気象予報士講座
本日は、気象予報士講座第14章数値予報より予報モデルの種類です。確認してみてください。
予報モデルの種類/ 発表する予報/ 予報領域と水平解像度
●メソモデル(MSM)/ 防災気象情報/ 日本周辺 5㎞
●全球モデル(GSM)/ 分布予報・時系列予報・府県天気予報・台風予報・週間天気予報/ 地球全体 20㎞
●台風アンサンブル予報/ 台風予報/ 地球全体 60㎞
●週間アンサンブル予報/ 週間予報/ 地球全体 60㎞
●1か月アンサンブル予報モデル/ 異常天候早期警戒情報・一か月予報/ 地球全体110㎞
●3か月・暖寒候期 アンサンブル予報モデル/ 3か月・暖候期・寒候期予報/ 地球全体 180㎞
では、どうしてこのような種類のモデルが必要なのでしょうか。
数値予報モデルで予測できる気象現象の規模は格子間隔に依存しています。例えば、高気圧や低気圧、梅雨前線などの規模が100km以上の現象は、格子間隔20kmの全球モデルで精度良く予測が可能です。
しかし、100kmより小規模な現象を予測するのは不得意です。そこで、格子間隔5kmのメソモデルを使うと局地的な低気圧や、集中豪雨をもたらす組織化された積乱雲など、水平規模が数10km以上の現象を予測できるようになります。
しかし、これが現代の限界です。それより小さい現象を予測するには、もっと細かい格子間隔のモデルでないと予測できません。
つまり、積乱雲1個や竜巻などの現象は予測するすることができないのです。
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CATEGORIES eラーニング, 資格by.a.takeuchi2017.11.15
記事の投稿者
a.takeuchi a