キバンインターナショナルでは、SmartBrainや社内システムをPHPで開発していますが、そのソースコードは、Subversionで管理しています。社内でSubversionのサーバを運用していた時期もあるのですが、最近は外部のSubversion提供サービスを利用しています。
キバンインターナショナルが使っているSubversion提供サービスは以下の2つです。
1. beanstalk
100MBまでであれば無料で使えるサービス。SmartBrain開発の初期段階から利用しています。海外のサービスなので、ネットワークの遅延がやや気になりますが、実用上は問題ありません。コミットごとにAmazon S3のストレージと同期処理をしているそうなので、データ保全の面からも安心です。今のところ、プログラマーだけで利用しているので、Teamのライセンスで運用できています。月25ドルなので、自前でサーバを用意するより遥かに安いですね。単にSubversionを使えるだけでなく、Web上から、コミットログにコメントを書き込めたりと、付加的な機能も充実しています。
3ユーザ/100MB/1レポジトリであれば無料サービスを無期限で使えます。無料版は、HTTPS経由でアクセスできない、コミットのタイミングではS3と同期しないなど、業務用に使うには物足りない仕様になっていますが、個人で使うにはちょうどいいですね。
2.Backlog
Backlogは、本来、プロジェクト管理ツールなのですが、最近、Subversionの提供が始まりました。無料プランでも1レポジトリ、10MBまで利用できます。Beanstalkと比べると、無料で使える人数が10人なのが特長です。10MBというと、一瞬で使いきってしまいそうに感じますが、純粋にソースコードだけを管理するのであれば、結構つかえますよ。キバンインターナショナルでは、BacklogのSubversionを使って、オーサリングツール販売システムや、各種社内システムのソースコードを管理しています。
ソフトウェアを開発するにあたって、バージョン管理システムは欠かせないものです。たとえ、一人で開発しているとしても、バージョン管理を行うメリットは計り知れません。今までバージョン管理システムを使ったことがない人も、ぜひ、無料のサービスから使ってみてはいかがでしょうか?