百度文庫(バイドゥ・ライブラリ)のシステム

中国最大の検索エンジン『百度(バイドゥ)』。昨日電子書籍関連で「3日以内に海賊版を追放する」というニュースになっていたので、ちょっとアクセスしてみました。

百度は電子書籍と言っても「ユーザーがドキュメントを公開」するサービスという位置づけ。そう簡単に海賊版がなくなるものでしょうか。

そこでちょっと試しみたくなりました。中国でも人気の大前研一さんで検索してみましょう。

▲百度文庫。大前研一で検索。

▲百度文庫。大前研一で検索。

検索結果は・・・31488件。ユーザーがドキュメントをアップした数。大前研一なら海賊版でないにしろありえるかもしれませんが、ちょっと多いような気もします。

▲さすがと言うべきか、すごい数。

▲さすがと言うべきか、すごい数。

それにしても、中国語なので、よく分かりません。なんとなく、氏の著書『企業参謀』に字が近いリンクをクリックしてみると・・・。

・・・。

・・・。

・・・。

中国語なので、よく分かりませんが、どうもキャプチャしてこのブログに貼り付けてはいけなそうな雰囲気なので自粛いたします。

ならば、と。返す刀で、日本の百度、Baidu.jp http://www.baidu.jp/ をみてみましょう。

日本ではBaiduライブラリという名前のようです。

同じく、大前研一で検索してみます。

▲日本版では、132件。

▲日本版では、132件。


132件でてきました。なんとなく、海賊版も含まれているかも、と思えてしまう検索結果。
▲こ、これらはもしや海賊版!?

▲こ、これらはもしや海賊版!?

いくつかクリックしてみたところ、本の表紙や最初の数ページをスキャンしているものはあったものの、全面的にコピーしているものはありませんでした。以前は相当に海賊版が多かったと聞いたこともあります。

他のカテゴリはどんなものかと、見てみましたが、無料レポートのようなものや英文のものが多いですね。以前は海賊版で埋め尽くされていたと聞きますが、今回見た限り、あまりコンテンツが残っていません。

百度ライブラリのシステムは、自分がアップロードしたドキュメントがダウンロードされると、ポイントが貯まるシステム。そのポイントで別のドキュメントをダウンロードできるようです。

このシステム自体は素晴らしいと思うのですが、現実的に運用するにはいくつもの障害がありそうですね。

グーグル・イーブックストアなども、日本で利用できる日が来るまでにはやはりいろいろと問題がありそうです。

はやく便利な(で正当な)サービスが使えるようになるといいですね。

Facebookページもよろしくお願いします

CATEGORIES eBooKby.a.takeuchi1 Comments2011.03.28
記事の投稿者
a.takeuchi a

Facebook comments:

コメントをどうぞ

Eメールアドレスは公開されません。

Trackback URL

管理者の承認後に表示します。無関係な内容や、リンクだけで意見や感想のないものは承認しません。

  • 製品・サービス
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。20名まで無料でASPサービスを利用できます
    PC、iPhone対応のeラーニング学習管理システム(LMS)【SmartBrain】
    http://smartbrain.info/
    PC、iPhone対応のeラーニングシステム。ユーザ数無制限のASPコースをご用意。


    eラーニングポータルサイト【elearning.co.jp】
    http://elearning.co.jp/
    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルの製品を紹介しています。


    コンテンツビジネス支援パック
    http://contentsbank.jp/

    Ustream配信、動画コンテンツ制作、セミナーにご利用いただけるレンタルスタジオ
    Ustreamレンタルスタジオ「パンダスタジオ」
    http://pandastudio.tv/

    eラーニング専門企業(株)キバンインターナショナルのスタッフが、eラーニングに関する情報・最新事情をBlogでご紹介。月50本程度の情報発信を行っています。
    ブログ「blog.eラーニング.co.jp」
    http://blog.elearning.co.jp/

  • アーカイブ
  • カテゴリー
  • Amazon
  • タグ