メタンやCO2などの温室効果ガスは人類の行く末に大きな影響を与えるのではないかと懸念されていますが、実は、「Co2の吸収/排出のメカニズム」については、まだ分かっていない部分も多いそうです。今回は、そんな温室効果ガスの観測を行なっている、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測データ解析作業がいよいよ佳境に、との記事が、JAXAの機関誌「JAXA’s」36号に掲載されておりましたので、ご紹介します。
▼機関誌JAXA’s 036号より引用
メタンや二酸化炭素(Co2)などの温室効果ガスは、気候変動を通じ人類の行く末に大きな影響を与えると懸念されている。2010年暮れにメキシコで開かれたCOP16(気候変動枠組み条約締約国会議)でも12年までの各国の削減目標を定めた「京都議定書」の延長をめぐり、激しい議論が戦わされた。
温室効果ガスの削減は喫緊の課題と認識されているものの、コンセンサスの前提と成る「Co2の吸収/排出のメカニズム」については、まだ分かっていない部分も多い。地球規模で温室効果ガスの分布や変化を把握するという世界初のミッションに挑む「いぶき」は、まもなく打ち上げから3年目に入る。衛星の状態は良好で、日々の膨大なデータ量の観測データが取得され、JAXAと環境省、そして、国立環境研究所が共同であたる「いぶき」の、データ解析の現況を同研究GOSATプロジェクトリーダーの横田達也氏に聞いた。
機関誌JAXA’s 036号 は以下の、JAXAのWebサイトからダウンロード可能です。
閲覧用 http://www.jaxa.jp/pr/jaxas/pdf/jaxas036.pdf
印刷用 http://www.jaxa.jp/pr/jaxas/pdf/jaxas036print.pdf
※キバンインターナショナルの製品は、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の運用にも役立っています。