●原因3:データ量
動画のデータ量が大きすぎることもまた、動画が再生できない原因となります。
主に留意すべき点として、動画の
1. 解像度
2. フレームレート
3. ビットレート
の3つがあります。
解像度は縦×横のサイズ、フレームレートは一秒間のコマ数、ビットレートは一秒間のデータ量です。
いずれも数値が大きいほうが高画質になります。
解像度は縦×横のピクセル数で表されます。フレームレートが大きいと動きが滑らかになり、小さいとカクカク動きます。ビットレートが大きいと、動画ファイルの容量が大きくなります。
仮に、300kbps のビットレートを割り当てたとしましょう。そしてフレームレートを15fps に設定したとします。すると、1フレームあたり20kbps のビットレートが割り当てられることになります。
しかし、30fps に設定すると、1フレームあたり10kbps のビットレートとなり、1フレームあたりのデータ量は半分に下がり、結果、画質も下がります。
このように、どれかひとつだけ大きければいいというものではなく、バランスも重要になってきます。なぜなら、端末、あるいはプレイヤーにより、これらの値の上限や下限が変化数するからです。その範囲外になると、動画は再生されません。
しかし、自分で丁度よく調整するのはなかなか難しいもの。
私たちキバンインターナショナルでは、使用している動画エンコードソフト TMPGEnc Video Mastering Works 5 のプリセットファイルを公開しておりますので、もしよければご利用ください。
参考:TMPGEnc Video Mastering Works 5 プリセットファイル
http://blog.elearning.co.jp/archives/25211.php
参考:GOM ENCODER プリセットファイル
http://blog.elearning.co.jp/archives/25179.php
●eラーニング動画:MP4Boxマニュアル
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━━(編集後記)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
たくさんの機種がでるのは、選択する側にはいろいろといい面がありそうですが、開発する側にはなかなか大変なようです。
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今後も役立つコンテンツを公開して参りますので、よろしくお願い申し上げます。