キーワードは「コスト削減」と「教育効果」2011年11月11日発行
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eラーニング導入こぼれ話 Vol.0063
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「最高の学びをすべての人に!」
こんにちは!いつも大変お世話になっております、株式会社キバンインターナショナルの田中です。
私たちキバンインターナショナルがこれまでにサポートさせて頂いたUstream配信の中には、視聴者数が数千~1万を超えるようなものがいくつかありました。
なぜ、そんなにたくさんの視聴者数が集まるのでしょうか。
もちろん、いろいろな要素があると思いますが、配信をサポートしている側の観点からすると「視聴者が飽きない画面作り」が挙げられます。
今回は、そんな画面作りをするための機材「スイッチャー」について、キバンインターナショナル生中継支援部 部長の長谷川よりご案内致します。
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●今回のポイント
1. 複数台のカメラで「飽きの来ない映像」を作る
2. スイッチャーが必要なケースとは
3. 体験談「スイッチャーって何だろう? 」
4. より高度なUstream配信「PCの画面2種類を切り替え」
5. おすすめスイッチャー VR-5
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【main contents】「飽きない映像」の影にはスイッチャーあり!
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●複数台のカメラで「飽きの来ない映像」を作る
こんにちは、キバンインターナショナル生中継支援部の長谷川です。
スイッチャーとは、複数のカメラからの映像を瞬時に切り替えるための機材です。
今回の話は、Ustreamやライブ配信などで使うスイッチャーという機材が中心です。
ライブ配信がテレビ局だけでなく、Ustreamなどを使うことによって一般的になってきた中でも、まだスイッチャーは一部の技術の高い方や、配信業者、放送局の人間しか使う機会がないのではないかと思います。
なぜならば、Ustreamなどでごく簡単な配信をする場合にはカメラは1台しか設置しないからです。
その一方で、生中継に限らず、テレビ・映画などでは必ず複数台のカメラを使って場面が切り替わります。
そうすることによって飽きのこない映像を作り出しているんです。
●スイッチャーが必要なケースとは
生中継でない番組ならば、複数台のカメラで撮影したものはまずテープやファイルに保存されて、編集の工程でパソコンソフトに取り込み、どのカメラのどのシーンを使うかを決定します。
ですから、こういった作業にはスイッチャーは必要ないのです。
ところが、生中継では後からいいシーンを集めるといったことができません。その場その場での判断が必要になるのです。
生中継だからこそ、瞬時にカメラを切り替えるスイッチャーが必要になるのです。
テレビで見る生中継は、野球やサッカーなどのスポーツ、政治会見、大晦日などの行事、特別なイベントなど、この瞬間が重要なものが多いことがわかります。
Ustreamでは、スイッチャーを活用することで途端に「流しっぱなし」ではない配信にすることができます。
今日はそんなスイッチャーという機材そのものを詳しく解説してみたいと思います。
●体験談「スイッチャーって何だろう? 」
スイッチャーという言葉を初めて聞いたのは、2010年の2月のことでした。それほど昔ではありませんが、その時は全くの素人でした。
カメラを切り替えるための機材だといわれて、機材の写真をみてみると、上下に動かすレバーのついた機材が映っていました。
このときに、基礎知識としてカメラにはHDとSDというものがあると知り(アナログテレビの画像がSD、デジタルテレビの画像がHD)、HDというのは綺麗で、カメラもテレビも対応しているけれど、まだスイッチャーは発売されていないらしいということがわかりました。
そこでスイッチャーはSDに対応したものを購入することになりました。見た目がシンプルなRoland社から発売されているV-4を慌てて購入しました。
今思うと、当時の自分たちの技術レベルから、それは非常に妥当な判断だったと思います。
テレビやカメラなどで使う黄色の映像ケーブル(コンポジットケーブル)を4つまで入力、どの映像を使うかを中央のレバーで選ぶというものでした。
PinP(ピクチャインピクチャ:画面の中に小窓のように別画面を入れる機能)もついていて、とても多機能だと感じました。
やることは非常にシンプルで、カメラ2台から黄色のケーブルを延ばして、V-4に入力して、Ustream用の機材に出力するケーブルをつけるというだけでした。
本番では、どちらの映像を使うかをビデオカメラの横についたプレビュー画面をちらちら見ながら切り替えレバーを動かしていきました。
また、V-4の姉妹機でより高機能なV-8にも興味を持ちました。こちらは、カメラに映っているものだけではなくPCの画面をカメラの画像のように取り込み、ライブ配信することができます。