PPT2Voiceで合成音声を作成すると、ナレーション付きの教材を簡単に作成することが出来ます。(例:国際宇宙ステーションへの補給の要「コウノトリ」)
この時、PPT2Voice(正確には、同梱されるボイスソムリエ)は、パワーポイントファイルと同じ階層に音声格納用のフォルダを作成し、その中に音声ファイルを格納していきます。

PPTファイルと同階層に音声の格納先が作られます。

音声角の先フォルダの中の様子
その為、多くの場合、手元のPCでパワーポイントファイルの作成とナレーションの作成・編集をこなしますので、以下の画像のように、音声の保存先が手元のPCの中になります。(画像の場合は、作成者のPCのCドライブに保存されています。)

Cドライブに保存されている
このような場合、作成者一人で教材を管理している場合には都合が良いですが、複数で教材を作成するような場合には、PC環境が変わってしまい、不都合が出ることがあります。
例えば、デスクトップという階層で作業をすると、「C:\Documents and Settings\o.nakamura\デスクトップ\PresentationCD\きばらじ_197_コウノトリ_03_ネオ_ナレーション」 のような階層で保存されてしまい、このファイルを他の人に渡しても、上手く動作しません。(他の人の場合、同じデスクトップのような環境に見えても、実際は、C:\Documents and Settings\(渡された人のアカウント)\デスクトップ のような階層の為)。
これは、パワーポイントが外部音声をリンクする場合の仕様なので如何ともし難いのですが、予め工夫をしておく事で回避することが可能です。
方法その1:ファイルサーバなどを利用し、ネットワーク上のドライブに保管する。

ネットワーク上に保管している
上記のように、予めパワーポイントをネットワーク上のドライブに置いておき、そこでナレーションを作成します。そうすると、以下のように、音声ファイルもネットワーク上にリンクされます。

音声ファイルもネットワーク上にリンクされます。
こうすると、PC環境が変わってもネットワーク上のファイルに同じようにアクセス出来れば良いので、大変便利です。
方法その2:必ず同じ場所で作業する
ネットワーク上のドライブの方が便利ですが、機材等の都合ですぐには手配できない場合、常に同じ場所で作業するようにする、という方法もあります。
例えばファイルは必ず、 「C:\PPT”V の下で作成すると決めておく」などです。
うっかり忘れてしまったり、操作ミスなどの危険がありますが、漫然と作業するよりは良いでしょう。
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記事の投稿者
中村 央理雄
株式会社キバンインターナショナルの取締役。代表取締役の西村とKiBANを創業しました。eラーニングの導入後の集合研修やLMSの導入サポートを担当しています。プログラム・デザイン・ネットワークなど、創業時は、いろんなことを経験しましたが、それらのノウハウを全部活かしてeラーニングの導入を支援しています。