中国最大の検索エンジン『百度(バイドゥ)』。昨日電子書籍関連で「3日以内に海賊版を追放する」というニュースになっていたので、ちょっとアクセスしてみました。
百度は電子書籍と言っても「ユーザーがドキュメントを公開」するサービスという位置づけ。そう簡単に海賊版がなくなるものでしょうか。
そこでちょっと試しみたくなりました。中国でも人気の大前研一さんで検索してみましょう。
検索結果は・・・31488件。ユーザーがドキュメントをアップした数。大前研一なら海賊版でないにしろありえるかもしれませんが、ちょっと多いような気もします。
それにしても、中国語なので、よく分かりません。なんとなく、氏の著書『企業参謀』に字が近いリンクをクリックしてみると・・・。
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中国語なので、よく分かりませんが、どうもキャプチャしてこのブログに貼り付けてはいけなそうな雰囲気なので自粛いたします。
ならば、と。返す刀で、日本の百度、Baidu.jp http://www.baidu.jp/ をみてみましょう。
日本ではBaiduライブラリという名前のようです。
同じく、大前研一で検索してみます。
132件でてきました。なんとなく、海賊版も含まれているかも、と思えてしまう検索結果。
いくつかクリックしてみたところ、本の表紙や最初の数ページをスキャンしているものはあったものの、全面的にコピーしているものはありませんでした。以前は相当に海賊版が多かったと聞いたこともあります。
他のカテゴリはどんなものかと、見てみましたが、無料レポートのようなものや英文のものが多いですね。以前は海賊版で埋め尽くされていたと聞きますが、今回見た限り、あまりコンテンツが残っていません。
百度ライブラリのシステムは、自分がアップロードしたドキュメントがダウンロードされると、ポイントが貯まるシステム。そのポイントで別のドキュメントをダウンロードできるようです。
このシステム自体は素晴らしいと思うのですが、現実的に運用するにはいくつもの障害がありそうですね。
グーグル・イーブックストアなども、日本で利用できる日が来るまでにはやはりいろいろと問題がありそうです。
はやく便利な(で正当な)サービスが使えるようになるといいですね。