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本日は、気象予報士講座第8章大規模な大気の運動より熱輸送のグラフの見方からピックアップします。

【熱輸送のグラフの見方】
赤い線が、全熱輸送のグラフのアップです。
例えば、地点 A では入ってくる熱よりも出て行く熱の方が多い、
つまり A 地点では余った熱を放出しているということです。
グラフの極値にあたる B 地点では、入ってくる熱量と出て行く熱量が同じ、すなわち釣り合っていという所です。
C 地点では、入ってくる熱量よりも出て行く熱量の方が少ない、つまり、 足りない熱を吸収しているということなのです。

輸送のグラフで大事なのは、「グラフの傾き」です

この場合、グラフの左側が北で北向 きを「正」と取っているので、グラフの傾きが左上がりの部分は余った熱を放出している地域であり、右上がりの所は不足している熱を吸収している地域ということです。
そして、 グラフの極値は、B 地点のように熱の収支が釣り合っているか、熱を吸収するだけか放出するだけで、
熱の双方向のやり取りがないということです。

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こんにちは。キバンインターナショナル武内です。
「てんコロ. 気象予報士講座 一般分野のちょー直前対策講義」では、つい流しがちな内容をピックアップしています。
二つ目は熱輸送について佐々木先生が解説しています。勉強にお役立てください。

「熱輸送グラフの見方」

細かい点線:南北直面内循環・・ 極循環、フェレル循環、
破線:擾乱に伴う波動・・・・・低気圧・高気圧など
実践:その合計

黄色の面積=輸送量ということになります。

北向きにポコッとなっているのは北向きの輸送量。
下向きは、南向きの輸送量。
全体、地球全体をみると下の面積が大きい。北向きより、南向きの面積の方が多い。

よって、南北鉛直内循環では、北半球から南半球に熱を輸送している。という意味になるわけです。ということを示していることが分かればいいわけです。

もう一点、緯度50度付近では、南半球も北半球も赤道向きに輸送していることがわかります。これは、フェレル循環に対応した熱の輸送になるということですね。

どっち向きにどうゆう熱が輸送されているのかが、このグラフからわかればいいわけです。数字にとらわれる必要はないよ、ということになります。もう一回、教科書をみて、熱輸送のグラフを見てくださいね。

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