本日は、てんコロ。気象予報士講座 第11章 中層大気の運動からオゾンの輸送についてです。
確認してみてください。
∴‥∵‥∴‥∵てんコロ。気象予報士講座より‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴
オゾンは低緯度の高度25km付近で多く作られる。
それには2つ主な理由があり、
一つは低緯度の方が太陽からの紫外線を多く受けられるということ、
そしてもう一つは酸素分子と原子の数がほどよいバランスで存在しているため、
衝突のチャンスが多いということでした。
低緯度の上空で作られたオゾンは、そのまま留まるわけではありません。
中層大気のラグランジュ的子午面循環を見てみましょう。(画像参照)
「ラグランジュ的」とは、例えば空に風船を放った時に追跡した結果の、
位置の変化を決めた図です。
実際には風船を飛ばしたりしていませんが、そういう考え方の元に理論的
に決定した図ということです。
上の図では、今オレンジで成層圏の高度を示しています。
その成層圏の下部、高度30kmより下の層では、青矢印で示したように熱帯対流圏界面
で吹き出した空気が、両半球の中緯度へ向かう流れがあります。
この下部成層圏の子午面循環を「ブリューワードブソン循環」と言います。生成されたオゾンは、冬の間この流れに乗って、せっせと冬極域に輸送されています。
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