会社でUstreamをよく使うようになりましたが、USB接続のカメラでは画質に限界があります。ビデオカメラを利用した高画質なUstream生中継の方法をまとめます。ビデオカメラをお持ちであれば、4,000円弱の投資で実現可能です。
USBカメラで生中継する欠点(限界)
- ズームができない。
- アングルを変えることができない(ノート内蔵の場合)
- 三脚を使うことができない(USBケーブル接続の場合)
- レンズが暗い。
- レンズが明るすぎる(色飛びをするが調整できない)
不便なことは改善すべし!と社長より天命が下りましたので、市販されているビデオカメラで生中継の実験を行いました。
IEEE1394(iリンク)接続できるカメラがあれば、iリンク接続でキャプチャーできるようですが、会社にあるカメラは最新のハンディカムで、IEEE1394(iリンク)が付いていません。カメラにはUSB端子と、コンポジット(黄色、赤、白のケーブルの出力)しかありません。
調べてみると、最新のハンディーカムは、以前あったUSBストリーム(USB端子から映像出力)する機能も無くなっています。残された手は、通常のコンポジット(黄色、赤、白のケーブル)で出力して取り込む方法です。
生中継機材は、社外で撮影することも多いので、このコンポジット出力→変換機材→USBでキャプチャーの方法で、Ustreamで生中継できないか調べ、実験してみました。
今回使用した機材一覧を紹介
基本的に、ヨドバシ秋葉原店で売っているものばかりです。業務用の機材は価格も高く、入手が難しいので、家電やパソコン周辺機器で実現できるよう、機材の選定をしています。
今回使った機材一式
があれば、本格的な生中継が出来るようになります!
I-O DATA のGV-USB
ビデオカメラで取った動画を、PCのUstreamで見せる為に大活躍(Amazonで3,880円でした。)
Sony のHDR-XR520
新しい機種が発表されましたが、2カ月ぐらいまえに、8万円弱で購入。
Sony UWP-V1 アルミボディーで高級感あり。抜群の性能。
Ustream Producerを使ってみたところ、ケーブルを接続するだけで認識するという素敵な状態に。何の設定も必要ありませんでした。
ビデオカメラ+USBキャプチャーによるUstreamのメリット
- ズームイン、ズームアウトができるようになりました。
- 三脚を利用することができ、アングルを自由に変えることができるようになりました。
- 明るさにあわせて、絞りが調整されるようになりました。(オート)
- 蛍光灯の下で、チラチラしないように、シャッター速度を調整(遅く)することができるようになりました。
- 生中継の映像を、ビデオカメラ側にも録画して保存することができるようになりました。
- USBカメラにカメラ性能が上がったため、全体に発色も良く、クリアーな映像で中継ができるようになりました。
課題としては、MacOSでは、このキャプチャーツールが使えません。MacでもUstreamを使った生中継ができるように、色々継続的に調べてみたいと思います。
▼千代田区秋葉原のUstreamレンタルスタジオ【PANDA STUDIO パンダスタジオ】
スタジオの詳細・活動記録はfacebookファンページに公開していますので、ぜひご覧下さい。
http://facebook.com/pandastudio.tv
Facebookページもよろしくお願いします
記事の投稿者
Kuramitsu Taiga
ネットワークの専門家。SCORMアセッサになりました。現在はAmazon EC2/S3を使った大規模システムの構築の研究中・・・のはずが、Webサイト更新中。