そろそろ夏から秋の気配も近づいて、やってきました台風16号サンバ君。「大型で猛烈な台風16号」などとも形容されていますが、コレ、どの程度の強さなんでしょうか。「大型」とか「猛烈」という形は、報道機関が勝手に言っているわけではなくてきちんと基準があります。以下、気象庁のホームページからの引用を見てみましょう。
▼以下、気象庁ほホームページからの引用
台風の大きさと強さ
気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として,下表のように風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現します。 「大きさ」は「強風域(風速15m/s以上の強い風が吹いているか,地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲)」の半径で,
「強さ」は「最大風速」で区分しています。
さらに,強風域の内側で風速25m/s以上の風が吹いているか,地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を暴風域と呼びます。
階級 | 最大風速 |
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強い | 33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満 |
猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
階級 | 風速15m/s以上の半径 |
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大型(大きい) | 500km以上~800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
大型、超大型の台風それぞれの大きさは,日本列島の大きさと比較すると以下のようになります。
台風に関する情報の中では台風の大きさと強さを組み合わせて,「大型で強い台風」のように呼びます。ただし,強風域の半径が500km未満の場合には大きさを表現せず,最大風速が33m/s未満の場合には強さを表現しません。例えば「強い台風」と発表している場合,その台風は,強風域の半径が500km未満で,中心付近の最大風速は33~43m/sあって暴風域を伴っていることを表します。
なお,天気図上では,暴風域を円形で示します。この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲です。
なるほど、なるほど。
では、そもそも台風はどんな形をしていて、どのようなメカニズムで発生するのでしょうか。
そんな疑問には、てんコロ。佐々木恭子先生がお応えしているようですので、講座の一部を見てみましょう。