Ustream(ユーストリーム)は、2010年からソフトバンクの製品発表や、民主党代表選挙、宇多田ヒカルコンサート、浜崎あゆみコンサートと、比較的大規模なイベントを続けており、一般的に認知されるようになってきたかと思います。
その一方で、Ustreamに対抗する有力な無料動画配信サービスLivestream(ライブストリーム)は、2010年11月にFacebook(フェースブック)内で配信ができるという特徴を加えてきました。
Ustreamで実現したことの1つとして、誰もが手軽に無料の生中継を行えるようになったという点が挙げられます。
ただし、それにはウェブカム・PC上でのブラウザやソフト、ワイヤレスや有線LANの設定などの操作が必要でした。
それに対してLivestreamは、 Livepackという生中継装備を発表しています。
この一台に、タッチパネル操作、バッテリー、ワイヤレスモデムなどが含まれています。
LivePackの特徴
- Turnkey hardware solution available today directly from Livestream
ライブストリーム純正の完成済みハードウェア - Built-in wireless connection, encoder, battery and touch screen
ワイヤレス・動画エンコーダー・バッテリー・タッチスクリーンが一体型 - Six load-balanced 3G/EVDO modems included with data contract
データ6つのロードバランス型3G/EVDO(携帯回線)モデム(AT&Tなどとデータ契約済) - Power up, plug in any DV camera and press one button to go live
DVカメラ対応、1ボタンで即配信可能 - Highest Quality – Up to 1 Mbps H.264
1Mbps H.264形式の最高画質 - Ideal for sporting events, city hall meetings, paparazzi, university graduations, transmission from a moving car, weddings, ceremonies and a variety of enterprise applications.
スポーツイベント、会見、おっかけ、卒業式、中継車、結婚式など、大規模向けに最適
どんなものなのか、動画での解説はこちら(映画)
一言でいうと操作が簡単、高画質で安定配信できる装置ですが、ただし、有料版Livestreamとの契約が必須になることと、月額2,500ドル(200,000円~)という高額の費用がかかることがネックです。(レンタルのみ)
その一方で、Ustreamにはサードパーティ製でもっと安価に、同じように簡単に配信ができる株式会社セレボの「Livebox」があります。
Liveboxはこんな感じです。
http://cerevolivebox.com/
- 線を繋いで電源ON!で配信開始。徹底した簡単操作で誰でも使える
- 最大30fpsのなめらかな映像配信を実現。動きのある映像でもノイズが少ない
- これ1台で、ビデオ2入力サポート。2台のカメラを切り替えてワンランク上の配信を
- 画質や音量、カメラ切替はネット経由で完全リモート・コントロール可。離れた場所から配信状況を確認して値を調整できます。
- 携帯ゲーム機などと同じACアダプタ端子なので、外部バッテリーで長時間駆動可能
- 内部バッテリーで、2時間の配信が可能。
このように、コンポジットケーブル(赤白黄)がつながるカメラであれば配信ができてしまうのと、プロ使用のDVカメラという部分と、携帯3G回線を使うのではなくWireless回線を使うという部分が大きな違いです。その分、巨大なバックパックを背負わなければいけませんが、Liveboxはポケットに収まるレベルです。
その一方で、ボタン1つで配信可能、内蔵電源でPC不要、という点は同じです。
Livepackは、価格的にプロ仕様ですが、Liveboxは会社やグループに1つという買い方ができそうです。
Liveboxは、最安値¥47,250円で販売しています。Liveboxで使いやすいスペシャルセットパックは¥57,750円で販売中です!ちなみに、Livepackはアメリカでの回線契約を含んでいることもあり、アメリカ国内のみでの貸し出しとなっています。