●各デバイス対応の教材作成の困難
ここで問題になってくるのが、モバイル向けのeラーニング教材の作成方法です。
PC、スマートフォン、携帯電話、多種多様な環境です。
「各デバイス毎に教材を作り込む事はさけたい」
というのがご担当者のお考えではないでしょうか。
特に携帯電話は、「ガラケー」とも呼ばれるように、メーカーそれぞれ、キャリアそれぞれの仕様があり、全てに対応するのは困難です。
では、どうすればよいのでしょうか。
スマートフォン、携帯電話、それぞれをご案内します。
●携帯電話の教材作成はどうする?
携帯電話でのeラーニング教材作成。
これが非常に難しい。
よくある問題点はこちらです。
・携帯電話の小さい画面では、テキスト閲覧は厳しい
・機種による対応状況の差が非常に大きい
・通信費の負担は誰がするのか
よって、携帯電話の場合は問題演習(クイズ教材)に絞り、テキストは紙媒体を利用する方法をとっております。
●スマートフォン対応教材作成のポイント
携帯電話はクイズ教材が中心でした。
では、スマートフォンではどうなのか。
それはズバリ、「動画教材」です。
なぜか。
動画教材が一番楽に作れて、学習効果も高いからです。
例えば、動画でない場合を考えてみましょう。
Flashの場合
・動きのある面白い教材が作れる。(但し、結構大変)
・iPhoneでは動かない
・Flash Playerのバージョンにより動作が異なる
HTML
・動きが無いものだと単調で飽きる
・JavaScriptに頼るとブラウザ間の実装の違いが鬼門
このように、教材作成に当たり、何かと大変です。
動画であれば撮影するだけ。
私たちキバンインターナショナルの提供する「ITパスポート講座」の事例を挙げますと、2時間分の講座を収録するのにかかるのは、わずか3時間です。
効率面も考えてみましょう。
動画教材の学習事例としていつも挙げさせて頂いているのが、ベリタスアカデミーの坂木先生。
電子黒板を使った授業で、効率が3倍に上がりました。
生徒は板書を写さなくてしなくて済みますし、flashで作成したコンテンツよりも、実際に人間の登場する動画の方が飽きないからです。
●eラーニング動画:
今回は、eラーニングカンファレンスでの中村央理雄の講演をご覧頂けます。メルマガでご紹介したのはほんの一部。
具体的なデータ、資料がたくさんあり、即現場で使えるノウハウもたくさんあります。ぜひご覧ください。
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━━(編集後記)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
eラーニングカンファレンスのUstream配信のお手伝いをさせて頂きました。
スイッチャーという機材を使って、配信される画面を切り替えるのですが、これが実に楽しい!
Tri-Casterという機材を使いましたが、かなり使い勝手が良かったです。
参考記事:「日本イーラーニングコンソーシアムのカンファレンスをTriCasterで配信をします」
http://blog.elearning.co.jp/archives/28192.php
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今後も役立つコンテンツを公開して参りますので、よろしくお願い申し上げます。