mySQLが、SUNに買収され、SUNがOracleに買収され、どうなることかと心配していましたが、5年間は安心できそうです。12月14日Oracleが、「MySQLに関する10の約束」を発表されたという記事がありましたので、紹介させていただきます。
eラーニングシステム SmartBrainは、データベースとして、mySQLを利用して動作しているため動向を心配していましたが、当面5年間は安心できそうです。Oracleの事業を考えると、分離して、独立性を保つ方がよいと思っています。今後の動向も気をつけて見ていきたいと思います。
- MySQLのStorage Engine APIの継続
- MySQLが持つPluggable Storage Engine Architectureという機構に合わせたストレージエンジンを開発する場合、ベンダーはOracleから商業ライセンスを取得する必要はない
- 現在Sunとの契約で商業ライセンスを保有するストレージベンダーに対し、Oracleは2014年12月10日まで有効な、従来と同じ条件のライセンスを供与する
- 引き続きGPLの下でMySQLの開発を続け、エンタープライズ版とコミュニティー版のMySQLを同時にリリースしていく
- エンタープライズ版のサポートサービス購入を選択式にする
- MySQLの研究開発費用として、向こう3年間はSunが投資していた年額2400万ドル以上費やす
- 買収完了後6カ月以内に、MySQLの開発やその他の問題に関するフィードバックのための顧客の諮問委員会を編成する
- 買収完了後6カ月以内に、MySQLの開発やその他の問題に関するフィードバックのためのストレージベンダーの諮問委員会を編成する
- MySQL Reference Manualを従来と同じ品質で引き続き無料提供する
- 現在MySQLの有料サポートを利用している顧客に対し、1年契約と複数年契約のいずれかを選択し直す機会を提供する
「MySQLに関する10の約束」
これらの約束は全世界で、買収完了5年目まで有効とする。
出典:Oracle、MySQLに関する10の約束を発表 – ITmedia エンタープライズ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0912/14/news083.html より