タグ別アーカイブ: 気団性雷雨
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本日の用語チェックは、佐々木恭子先生の気象予報士講座 第9章 中小規模の大気の運動 メソ対流系 積乱雲からピックアップ。

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メソ対流系 積乱雲は通常は1個では存在せず、複数の降水セルが同時に存在して、メソスケールの 対流系を構成しています。
メソ対流系には、いくつか種類があります。

「気団性雷雨」

一般風の鉛直シアが弱い状況で発生しやすい。

夏季、太平洋高気圧に覆われた晴天の日に発生する雷雨は、この構造が多い。

「マルチセル型雷雨」

気団性雷雨の場合は、鉛直シアが小さいため個々の降水セルはそれぞれ勝手に一生を終えます。
ところが、マルチセル型雷雨は一般風の鉛直シアが大きく、セルが組織化されています。

乾いた空気が 雲内に流入

粒子が蒸発

冷えて下降気流

鉛直シアが大きいことで、生成・衰退の過程が繰り返されるのが、 マルチセル型雷雨です。

「竜巻・ダウンバースト 」
ダウンバーストと竜巻は、
ともに大災害の恐れがある非常にシビアな現象です。
竜巻は発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻きで、強い上昇気流によって発生します。
漏斗状や柱状の雲が地面付近にまで達する、目に見える現象です。
竜巻は移動方向 に沿って、線状に被害が及ぶのが特徴です。
ダウンバーストは発達した積乱雲の下に起こる非常に強い下降気流です。
竜巻と違って 目に見えません。地面に勢いよくぶつかり四方八方に広がりますので、
ダウンバーストによる被害は、竜巻が線状であるのに対して放射状に被害が及びます

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