タブレットでのeラーニング学習が大学などで行われていますが、iPadでeラーニングを行う際の最適な動画フォーマットはどれなのでしょうか?
Apple社のiPad製品情報を見てみると以下のようにあります。
【iPad技術仕様】
http://www.apple.com/jp/ipad/specs/●H.264ビデオ:最高720p、毎秒30フレーム、最高レベル3.1のメインプロファイル(最高160kbpsのAAC-LC)、 48kHz、
●.m4v、.mp4、.movファイルフォーマットのステレオオーディオ
MPEG-4ビデオ:最高2.5Mbps、640×480ピクセル、毎秒30フレーム、シンプルプロファイル(最高160KbpsのAAC-LC)、
48kHz、
●.m4v、.mp4、.movファイルフォーマットのステレオオーディオ Motion JPEG
(M-JPEG):最高35Mbps、1280×720ピクセル、毎秒30フレーム、ulawオーディオ、.aviファイルフォーマットのPCMステレオオーディオ
最大35Mbpsの高ビットレート動画が再生可能であるとありますが、35Mbpsの動画は、どう考えてもeラーニングには適しません。
これは、iTunesなどを通じてiPadローカルに動画を入れている場合のビットレートです。
では、eラーニングにはどのくらいのビットレートで動画を用意したらよいのか。悩みますよね?
キバンインターナショナル でご利用のお客様の実例をご紹介すると、次のような運用をしています。
●ローカルネットワーク内の動画配信サーバから配信されている場合
WiFiを利用して問題なく高画質動画の視聴を目的とし、3Mbps程度でエンコードしています。但し、同時学習者が30名程度を想定してます。
現実的な数値としては、1Mbps程度でエンコードした動画を用意しておくと、ネットワーク負荷も少なく、快適に運用できるようです。
●インターネットを介して動画を配信している場合
例えば、社内で集団受講する場合、会社のインターネット回線と同時受講人数を計算して動画のビットレートを求めますが、
実際の運用としては512kbps程度で運用されるのが良いようです。
また、イー・モバイルやWiMAXを介して学習を行う場合は300kbps程度が再生実験の結果では良いようです。
eラーニングの管理者(教材の作成者)は、学習効果のある教材作りを目指すだけでなく、学習者が快適にストレス無く学習できる教材作りを目指すことも大切です。
キバンインターナショナルでは、お手持ちの動画を学習シチュエーションに最適なエンコードのお手伝いもしております。