コレまでのあらすじ:
28日の東京はぐずついた空模様。雨がふるのは雲のせい、雲があるのは低気圧のせい、と毛利小五郎並に推理してみたけどはたしてどうなの?
※この記事は、気象予報士受講体験記です。事例として、執筆時の天気などを利用していますが、気象の解説として公開しているものではありません。また、気象予報士受験を考えている筆者が、自己の勉強と同資格の受験を考えられている方への参考として情報を公開しております。勉強中の身故、現象の理解については、誤解等あるかもしれませんが、予めご了承下さい。なのでここに掲載されている気象情報を元に旅行や業務の計画を立てられても責任はとれませんので、公的もしくは民間の気象会社に照会いただく事を推奨いたします。
さて、28日12:00の天気図はこんな感じでした。↓
前回の記事の衛星写真は15:00頃だったので、12:00頃の衛星画像を見てみましょう。
で両者を重ねて見た図がこれ。(若干北のほうが歪んで上手く重なってないですが、気にしない・・・)
日本海に浮かぶ雲は、低気圧の寒冷前線に対応してそうですが、そっちではなく、日本の東半分を覆うような雲は、いったいどこからやってきたのでしょうか・・・
という訳で、もうちょっと詳しい、アジア実況天気図を持って来ました。国際標準時で28日0:00なので、日本時間では午前9時の天気図。
いろいろゴチャついているので、日本近辺のみ切り抜きました。紀伊半島の沖合の方からは南よりの風が吹き込んできているように見えます。日本の両側は高気圧ですから、つまりこう言う状態?
緑で塗りつぶしたのは、気圧が高い所。寒冷前線からは北寄りの風が吹き込んでくるので青矢印を。こんな感じで高気圧回って南から湿った温かい風がやってきて雲をつくったのかな?
また、28日午前中(未明?)は九州で強い雨が降ったそうですから、多分この寒冷前線のせいでしょうね。
※低気圧の前線付近の風向については、以下の体験記で学習しております。
寒冷前線が通過するときの風向の変化
http://blog.elearning.co.jp/archives/31662.php
注意報
ところで、この日本海上の低気圧、アジア実況天気図でみたら、GW(GALE WARNING:海上強風警報)でてますね。海上強風警報の発令基準は、風速34ノット以上48ノット未満との事なので、お気をつけ下さい。
はい、今回はなんとなく天気図や衛星写真を見ながら低気圧について復習してみましたが、次回は、実技講座の内容なども紹介しつつ勉強していきたいと思います。
・・・続きます。
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