インターネット回線の高速化が進みましたので、教材コンテンツにも動画の活用を検討される例が増えてまいりました。動画コンテンツを利用する場合、
・新規に教材動画を撮り下ろす
・DVDなど既存の動画教材から流用
の2つの方法があるのですが、多くの場合は、とりあえず既存の動画コンテンツの流用から考え始める事が多いようです。eラーニング教材は、受講者の環境がDVDで想定されている場合と異なるので、DVDからの流用はなかなか難しい面があるのですが、とりあえずどのような形ができるのか検証したい等のスタートアップ局面ではやむを得ない措置でしょう。
その場合、製作コストなども極力抑える必要があることが想定されます。ここでは、いくつかのソフトウェアを使って、手軽にDVDをPCで閲覧できる形式(ここではFLV形式を想定)に変換する方法をご紹介します。
1.DVDの内容をPCにコピーする
DVD Shrink というソフトウェアを利用して、DVDの内容をPCにコピーします。
ディスク を開くをクリックします。
PCの適当な場所を指定して、DVDの内容をPCにコピー(バックアップ)します。
DVDを開いたらバックアップを行います。
2.パソコンで見れる形式(FLV)に変換
動画形式の変換には、Format Factoryというソフトウェアを利用します。ROM機器の「DVDからビデオファイル」を選択し、先ほどバックアップしたファイルを選択してください。
取り込んだファイルをパソコンで見れる形に変換(エンコードします。)
FLV形式に変換します。
(PCで見る場合)FLV形式に変換します。
このようにすることで、FLV形式の動画ファイルが出来上がりました。あとは、SmartBrainのコース管理→SCO追加で動画ファイルを教材として登録すればO.Kです。
参考:
SCO登録 http://smartbrain.info/?page_id=3062
ビデオ(FLV)の登録方法 http://smartbrain.info/?page_id=3067
尚、言うまでもないことですが、DVDのコピーは、権利的に問題のないもので行ってください。自社コンテンツの場合でもDVD教材の開発に他社の協力を仰いでいる場合、権利関係が複雑になっていることがありますので、ご確認ください。
本稿で紹介したフリーソフトウェアに関するサポートや保証は、キバンインターナショナルでは行なっておりません。利用方法などについては、以下の参考記事などをご覧ください。
参考:
フリーの人気DVDコピーツール「DVD Shrink」のすべて
http://www.backupstreet.com/tools/dvd_shrink.html
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記事の投稿者
中村 央理雄
株式会社キバンインターナショナルの取締役。代表取締役の西村とKiBANを創業しました。eラーニングの導入後の集合研修やLMSの導入サポートを担当しています。プログラム・デザイン・ネットワークなど、創業時は、いろんなことを経験しましたが、それらのノウハウを全部活かしてeラーニングの導入を支援しています。