皆さんこんばんは、株式会社キバンインターナショナル 中村おりおです。今回は、誰でも簡単に、プログラム不要でeラーニング用のテストが作成できるソフトウェアQuizCreatorを利用して、過去問題集を作成してみたいと思います。
0.用意するもの
・過去問の原稿
今回は、財団法人全日本情報学習振興協会 様よりご協力を頂きまして、個人情報保護法検定の過去問を頂きましたので、こちらを利用致します。
・ScanSnap S1500
富士通製のスキャナです。紙媒体の原稿でも電子化(PDF化)してくれて、しかもOCR(画像データを文字に変換)してくれる優れものです。原稿が紙媒体しかない場合、この機材が重宝します。
・QuizCrator
プログラム不要で、誰でも簡単にテストを作成できるソフトウェアです。
ソフトウェアの詳細はこちら
1.紙データを電子化
ではさっそくやってみましょう。まずは、紙データを電子データに取り込みます。S1500では、A4サイズまでしか取り込めませんので、原稿の過去問題集は背をカッターで切り取って、A4サイズにばらしておきます。
2.画像をテキスト化
S1500 に付属のソフトウェアを利用して、画像データをテキスト化します。この作業の精度が低いと、次の問題作成の際に悲しいことになるのですが、Scan Snap付属のソフトウェア、精度はかなり良いようです。
3.QuizCreatorでテストに
択一式の問題の形式なので、Quizcreatorの単一選択方式の設問として取り込んでいきます。ここは、機械(というかプログラム)で自動化したいところですが、頑張って手作業でコピペしていきます。
(80問だと丸1日利用すると、だいたい出来上がります。そこから、入力ミスのチェックなどを行って完成です。)
これで、このような感じでのテストが作成できます。
作成サンプル(3問分)
このように、紙媒体しか原稿が存在しない場合でも、ちょっとした工夫と機材があれば簡単にテストを作成することができます。
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CATEGORIES eラーニングby.o.nakamura2009.11.04
記事の投稿者
中村 央理雄
株式会社キバンインターナショナルの取締役。代表取締役の西村とKiBANを創業しました。eラーニングの導入後の集合研修やLMSの導入サポートを担当しています。プログラム・デザイン・ネットワークなど、創業時は、いろんなことを経験しましたが、それらのノウハウを全部活かしてeラーニングの導入を支援しています。