中小企業診断士 1次試験直前対策のワンポイントアドバイスをお伝えします。
こんにちは。4dan4.jp 中小企業診断士資格支援コンソーシアム 総合プロデューサーの金高です。
今日の直前対策ワンポイントアドバイスは、財務会計・ファイナンス理論の一定成長配当割引モデルです。
平成21年度第13問で一定成長配当割引モデルから株式の投資家が要求する期待収益率(企業側から見ると資本コスト)を計算させる問題が出題されました。
一定成長配当割引モデルの基本式さえ分かっていれば、誰でも答えられる簡単な問題です。
このような問題を取りこぼさないために、今日は再度、一定成長配当割引モデルの基本式を確認したいと思います。
ご覧頂いたとおり、理論株価は、配当金額を期待収益率から配当成長率を差し引いたもので除せば簡単に計算できます。
この時期なので、「なぜ、この式になるの」は捨ててください。
試験対策として、以下の項目だけは理解しておきましょう。
株式は債券投資などと違い、投資から得ることが出来るキャッシュフロー(配当と売却価格)が不透明です。
そのため、
どうしても債券投資以上の収益率を投資家は期待(要求)します。
この期待(要求)収益率は、企業から見れば資本コストとなります。
一定成長配当割引モデルの一般式の注釈である(r>g)の考え方ですが、
一時期、配当が異常に成長することがあったとしても、いずれ、企業成長は落ち着くため、
長い期間を考えると、配当成長率が期待成長率を上回ることはないと考えます。
ゼロ成長モデルは、P=D/r、一定成長配当割引モデルはP=D/(r-g)
この基本の二式をおさえておくだけで、1問は確実にゲットできます。
本試験まであと18日!
暑さに負けず、体調に留意して、全力で頑張ってください。
Ustreamによる1次試験直前対策 7月25日月曜日 21時スタートです。
こちらも期待してください。よろしくお願いします。
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