キバンインターナショナルでは、動作の確認用として、Windows VIrtual PCによる仮想環境を使う場合があります。ところが、Windows 7を搭載している一部の機器では、Windows VIrtual PC上のゲストOSでは、マウスクリックや、文字入力などの操作全般が大幅に遅延する場合があるようです。キバンインターナショナル で支給されているノートパソコン、SONY VGN-Z92YSでは、まさにこの現象が現れてしまい、動作検証どころではなくなった為、解決方法を公開します。
■解決手順
- Windows XP Mode または Virtual PC を停止します。(休止状態でも大丈夫なようです。)
- コマンドプロンプトを開き、notepad “%LocalAppData%\Microsoft\Windows Virtual PC\Options.xml”と入力します。
- <virtual_machines> セクションに<enable_idle_thread type=”boolean”>true</enable_idle_thread>と追記します。
- Options.xml ファイルを保存し、Virtual PC を再起動します。
上記の4手順を実施すれば、恐らく解決しますので、同じようなことでお困りの方に役に立てばと思います。
もしも、手順2でメモ帳が開かず、手順3に進めない場合は、Windows Virtual PCの場合は、C:¥Users¥[ログイン中のユーザ名]¥AppData¥Local¥Microsoft¥Windows Virtual PC¥ のディレクトリに、Options.xmlが置いてあります。手順2でつまずいた方は試してみてください。
※隠しディレクトリになってる箇所がありますので、隠しディレクトリも表示するように設定してください。
何故こういったことが起きるか等、詳しいことが知りたい場合は、マイクロソフトサポートオンラインをご確認下さい。
Windows 7 の Windows XP Mode、Windows Virtual PC または Virtual PC 2007 上のゲスト OS では、対話的な操作全般が遅延する場合がある
http://support.microsoft.com/kb/978209/ja