日本医療学会のHP ミニ知識 に新たなキーワード、「熱中症は熱中毒」が追加されました。
熱中症とは暑さに中り身体の温度が異常に上昇し、めまい、吐き気、倦怠感、こむら返りなどの症状さらに意識障害にいたる状態を言います。原因は熱による全身的臓器機能障害なのです。従って介抱で第一に行うべきは直接冷水をかけたり、皮膚を濡らし風を当てて気化させることなどで体温を下げることのです。
また予防としては時々身体を冷やすこと、適宜水を飲むことです。人の身体には皮膚からの発汗による気化熱で体温を下げる機能が備わっていますが、水分不足で汗が出なくなるとこの反応が働きません。しかし汗は出ていてもそれが気化しないと体温は下がりません。陽の当たらない所、また夜間でも風が通らない蒸し暑い部屋の中、などで熱中症が起こる理由です。
最近ニュースでは盛んに熱中症対策が取り上げられ、こまめの水を飲むようにと言われます。勿論水分補給は大切で、脱水状態となって汗が出なくなってしまうと体温上昇につながります。しかし現実にそこまで脱水状態でなくとも熱中症の症状を訴える方は居られます。
また水を飲んでいれば熱中症にならないということでもないのです。熱中症の3割の方は夜間に発症しているとのことです。身体の温度を下げること、汗が乾くように空気が流れる所で寝むことなど、熱中症は熱に中ったための熱中毒と考えておくことの方が大切でしょう。
その他のミニ知識は、以下のリンクにてご覧ください。
http://www.jhcs.or.jp/page-1307
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記事の投稿者
中村 央理雄
株式会社キバンインターナショナルの取締役。代表取締役の西村とKiBANを創業しました。eラーニングの導入後の集合研修やLMSの導入サポートを担当しています。プログラム・デザイン・ネットワークなど、創業時は、いろんなことを経験しましたが、それらのノウハウを全部活かしてeラーニングの導入を支援しています。