今日は休日なので、半ばネタ記事で。よく、「キバンインターナショナルの人はなぜあんなに柔軟なのか(頭の柔らかさ的に)」といったことを言われます。今回はその秘密に迫ってみたいと思います。
キバンインターナショナルは、セイコービルの4Fにありますがエレベーターやエスカレーターといった文明の利器はなくひたすら己の脚力で体を運んでいく他ありません。逆に言うと、キバンインターナショナルで働く者はすべて、毎日、4Fまでの階段を上り下りする、というわけです。
しかも、この階段による運動は平地での運動と比べて3~4倍の運動量(上昇時)を誇ります。階段で1F~4Fまで3分かかるとすると、平地での運動に換算すると約10分程度になります。(1階部分が中2階構造なので、実質5Fぶん登ります)実はこの運動が、しかも、毎日行われていることが、脳に対してかなり効果的に作用するようなのです。
人間、つまり略してホモサピの発生からの期間を振り返ると、現在のように、何時間もほぼ座ったままという環境は希だったかと思われます。数十万年の歴史の中で、100年か数十年程度じゃないでしょうか。このように座ったままでいる、ということは。(その昔に何時間も座ったままでいたら、サバンナか森のなかで誰かのお昼ご飯になっていますから。)
という訳で端的に言うと、人間の脳は座ったままの時間が多いというこの状況にまだ適応できていないようです。(ちなみに、数万年前のその頃は1日に20キロは歩いていたそうです。)
「ブレイン・ルール」(著:ジョン・メディナ)によると、1日20分程度の運動でも効果的であり、この効果は脳の様々な活動(認知とか)を全体的に底上げする効果があるそうです。しかも、この効果は運動しなくなるとすぐに損なわれる、という性質を持っているそうです。(脳細胞そのものが変わるのでなく、それを取り巻く血管などが、運動の刺激によって拡張し、運動しなくなると元に戻るかららしいです。)
いぜん、@ebi9696 さんに、「頭のいい人が全力でバカをやっている会社」的な事をいわれた記憶がありますが、そういったものは、このような毎日の運動によって培われている可能性があるわけです。
参考
4Fまで歩いて何分か図った動画が無かったので、駆け上った場合の時間計測。駆け上ると1分ほどのようです。
教訓
組織の生産性に悩むリーダーは、今すぐあなたの組織を高層建築の高層部に引っ越してエレベーターを破壊すべき!
※冒頭にも書きましたが、今回はネタ風味記事です。