Adobe社が新しいソフトウェアの販売方法を初めていたのが、面白い動きだとおもいましたので、紹介します。サーバで動作するソフト(ASP)や、サーバそのものがクラウド化され、必要なものを、必要な時だけ、必要な分だけ利用し、利用しただけお金を支払う大きな流れがありますが、Adobe製品では、ディスクトップアプリケーションにも「サブスクリプション」といって、利用する月だけ、代金を支払う価格体系を登場させました。
Adobeの新しいサービス「サブスクリプション」とは?
Adobe®社の Creative Suite® 5.5が発表されていました。Master Collectionが、397,950円。約40万円です。コンピュータがどんどん性能があがり、安価になっています。家電もそうです。そのなかで、バージョンアップのたびに、強気に価格があがりつづけています。その価格表が、下記の価格表です。これまで、Adobe製品を利用する場合は、下記の代金を支払うしかありませんでした。新しいサービス、サブスクリプションというサービスは、一括で高いソフトウェアを買う必要はなく、利用した月、1ヶ月単位でソフトの利用料金を支払うことができるのです。メリットは初期の負担が小さいだけではありません。最新版を、毎回アップグレード料金を支払う必要もなく、最新版を利用した月だけ支払うことができるようになりました。
Adobeのソフトを購入した場合の価格表
Adobeソフトの価格表 Adobe Creative Suite 5.5の購入時の価格
Adobeのソフトウェアの月額利用料金
あたらしい「サブスクリプションというサービスでは、月額の利用料金を支払う方法で、使った分だけ代金を支払えば良い仕組みが登場しました。1月だけ利用するのであれば、ホームページ作成ソフトのDreamweaverで、月額4000円を支払えば利用することができます。インターネット上で、ソフトを起動するたびに、有効期限をチェックする仕組みで、代金を払っている場合のみ利用できる仕組みですが、ソフトウェアが購入から、レンタル式、ASP化してきたことは面白い流れだと思います。
私たち株式会社キバンインターナショナルで提供しているソフトウェア(PPT2Flash QuizCreator DemoCreatorなど)は、買いきりでも破格値で、価格破壊的な値段で参入をしましたが、利用した月だけ支払う仕組みを構築すれば、さらに、価格を数十分の一に下げることも可能になります。皆様のニーズをしっかり見ながら、より多くの人に、最高の学びを提供することにつながるのであれば、積極的に、新しい売り方、ソフトウェアの提供方法を考えていきたいと考えさせる機会となりました。
ソフトウェアを使った月だけ支払う場合の価格 Creative Suite 5.5のサブスクリプション価格表
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記事の投稿者
西村 正宏
兵庫県出身。東京都在住。eラーニング専門キバンインターナショナル(
http://kiban.jp) 代表取締役社長。
iPhone、iPad、kindleを愛す。2つの大学院で、情報工学と経営学の修士号取得。趣味も仕事もeラーニング。
Ustream中継の有料課金サービスを世界で唯一提供。USTREAM用スタジオ(http://www.facebook.com/pandastudio.tv)を運営。
英語がなぜか関西弁訛りになって困っている。
iPad関連の書籍を執筆が終わり出版待ち(ソフトバンククリエイティブ)。Ustream本を2冊出版予定。
USTREAM用のスタジオ(http://pandastudio.tv/)を作り、2010年中は無料で提供していますので、興味のある方は、是非ご利用ください。