。今回は海外のeラーニング教材を紹介してみたいと思います。
スコットランドの本屋でデモをやっていたのがこちら、InQuizitorというソフトウェアでした。
価格は、35ポンドですので、5000~6000円程度。
宣伝はこう書いてありました。
賞を獲得した、学習をより楽しく効果的にするクイズゲーム (2007年のeラーニング賞を受賞したようです)
問題は全て学校のカリキュラムから作成
71%(の生徒が)学習効率上昇を確認
全ての科目を網羅
3万問を超える問題があなたの知識と理解を試します
イギリス全体で100以上の学校が利用
遊びながら試験に合格していこう
InQuizitorは、問題ジャンルを選ぶと、最初は簡単な問題、やがて難しい問題がでてきます。生物の問題を試しに解いてみたのですが、内容は高校生レベルの生態系に関するものでした。ちなみに、問題の難しさよりも単語の難しさのせいで中々うまく得点が伸びませんでした。
書いてある通り、基本的には全て学校で教える内容なので学校でも導入しやすいようです。
脳科学の観点からもこのソフトは検討されていて、これから出る問題は「脳のどの分野が活性化するか」というのを脳のイラストで図示しながら問題が出題されます。
また、飽きっぽい子ども達向けになのか、5問に1題ずつ程度の割合でマウスを使ったゲームが始まります。全部で5問間違えるとゲームオーバーです。
成績は最後に集計されて、記録されます。この仕組みがeラーニングの国際標準規格にのっとっているかどうかは不明でしたが、日本で行っている学習管理システム(LMS)とクイズ問題、解説でできている教材だと思いました。
実際、購入ページでは、「InQuizitor Player」「InQuizitor Editor」「InQuizitor Question Bank and Quizzes」という言ってみればLMSと、教材作成ツール(オーサリングツール)、コンテンツ(クイズ問題集)が入っていると紹介されています。
日本だと、ゲームセンターに「クイズ・マジックアカデミー」という芸能や社会・科学など様々なジャンルの問題がでるオンライン対戦型のゲームがありますが、こちらは正解すればいいものの、間違った場合に正解がどれなのかわかりません。そこがゲーム性を高めているのかもしれませんが、間違った場合に答えを教えないというと、本当の意味で学習を目指していないように思います。(問題と回答を扱った非公式のサイトもあるようです)
日本と違い、学校向けの問題に絞り、ゲーム要素や脳科学を取り入れたInQizitorは、さらにSNSにも無料体験版が取り入れられているようです(Facebookでの無料利用ができるようです)。
「InQuizitor」、日本ではどうも全く認知されていない様子。iPhoneでのクイズエンジンとして使われているような記載があります。
日本語版を作るのは大変そうですが、iPhone携帯版などがでたら結構、熱中する人が多くなるかもしれません。
今後、どのように展開していくのか楽しみです。
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記事の投稿者
a.takeuchi a