どうも皆様こんばんわ。北は北千住から南は南千住まで、すべての人ににeラーニングを!
でおなじみ、キバンインターナショナル 中村おりおです。
さて、今日は教材作成の話、2回目 テストを作成する 前編です。
前回、教材を作成する場合、その目標を決めましょうという話をしました。では今度はその目標を達成できたかを判定する方法を考えなければなりません。その方法にテストがあります。
ところで前回の目標設定の話ですが、実はあれは良くないのです。実は。何故かというと、あの目標
「PPT2Flashの基本機能を理解する」
だと、実際にどうしたら、「理解した」事になるのか分かりません。
なので例えば、
「PPT2Flashの基本機能の理解度テストに合格する」
という形に、具体的に判定できるようにします。
教材を学習する前と後にテストを実施する
教材を学習してもらう場合、目標が達成されたかどうか、教材を学習してもらった後にテストを実施しますが、実は、学習の前にもテストをした方が効果的です。つまり、教材を学習する前と後にテストを実施する、ということになります。
そのような前後に実施するテストは、以下のような3つのものがあります。
・前提テスト
・事前テスト
・事後テスト
それぞれ、以下のような目的で利用します。
前提テスト
その教材を受ける資格があるかどうか、前提となる知識を知っているかの
確認の為のテストになります。例えば、前項の
例2 初めての訪問先でPPT2Flash(という製品)の営業をマスターしてもらいたい)
・PPT2Flashのセールスポイントを理解している
・PPT2Flashのセールスポイントを説明できる
・訪問先のニーズをどのような言葉で吸い上げる事ができる
・PPT2Flashは訪問先のどのようなニーズに答えられるか、説明できる
の場合、営業担当者としての基本的なスキルを身に付けている事が前提となってます。
基本的なスキルとは例えば、
・訪問先の事は準備は適当か
・名刺交換の作法は
こんな感じですね。このような事をきちんと習得してから教材を学習を開始してほしいので、
このような前提テストを行って、前提条件をクリアしていることを確認するためのテストが
前提テストです。
事前テスト
これは逆に、教材がこれから教えようとしている内容を既に知っているかどうか確認する
為のものです。既に知っている(目標を達成している)のであれば教材を学習する必要は
ありませんから、それを判定するためのものです。
目標を達成しているかどうかの判定なので、次に紹介する事後テストと同じものでも構いません。
事後テスト
これは教材の目標が達成できているか確認するためのテストです。
知識の習得を目的とする教材であれば、その知識をそのまま設問にすれば良いですし、
技術の習得であれば、レポートや実技試験などが良いかと思われます。
とまぁ、こんな感じで今回は教材の目標達成を測るためのテストについてでした。
次回も、引き続きテストについてご紹介します。
Facebookページもよろしくお願いします
記事の投稿者
中村 央理雄
株式会社キバンインターナショナルの取締役。代表取締役の西村とKiBANを創業しました。eラーニングの導入後の集合研修やLMSの導入サポートを担当しています。プログラム・デザイン・ネットワークなど、創業時は、いろんなことを経験しましたが、それらのノウハウを全部活かしてeラーニングの導入を支援しています。