ソーシャルメディア考察
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CATEGORIES Livestream, Ustream, ナマチューケー, パンダスタジオ0 Comments2011.03.29
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突然ですが、ソーシャルメディアについてとりとめもなく考えてみたいと思います。
最近では、トリプルメディア(オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア)という言葉もありますが、まあ、なんといいますか、あまり直感的な言葉でないように感じます。
従来、メディアといってまず思いつくのは、テレビ、新聞、ラジオなどのマスメディアだったと思います。これが最近では、ソーシャルメディアという言葉をやたらと聞くようになりました。
ソーシャルメディアは、従来のメディアと何が違うのでしょう?トリプルメディア(オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア)という考え方は、言い換えるなら、自社HP、広告媒体、投稿型メディア、ということだと思います。
これもひとつの比較の形ですが、ちょっと別の縦、横、という「方向」の視点で考えてみたいと思います。
マスメディアからの情報の流れというのは、トップダウン。情報が一極集中し、そこから大衆に届けられるというものでした。言い方が悪いかもしれませんが、上から下に情報が流れるという構図かと思います。
そこに登場したのが、インターネット。Webサイトや掲示板などで誰もが情報を世界に向けて発信できるようになりました。いまだマスメディアもかなりの影響力を持っていると思いますが、インターネット登場前とインターネット普及前では、その力に大きな違いがあるのは衆目の一致するところかと思います。
インターネットで普及したものといえば、忘れてならないのがメール。なぜメールは普及したのでしょう。電話するまでもないようなことでもメールなら強制的にさえぎることなく(電話はなると放っておきずらい)気軽に連絡できます。また緊急時にもすばやく連絡がとれるので、ビジネス、その他様々に便利です。メールはクローズドですので、個人間のやりとりには適しています。
ここで電話についても考えてみたいと思います。電話がメディアとして語られることはあまりありませんが、世界的にインフラが構築されている巨大メディアだと言えます。電話の利用のされ方というのは、マスメディアのトップダウン式とは対照的に、家族間や仕事間など、大きな目で見れば横から横に、というケースがより多いと思われます。なおかつ、個人間のクローズドなやりとりです。よって、たとえばアメリカ大統領が何かを国民に、一斉に短時間で発表したいといった場合に、電話で一軒一軒のお宅にかけていくということはありません。当然、テレビを通じて発表します。
ところで、中国政府は国民にFacebookやtwitter、Ustreamなどが利用できないようにしているのは有名な話です。なぜそうまでして禁止するのでしょうか。
これによって思うのは、ソーシャルメディアは横から横へのつながりを、電話やメール以上に速く強くしたと思います。支配する側にとっては、情報統制しようと思えば、トップダウン式の情報網だけがあるのが理想的な状態です。「分断して統治せよ」という言葉もありますが、先のエジプトやチュニジアの政変の際に報道されたように、ソーシャルメディアは反体制側の連絡網として使われました。横から横へのつながりは支配者にとってとても都合が悪いことのようです。
ここまで横のつながりという言葉をたくさん使いましたが、私が思いますに、ソーシャルメディアというのは、マスメディアとい比較するというよりは、電話やメール寄りのもののような気がしています。(それが実は横だけでなく、タテヨコナナメに、人間関係を通じて広がる可能性をけっこう持っているという意味ではいろいろなメディアの特徴を少しずつ兼ね備えていると思います)
今の時代「ソーシャルメディアって必要?」という人はいますが、「電話って必要?」という人はいません。かつては電話もテレビもラジオも登場した際には同じことを言われましたが、歴史が繰り返しているところをみるといつか「ソーシャルメディアって必要?」という人はいなくなるのではないでしょうか。
以上、とりとめもないお話でした。
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