みなさん、こんにちは。 4dan4.jp 中小企業診断士資格支援コンソーシアム 総合プロデューサーの金高です。
今日の書籍紹介は、「新訳 科学的管理法―マネジメントの原点」です。
教材としてではなく、一般書として軽く流し読みしては如何でしょうか?
中小企業診断士の学習では、古典理論~行動科学や状況適応論へと発展した過程を学習します。
人間観でいうと経済人から自己実現人への変化です。
ともすると、
テイラーなどの古典理論が、動機付け(モチベーション)を考慮しなかったという誤解に発展する可能性がありますが、そうではないですね。
古典理論は、動機付け要因を「金銭的報酬」という唯一無二の手段で捉えただけであって、
動機付けを考えていなかったわけではないのです。
行動科学や状況適応論では、動機付け要因の内容が変化しただけです。
マネジメントの中に動機付けという概念を取り入れたテイラーの功績は大きいと思います。
テイラーの科学的管理法は、マネジメントの原点なので、
この書籍を読むとマネジメント理論の本質の一端を知ることができます。
企業経営理論の参考書籍として、何か得るところがあるのではないでしょうか。
写真にはありませんが、書籍の帯には野中郁次郎教授の
「テイラーを知らずしてマネジメントを語ることはできない」の言葉が本質を表しています。
ダイヤモンド社 新訳 科学的管理法-マネジメントの原点 フレデリックW.テイラー:著 有賀裕子:訳
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