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本日は気象予報士講座11章中層大気より成層圏の突然昇温についての理解度チェックです。確認してみてください。

「問題」
成層圏の突然昇温について述べた次の文章の空欄(a)~(d)に入れる語句の組み合わせとして正しいものを、1~5の中から一つ選べ。

真冬の極夜域では冷たい空気が存在し、成層圏には(a)バランスした極夜域が形成されている。
(b)の(c)が増大し成層圏に伝播することがある。
その影響により、冬から春先にかけて極夜渦が崩壊して、極域に(d)が生じ断熱昇温が起きることがある。
これを成層圏の突然昇温という。特に、北半球では極成層圏温度が数日で数十℃も上昇する場合がある。

「選択肢」
  (a)  (b)   (c)      (d)
1、地衡風 対流圏 プラネタリー波 下降流
2、地衡風 中間圏 プラネタリー波 上昇流
3、地衡風 対流圏 重力波     上昇流
4、傾度風 中間圏 重力波    下降流
5、傾度風 対流圏 山岳波    上昇流

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「解答」

 1
メカニズムが分かっていれば難しい問題ではありません。
極夜渦っていうのは地衡風の抵抗でできた低気圧のことです。そもそもそいうのが形成されています。
対流圏の大きな蛇行によってプラネタリー波が増大し成層圏に伝播することがあります。
伝播するのは冬だけです。経度側の暖かい空気が極側に移動してきた空気が上下に発散します。
その分の下向きの部分が下降気流になるということです。

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一つ目の中層大気では、佐々木先生が3つの覚えておきたい図の説明と問題を解説しています。
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「中層大気の復習問題!」
(問題)オゾンホールは極渦が弱い年ほど大規模に発達する傾向がある。



×「極渦が強いと大規模に発達する傾向がある。が正解」
ポイント:極渦
南北の気圧傾度によってできる、極周辺にできる流れ。
南半球では、大陸が少なく大規模な産学がないため東西方向の流れが強まり、極渦がビシッと形成される。

「極渦が強い」
=東西流が強く、南北の気圧傾度が大きい。つまり、極域の温度がより低いことを意味する。

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