台風2号サンヴーくん

台風2号サンヴーくんが、南の海上をゆっくりと北上しています。

夜間ですから、赤外画像で見てますが、真っ白に輝いていますね。台風の雲はが他の雲よりも、雲頂高度は高く発達していることが分かります。さすが熱帯擾乱ですね。下の天気図は24日21時のアジア地上解析です。

台風2号についての英文の記事がくっついています(赤丸)

◆実況   24日 21時 台風      
・位置 20.7N 139.2E FAIR 日本の南
・進路 N 10kt
・中心気圧 990hPa
・最大風速 23m/s (45kt) 最大瞬間 35m/s (65kt)
・24時間以内に中心付近の最大風速が55ノットになる見込み。
・強風域 北東 310km(170NM)・南西 240km (130NM)

こんなことが書いてあります。台風はこのあと、あともう少し発達して、暴風域を持つ予定のようですね。

台風の発達条件の一つとして、海面水温27℃以上というラインがあります。実際、台風の発生・経路を見てみると

海面水温が27℃以上の海域で発生・発達しています。ちなみに、赤道を挟んで南北緯度5°以内は、コリオリ力が小さいため台風は発生できないエリアです。暖かい海面が必要なのは、台風発達のエネルギーが「潜熱」だからです。

ですから、水蒸気が補給されにくい状況になると、台風は発達できなくなります。今回は海面水温だけに注目してみましょう。

星印が、台風2豪の現在の位置です。オレンジで塗ったエリアは海面水温28℃以上です。暖かい海水面上にありますね。しかし、その北にある太い黒線は25℃以下、20℃以下の線。日本の南海上の海面水温は、概ね20℃~25℃程度です。つまり、台風2号にとっては北緯25°あたりを突破すると、どんどん発達しにくい状況に追い込まれるわけです。(海面水温だけを考えると…です)

台風の進路予想から考えると、今回は26日ぐらいまでが発達できる限界でしょうか。

台風予想図の見方も、しっかり覚えておきましょう!26日21日までは暴風警戒域がありますが、27日21時にはなくなっています。

このコースといい、発達度合いといい、日本にはほとんど影響無さそうですが(小笠原諸島はもちろん影響ありますけど)、時間があれば気象庁のHPなどで、ちょっと見守ってみてください。そして、台風の情報について見ておくようにしましょう。(台風が発生している時にしか見られませんから)

台風情報の発表の形式とか、予報円とか、雲の様子とか、台風でなくなるタイミングとか…そんなものを見ていると、勉強になります。

 


台風の発生から消滅まで詳しくは気象予報士講座で学べます

Facebookページもよろしくお願いします

CATEGORIES eラーニングコンテンツby.o.nakamura0 Comments2012.05.25
記事の投稿者
中村 央理雄
株式会社キバンインターナショナルの取締役。代表取締役の西村とKiBANを創業しました。eラーニングの導入後の集合研修やLMSの導入サポートを担当しています。プログラム・デザイン・ネットワークなど、創業時は、いろんなことを経験しましたが、それらのノウハウを全部活かしてeラーニングの導入を支援しています。

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